
この1年、金融機関の基幹システムを取り巻く環境は大きな転換期を迎えています。
みずほ銀行による勘定系システム「MINORI」のAWS移行検討や、ソニー銀行、福島銀行、島根銀行などによるクラウド活用の拡大に見られるように、金融システムのモダナイゼーションは着実に進んでいます。
こうした動きの本質は、単なるクラウド移行ではありません。変化の激しい市場環境や新たなサービスへの対応力を高めるため、金融機関はシステムのオープン化や柔軟なアーキテクチャへの転換を進めています。
その中で、オープンソースソフトウェア(OSS)の活用は重要な選択肢となってきています。
スマートフォンアプリやカード明細照会などの周辺システムでは、OSSの活用はすでに一般的なものとなりました。一方で、勘定系をはじめとする基幹領域では、高い信頼性や可用性が求められることから、長らく商用製品が中心に採用されてきました。
しかし近年では、コスト最適化に加え、システムの柔軟性や将来の拡張性を見据え、OSSを前提としたアーキテクチャの検討が進んでいます。
いま問われているのは、「OSSは金融システムで使えるのか」ではなく、
「金融システムのどの領域で、どのように活用するのか」です。
PostgreSQLもこれまで、金融システムで「利用可能か」を検証する段階にありました。しかし現在は、「どの領域で活用し、どのようなアーキテクチャで運用するか」を検討するフェーズへ移っています。
本セミナーでは、金融システムを取り巻く最新動向を整理しながら、オープン化、セキュリティ、リアルタイムデータ連携、高可用性アーキテクチャについて、業界事例やPoCで得られた知見とともにご紹介します。
次期システムの方向性を検討している方、現行環境の将来性や運用に課題を感じている方、これからの選択肢を整理したい方におすすめのセミナーです。
「まだ先の話」として見送るのか。それとも、将来の選択肢を広げるために、いまから検討を始めるのか。
金融システムにおけるOSS活用の現在地を捉え、次なる一手を考えるきっかけを、ぜひお持ち帰りください。
| 日時 | : | 2026年10月7日(水) 13:30~16:00 (受付開始 13:00) |
| 会場 | : | JJK会館 2F 多目的ホール 東京メトロ日比谷線、都営浅草線 東銀座駅 6番出口から徒歩2分 [会場アクセス] |
| 主催 | : | 株式会社SRA OSS |
| 参加費 | : | 無料(事前登録制) |
| 定員 | : | 80名 ※申込多数の場合は、抽選とさせていただきます |
金融業界では、AI活用やリアルタイム連携の拡大に伴い、システムに求められる要件が大きく変化しています。
オープン化、高可用化、データ活用の高度化が進むなか、OSSは金融システムを支える重要な選択肢となっています。
本セッションでは、金融システムの未来について次の4つの視点から考察します。
金融システムのDB選定では、性能やコストに加え、認証・権限管理・監査・暗号化などのセキュリティ要件が重要な判断材料となります。本セッションでは、代表的なセキュリティ要件を例に、PostgreSQL標準機能や周辺OSSによる対応方法を紹介します。さらに脆弱性対応や長期運用、サポート体制など、エンタープライズ環境でPostgreSQLを活用する際の考え方について、具体例を交えながら解説します。
企業システムでは、データ分析やシステム連携の高度化に伴い、業務データをリアルタイムに連携するニーズが高まっています。 本セッションでは、金融系基幹システムにおけるDBオフロードPoCを題材に、PostgreSQLを起点としたCDCアーキテクチャを紹介します。Debeziumを活用した異種DB連携の構成や、バッチ処理からの移行によるデータ鮮度向上、業務DB負荷軽減などの効果に加え、実案件で得られた知見や課題について解説します。
PostgreSQLは継続的に進化しており、活用できる領域も広がりつつあります。
本セッションでは、PostgreSQL 19で注目されるテンポラルテーブルを取り上げ、履歴管理や時系列データ管理が求められる金融業務における活用可能性を解説します。
金融サービスでは、安定稼働に加えて、高い可用性や災害対策、将来的な拡張性が重要になっています。
本セッションでは、PostgreSQL互換の分散データベースであるYugabyteDBを取り上げ、高可用性を実現するデータ基盤アーキテクチャの選択肢をご紹介します。
本セッションでは、これまでの各講演を振り返りながら、金融システムに求められるオープン化・リアルタイム連携・高可用化の要件を再整理します。そのうえで、OSS活用を持続的な価値へつなげるためのエコシステムの重要性と、SRA OSSが果たす役割についてご紹介します。
セミナー本編後には、登壇者や金融業界のお客様をご支援している弊社担当者との「個別無料相談会」をご用意しています。
(15:30~16:00予定)
「自社環境への適用は可能か?」
「現行システム構成からの移行はできるのか?」
「何から検討を始めるべきか?」
といった導入・検討に関するご質問はもちろん、日常業務の課題や今後の取り組みについても幅広くご相談いただけます。
情報収集や意見交換の場としても、ぜひお気軽にご活用ください。
SRA OSSは、オープンソースソフトウェア(OSS)に特化した事業を展開する専門企業です。
RDBMSのPostgreSQLをはじめ、監視ツールのZabbix、分散メッセージングシステムのApache Kafkaなど、30種類以上のOSSに関するサポートサービスを提供しています。
弊社は、1999年に日本で初めてPostgreSQLの商用サポートとトレーニングを開始しました。
現在では、PostgreSQL公式サイトにおいて、プロジェクトへ継続的に技術貢献する企業(Contributing Sponsor)として掲載されています。また、社内には以下の技術者が在籍しています。
本イベントでは、Significant Contributorの内、2名が登壇します。

NTTデータにて、金融機関向けシステムの開発・技術支援に従事し、大規模システムのオープン化やモダナイゼーションを推進。
金融システムの変革とOSS活用に長年取り組み、現在はOSSビジネスおよびオープン化推進を統括している。

SRA OSSにて、データベース事業全体の技術トップを務める。20年以上にわたり、PostgreSQLを中心としたコンサルティング、サポート、トレーニング業務に携わっている。現在は、エンジニア育成やサポート品質向上などに注力している。

PostgreSQLを中心としたOSSの導入支援および研究開発に従事。
PostgreSQL本体やDebeziumなどのOSS開発にも継続的に参加し、機能改善や不具合修正に取り組んでいる。2024年10月にPostgreSQL Significant Contributorに認定。
共著『PostgreSQL徹底入門 第4版』

入社以来、20年以上にわたってデータベース分野の技術支援・コンサルティングに従事。
導入から運用まで数多くのプロジェクトを支援し、豊富な実務経験と知識を有する。
2024年12月にPostgreSQL Significant Contributorに認定。日本PostgreSQLユーザ会の理事も務めている。共著 『これからはじめる PostgreSQL入門』
株式会社SRA OSS セミナー担当
Tel. 03-5979-2701
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