SRA OSS

Interop Tokyo 2014 出展報告

SRA OSSとZabbixの開発元であるZabbix社とのアライアンスによる、公式サポートサービス
最新のZabbix公式安定バージョンを完全にサポート、使い方から障害対応まで、ソースコードレベルでの高品質な対応。
大規模な利用でも安定稼働する「Zabbix DBとしてPostgreSQLを利用」の場合はPostgreSQLまで含めてトータルサポート。

Zabbix 公式サポート

2014年6月11日から13日まで幕張メッセで開催された「Interop Tokyo 2014」に、監視システムの Zabbix社 と共同出展で SRA OSS, Inc. 日本支社 が初参加しました。

2014年で21回目を迎える本イベントは、「Interoperability(相互運用性)」をテーマに、インターネットとデジタルメディアの最新機器、技術、サービスが一堂に集まるITの祭典。

今回も13万人を超える来場者数が詰めかけ、IT技術やサービスの最新トレンドが飛び交いました。

Zabbix 社は、本イベントへの参加は2回目となります。Zabbix 認定パートナー企業である SRA OSS, Inc. 日本支社 は、PostgreSQL データベースでのビジネス経験を活かして、独自の Zabbix ソリューションを展示しました。

Interop Tokyo 2014 に初参加した、弊社社員の感想です。

「専門的で、非常に高いレベルの技術やサービスが展示されている印象があります。

新しいテクノロジーを目の当たりにすることができて、発見に満ちたイベントでした」 (SRA OSS, Inc. 日本支社 マーケティング部 部長 稲葉 香理)

「Interop Tokyo では、今回のテーマのひとつである SDN(Software-Defined Networking)に興味を持ちました。

これまでハードウエアで組んでいたネットワークが、ソフトウエアで、つまりブログラミングで組めるようになるという技術で、SDN によって、より高度な仕組みが可能になります。

最近、お客様からよく問い合わせをいただくテクノロジーでもあり、そういった技術を、今後、Zabbix にも反映させていきたいと思いました」(SRA OSS, Inc. 日本支社 マーケティング部 技術グループマネージャー 盛 宜陽)

赤い帯に白抜きのロゴが人目をひく Zabbix のブースには、ラトビアから来日した Zabbix社 CEO の Alexei Vladishev氏 も応援にかけつけスピーチを行うなど、ひときわ注目を集めていました。

世界最大規模のデモンストレーションに採用された Zabbix

Interop Tokyo では、例年、ShowNet と呼ばれる、イベント会場のネットワークを参加企業の技術を集結して作るという試みを実施しています。

この、ネットワークの世界最大規模のライブデモンストレーションに、2014年度の監視サーバーとして Zabbix が採用されました。

PostgreSQL 9.2 をデータベースに、Zabbix 2.2.3 をカスタマイズした監視システムです。

ShowNet用 監視システム構築には、2週間前後の時間をかけて取り組まれました。

準備段階では、イベント展示用に作られた最新技術システムとの調整に注力が注がれました。

SRA OSS, Inc. 日本支社 もこの構築に参加し、Zabbix DB となる PostgreSQL の導入とチューニングを行いました。

ShowNet の監視システム規模は、下記のとおりです。

ShowNet では、ハードウエアのスペックが最新だったこともあり、大規模環境に強い Zabbix + PostgreSQL の稼働は快適そのものでした。

本作業に参加した弊社社員のコメントです。

「Zabbix バージョン2.2.3 のパフォーマンスの良さを実感することができました。

Zabbix 2.2 で、パフォーマンス改善がされているのを認識していたのですが、実システムの監視構築で、それを体感することができました。

Zabbix の古いバージョンをお使いでパフォーマンスの懸念があるユーザがいらっしゃったら、ぜひ 2.2 の採用を検討して欲しいです。」

Zabbix エンタープライズ向けソリューションの発表

SRA OSS, Inc. 日本支社 は、Zabbix 共同出展ブース内で、Zabbix のソリューション2種を展示しました。

一つ目が、PostgreSQL用 Zabbix 監視モジュール「pg_monz(ピージーモンズ)」。

二つ目が エンタープライズ向けソリューションとしての「快適監視画面」と「可用性の向上」を実現する Zabbix サーバの構成例の展示です。

PostgreSQL用 Zabbix 監視テンプレート「pg_monz(ピージーモンズ)」

pg_monz(PostgreSQL monitoring template for Zabbix =ピージーモンズ)とは、Zabbix で PostgreSQL の各種監視を行うためのテンプレートです。

Zabbix のディスカバリ機能により、新しいデータベースやテーブルを自動検出し、監視を自動的にスタートさせることができます。

このテンプレートでは、PostgreSQL 内部情報など、DB管理者には欠かせない細かな情報を監視できるのが特徴です。

さらに収集されたデータは、Zabbix のグラフ機能で視覚的に表示させることができます。

たとえば24時間365日、止まらないことを要求される基幹業務を遂行するような業種、あるいはデータベースの内部情報を逐次収集する必要があるミッションクリティカルな企業は、このモジュールによって、パワフルなデータベース PostgreSQLの活用が可能になります。

pg_monz で監視できる機能の代表的なものは、次の通りです。

エンタープライズ向けソリューション「可用性の向上と快適監視画面」

SRA OSS, Inc. 日本支社 の考える Zabbix のエンタープライズ向けソリューションのポイントの1つに可用性の向上があります。

Zabbix システムが停止してしまうと監視が停止、システムの異常を検知できなくなります。

そのため、Zabbix サーバの冗長化が必要です。

SRA OSS, Inc. 日本支社 は、各種HAクラスタ(LifeKeeper、CLUSTERPRO、Pacemaker)を組み合わせて、Zabbix の冗長構成をとれるようにしています。

次に、エンタープライズ向けの構成の提案として、「快適監視画面」を考えています。

Zabbix で監視対象機器が膨大になり、かつさまざまな観点での画面表示を設定すると、運用管理者がみる管理画面の負荷が非常に高くなります。

これは、監視データを同時に Zabbix DB に書き込みながら、Zabbix DB に高負荷なクエリを実行させて画面表示するので、Zabbix DB に多大な負荷がかかります。

Zabbix システムの負荷が集中するのは、この Zabbix DB ということもあり、この Zabbix DB の負荷軽減案を実現させました。

具体的には、Zabbix DB に PostgreSQL を採用、標準のストリーミングレプリケーションの機能で、Zabbix DB をレプリケーション。

監視画面は、pgpool-II という PostgreSQL用 のミドルウェアを通じてアクセスし、書き込みはマスターへ、検索はスレーブへとし、Zabbix DB の負荷をトータルで下げることに成功しました。

こちらは、試験展示ですが、今後、エンタープライズでの Zabbix 構成の提案に活用できるソリューションです。

エンタープライズ向けの構成は、徐々にお客様のニーズも増えてきています。今回の展示を機に、採用される機会が増えていけばと考えています。

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