2010 年 2 月 25 日
SRA OSS, Inc. 日本支社
2010 年 2 月 25 日 (東京) 発 – SRA OSS, Inc. 日本支社 (日本支社: 東京都豊島区、取締役支社長: 石井達夫、以下 SRA OSS) は、開発を全面的に 支援しているオープンソースのメールソフト Sylpheed(シルフィード) のバージョン3.0を 2010 年 2 月 24 日に公開しました。
Sylpheed は、SRA OSS に在籍する山本博之がオープンソースソフトウェアとして公開を始めた、軽量、かつ高機能で使いやすいメールソフトで、Linux、 Windows、Solaris、BSD Unix、Mac OS X などの幅広い環境で動作します。
SRAOSS は、2006年より山本博之を雇用、開発を全面的に支援するとともに、Sylpheed の技術を応用して、ビジネスパーソン向けの高速全文検索メールソフト「Sylpheed Pro」(シルフィードプロ)、組み込み用途向けのメールライブラリ「LibSylph」(リブシルフ)などを展開しています。
5年ぶりのメジャーアップデートとなる Sylpheed 3.0 は、マルチスレッド対応による操作性の向上、アドレス帳機能の向上、Gmailにも対応した新しいセットアップ画面、処理速度の向上、プラグイン機能の追加、Windows 7 対応などを中心として、新規ユーザにも、既存のユーザにとってもさらに快適で使いやすいメールソフトになっています。
その他を含めると、2.0 のリリース以降 383 もの機能追加や改良が行われています。
Sylpheed 3.0 の主な変更点の詳細は以下の通りです。
メールの受信や振り分け、IMAP フォルダへのアクセスなどを行っている場合でもメール作成などの他のユーザの操作が妨げられなくなり、より快適に操作できるようになりました。
また、長時間かかる処理の進行状況の表示や、クイック検索の絞り込み状態を分かりやすくするなど、直観的にわかりやすいインタフェースになりました。
大幅な機能向上が行われ、絞り込み表示とソート、送信先アドレスの自動登録機能、振り分けや検索においてメールアドレスがアドレス帳に存在するかを条件として指定できるようになりました。
これにより、アドレス帳の操作や整理がより効率的に行えるようになりました。
インストール直後に行うセットアップ画面の設定が簡単になり、よりスムーズに使い始めることができるようになりました。
また、Gmail アカウントの設定も容易に行うことができるので、 会社や個人のメールアドレスを Sylpheed 1つで使い分けることも可能です。
メッセージサマリのキャッシュ処理の改善により、新着メールを多数含むフォルダを表示する時間が半分以下に短縮されました。
これにより多くのメールを受信する方の作業効率の アップが可能です。
Sylpheed に機能追加ができるプラグイン機能を追加しました。
プラグイン開発のための API も公開されています。
これにより、サードパーティによる機能拡張が容易になりました。
これらを含め、Sylpheed 2.0 のリリース以降 383 の機能追加や改良がおこなわれています。
Sylpheed はオープンソースソフトウェアとして公開されています。
ダウンロード、コミュニティメーリングリストへの参加は、Sylpheed 公式サイトをご覧ください。
Sylpheed は、「風のように早く軽快に」をモットーに開発されたオープンソースのメールソフトで1999年に誕生しました。
軽くて使いやすい点が高い評価を受けており、2009年7月から12月までの半年で 100,000以上のダウンロード実績があります。
Sylpheed 開発者の山本博之は SRA OSS に在籍、2007年にはSylpheed の開発の功績が認められ 2007 年度 IPA OSS 貢献者賞を受賞しています。
SRA OSS は、オープンソースソフトウェア (OSS) の普及と発展を目指し、国内独立系 SI ベンダーである株式会社 SRA の 100% 子会社として 設立されました。
本社を米国カリフォルニア州に構え、ワールドワイドな OSS ベンダーを目指しています。
日本では、PostgreSQL を始めとした OSS のサポート、製品販売、コンサルティング、トレーニングといった事業を展開しています。
SRA OSS, Inc. 日本支社
マーケティング部 広報グループ 稲葉
Tel: 03-5979-2701
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