本記事では、Linuxの分散ストレージシステムであるDRBDの最新版であるDRBD9とPacemakerを組み合わせた構成について、基本的な構成でのインストール手順およびDRBD8の場合との違いなどについて解説していきます。
1. DRBD9について
DRBDは複数台のLinuxサーバで、ネットワーク経由で共有ストレージを構築するためのシステムです。
DRBD9はDRBD8.xから以下のような機能が強化されています。
- 自動プロモーション機能によりマウント時に自動でプライマリへの昇格・セカンダリへの降格が行えるようになった
- drbdmanage コマンドによりノードやボリュームの追加・削除が簡単に行えるようになった
- 1階層で最大31ノードまでの多ノード構成が可能(DRBD8まではスタック構成のみ可)
特に、自動プロモーション機能によりPacemakerでクラスタを組む場合に大幅に設定を簡略化できるようになりました。


