前回の記事では、分散データベース YugabyteDB のユースケースについて紹介しました。
YugabyteDB はオンプレミスやクラウドはもちろん、マルチクラウドやハイブリッドクラウドも含め、様々な環境に対応しております。また、YugabyteDB では構成パターンや構成オプションが多く用意されており、アプリケーション要件に応じて、柔軟に環境や構成を選ぶことができます。
前回の記事では、分散データベース YugabyteDB のユースケースについて紹介しました。
YugabyteDB はオンプレミスやクラウドはもちろん、マルチクラウドやハイブリッドクラウドも含め、様々な環境に対応しております。また、YugabyteDB では構成パターンや構成オプションが多く用意されており、アプリケーション要件に応じて、柔軟に環境や構成を選ぶことができます。
前回の記事では、分散データベース YugabyteDB の概要や特長、アーキテクチャについて紹介しました。
RDBMS と NoSQL にはそれぞれの得意不得意がありますが、YugabyteDB はそれぞれの不得意な部分を補い、RDBMS と NoSQL の両方の特長を融合して設計されたデータベース技術です。YugabyteDB を使用することで、データの厳密な一貫性を保ちながら、水平方向スケーラビリティ、高可用性を実現できます。
YugabyteDB を導入する前に、YugabyteDB が適したユースケースを理解することが重要ですので、今回の記事では、YugabyteDB のユースケース、従来のデータベースソリューションとの使い分けのポイントについて紹介します。
クラウドネイティブの登場でアプリケーションのアーキテクチャが変化しており、その変化に追随するためにスケーラビリティ、高可用性、アジリティを備えたデータベースが求められるようになっています。長い歴史を持つ RDBMS は ACID 特性という概念に基づいて設計されており、データの一貫性が保証されていますが、拡張困難という弱点があります。一方、NoSQL はデータの一貫性を犠牲にすることで、水平方向拡張性や高い処理性能を実現しています。
RDBMS と NoSQL にはそれぞれの得意不得意がありますが、分散 SQL データベースはこのような拡張性と一貫性のトレードオフをなくし、RDBMS と NoSQL の両方の特長を融合して設計されたデータベース技術です。
現在様々な分散 SQL データベース製品が開発されていますが、その中で PostgreSQL および Cassandra との互換性を持つ、代表的なものとして YugabyteDB という製品があります。本記事では、YugabyteDB の概要、特長、アーキテクチャについて紹介します。