このドキュメントは2020年1月28日にリリースされたZabbix 4.4.5のリリースノートの日本語訳です。
ダウンロードはZabbixダウンロードより行えます。
以下はリリースの詳細と、最新情報およびドキュメントを補足するその他情報について記載しています。
不具合修正
- メンテナンス期間の every フィールドのバリデーションが修正されました。(ZBX-10240)
- Windows の vfs.file.time のファイル変更時間が修正されました。(ZBX-17164)
- ユーザーがメディアタイプ webhook パラメータ名、スクリプトおよびメニューエントリ名、URL フィールドに空白スペースを入力できるように修正されました。(ZBX-17135)
- メモリリークと誤った型キャストが修正されました。(ZBX-17036)
- SELECT FOR UPDATE のロックを追加することにより、プロトタイプの削除中の SQL エラーが修正されました。(ZBX-16811)
- 属性のディスカバリを使用する場合、abbix Java Gateway に対して属性の一括収集が追加されました。(ZBX-17002)
- Coverity によって報告された Time of check to time of use の問題が修正されました。(ZBX-16960, ZBX-16961, ZBX-16964)
- alert manager のメモリリークが修正されました。(ZBX-17153)
- トリガーのないイベントに対する event.get および problem.get の 「opdata」プロパティが修正されました。(ZBX-16901)
- オーディオがサポートされていないデバイスへの通知の提供が修正されました。(ZBX-16902)
- JsonPath 関数処理のクラッシュが修正されました。(ZBX-17127)
- Oracle データベース使用時の maintenance テーブルのデッドロックが修正されました。(ZBX-17080)
- icmppingloss が最初の 400 ping のレスポンスより後の全てを失敗としてカウントしていた不具合が修正されました。(ZBX-16907)
- 長いパスワードでユーザーを作成するときの不具合が修正されました。(ZBX-17090)
- 値が int32 を超える場合の httpstepid 検証が修正されました。(ZBX-16325)
- 32bit のプラットフォームで Zabbix agent 2 のビルドに失敗する不具合が修正されました。(ZBX-17113)
- Web シナリオのステップでタイムアウトを 0 で設定できる不具合が修正されました。(ZBX-17078)
- 32bit のアーキテクチャにおけるアイテムアプリケーションのディスカバリ中の重複エントリエラーが修正されました。(ZBX-16997)
- SVG グラフウィジェットの設定フォームでのスクロールバーの表示が修正されました。(ZBX-17102)
- メンテナンスで「A non well formed numeric value encountered」エラーが出力される不具合が修正されました。(ZBX-17049)
- グラフ軸に対する検証メッセージが区別できない問題およびオーバライドにおける統合されたグラフの検証メッセージが修正されました。(ZBX-16866)
- DB2 のデータインポートスクリプトが修正されました。(ZBX-16972)
- コードのスペルミスが修正されました。(ZBX-16481)
- 軸ラベル計算の修正が元に戻されました。(ZBX-1977)
- フォームのエラーにより、動的に追加削除できる行で以前の入力が失われる不具合が修正されました。(ZBX-16894)
- 複数選択フォームの下に部分的に表示される aria-live メッセージが修正されました。(ZBX-17019)
- イベント相関関係の条件式における not 演算子が修正されました。(ZBX-16966)
機能追加・改良
- 埋め込み JavaScript テスト用の zabbix_js コマンドラインユーティリティが追加されました。(ZBXNEXT-5671)
- マウントされたファイルシステム情報と関連するメトリックを JSON 形式で収集する新しいキー vfs.fs.get が追加されました。(ZBXNEXT-5490)
- 「Template App Haproxy」 が追加されました。(ZBXNEXT-5636)
- メディア「pagerduty」が追加されました。(ZBXNEXT-5549)
- 「Template DB Redis」 が追加されました。(ZBXNEXT-5472)
- value cache 内の未使用または削除済みアイテム値のハウスキーピングが追加されました。(ZBXNEXT-5239)
- メディア「slack」が追加されました。(ZBXNEXT-5562)
- Agent2 の redis プラグインが追加されました。(ZBXNEXT-5428)
- Agent2 ファイルプラグインに Windows サポートが追加されました。(ZBXNEXT-5680)
- script.get() メソッドに入力パラメーターの厳密な検証が追加されました。(ZBX-3783)
- 複数選択によるテンプレートリンクおよび Ajax によるマクロリストのロードが改良されました。(ZBXNEXT-5473)
https://www.zabbix.com/rn/rn4.4.5
インストールおよびアップグレードについて
インストール
詳細はZabbixマニュアル(英語)を参照してください。
アップグレード
Zabbixバイナリを再コンパイルし、フロントエンドのPHPファイルを更新します。Zabbix 1.8.xからの移行の場合はデータベースパッチを実行します。詳細なアップグレード手順についてはZabbixマニュアル(英語)を参照してください。