このドキュメントは2019年12月19日にリリースされたZabbix 4.4.4のリリースノートの日本語訳です。
ダウンロードはZabbixダウンロードより行えます。
以下はリリースの詳細と、最新情報およびドキュメントを補足するその他情報について記載しています。
不具合修正
- デフォルトのデータベースデータに欠落している webhook パラメーターが追加されました。(ZBXNEXT-5386)
- 出力前の URL 検証が修正されました。(ZBX-17101)
- プラグイン固有のパラメーターが設定されていない場合、Zabbix agent 2 のプラグイン設定が呼び出されない不具合が修正されました。(ZBX-17070)
- Zabbix のデータベースとして PostgreSQL を使用している場合の LLD マクロの置換が修正されました。(ZBX-17062)
- 関数のシグネチャが修正されました。(ZBX-16929)
- 稼働レポートに欠落している GET パラメーターが追加されました。(ZBX-16804)
- 高 DPI モニタでのグラフウィジェットの寸法の不具合が修正されました。(ZBX-16286)
- PHP の Fileinfo 拡張モジュールが存在しない場合に、ユーザープロファイルおよびユーザー編集フォームで発生する致命的な不具合が修正されました。(ZBX-16848)
- ヒストリのプレーンテキスト表示での誤った二重引用符が修正されました。(ZBX-16684)
- インターネット接続が遅い場合のウィジェットの保存が修正されました。(ZBX-16918)
- 大きな ID を持つ HTTP エージェントアイテムの「interfaceid」フィールドの検証が修正されました。(ZBX-16903)
- PHP 7.4 のサポートが修正されました。(ZBX-16751)
- アクションおよびイベント相関関係の実行条件において「タグの値」が「タグ」と表記される不具合が修正されました。(ZBX-16879)
- JSONPath の保存前処理でのコンテキストアウェアな LLD マクロ展開が修正されました。(ZBX-16459)
- テンプレートの一括更新での複数選択ボックスの検索候補が修正されました。(ZBX-16911)
- スタートアップ時にメモリ使用量が多くなる不具合が修正されました。(ZBX-9084)
- Zabbix agent 2 のパッシブチェックのタイムアウトによりプラグインの容量が使い果たされる不具合が修正されました。(ZBX-17058)
- NetBSD でのビルドの失敗が修正されました。(ZBX-16932)
- ウィジェットのポップアップウィンドウとともにリクエストがキャンセルされない不具合が修正されました。(ZBX-15041)
- screen.get API の出力から templateid が削除されました。(ZBX-16111)
- Chrome における Zabbix サーバ停止時に表示される警告メッセージの幅が修正されました。(ZBX-16919)
- グラフウィジェットのスクロールが消える不具合が修正されました。(ZBX-16954)
- ウィジェットの垂直方向の伸縮の不具合が修正されました。(ZBX-16995)
- 「深刻度ごとの障害」ウィジェットでの未定義のオフセットが修正されました。(ZBX-16978)
- アイテムフォームの「データ型」フィールドが読み取り専用の場合に必須としてマークされる不具合が修正されました。(ZBX-16944)
- 利用可能なコンテキストメニューがない場合に、ハンドカーソルを持つイメージマップ要素が修正されました。(ZBX-16912)
- 軸ラベルの計算が修正されました。(ZBX-1977)
- SNMP の OID が長い場合に枠を越えて表示される不具合が修正されました。(ZBX-16877)
- Zabbix Web サイトのリンクが更新されました。(ZBX-17034)
- IE でのマップタイプウィジェットのクリッピングが修正されました。(ZBX-16874)
- メモリリークが修正されました。(ZBX-16915)
- メンテナンス使用時の Zabbix サーバーのパフォーマンスが向上しました。(ZBX-17008)
- ファイルへのエクスポートの失敗時の無限ループが修正されました。(ZBX-16779)
- Template Module HOST-RESOURCES-MIB SNMPv1/2 が CPU、メモリ、ストレージ用の 3 つのサブテンプレートに分割されました。(ZBX-16540)
- グラフウィジェットの複数選択の折りたたみが修正されました。(ZBX-16852)
- textarea の高さの自動調整の動作が修正されました。(ZBX-16649)
機能追加・改良
- Webhook タイプのメディアタイプ「Pushover」が追加されました。(ZBXNEXT-5623)
- Webhook タイプのメディアタイプ「Mattermost」が追加されました。(ZBXNEXT-5591)
- Webhook タイプのメディアタイプ「Opsgenie」が追加されました。(ZBXNEXT-5586)
- Zabbix agent 2 の Windows でのビルドサポートが追加されました。(ZBXNEXT-5609)
- インポートされたテンプレートリンケージの「delete missing」オプションが実装されました。(ZBXNEXT-5271)
- テンプレートの内部バージョンが v0.34 に更新されました。(ZBXNEXT-5600)
- Template Module Windows services by Zabbix agent/Zabbix agent active テンプレートが追加され、Windows 関連のテンプレートの説明の更新および欠落していたユーザマクロの追加が行われました。(ZBXNEXT-5572)
https://www.zabbix.com/rn/rn4.4.4
インストールおよびアップグレードについて
インストール
詳細はZabbixマニュアル(英語)を参照してください。
アップグレード
Zabbixバイナリを再コンパイルし、フロントエンドのPHPファイルを更新します。Zabbix 1.8.xからの移行の場合はデータベースパッチを実行します。詳細なアップグレード手順についてはZabbixマニュアル(英語)を参照してください。