Zabbix 6.4.16 のリリースノート

このドキュメントは 2024 年 6 月 17 日にリリースされた Zabbix 6.4.16 のリリースノートの日本語訳です。
ダウンロードは Zabbix ダウンロードより行えます。
以下はリリースの詳細と、最新情報およびドキュメントを補足するその他情報について記載しています。

不具合修正

* CyberArk Vault の証明書なしの接続が修正されました。[Frontend](ZBX-24588)

* {HOST.DNS} および {HOST.IP} が空の場合に展開されない問題が修正されました。[Server](ZBX-24560)

* 大きな設定を送信する際の Zabbix server および Zabbix proxy の trapper と Zabbix proxy の poller のメモリ使用率が改善されました。[Proxy][Server](ZBX-24483)

* URL ウィジェットのリサイズ処理とドラッギング処理が修正されました。[Frontend](ZBX-23073)

* 入れ子になったモーダルフォームでセーブされていない変更についての警告メッセージが欠けていました。この問題が修正されました。[Frontend](ZBX-23435)

* HA ノードが頻繁にアクティブとスタンバイ状態を行き来する問題が修正されました。[Server](ZBX-24574)

* アラートマネージャが定期的にデータベースに ping を投げている場合にブロックされる可能性がありました。この問題が修正されました。[Server](ZBX-24119)

* 起動時の主プロセスのデータベースへの接続数が削減されました。[Proxy][Server](ZBX-24402)

* VMware サービスのユーザ名、パスワード、URL について値が空かどうかのチェックが追加されました。[Proxy][Server](ZBX-7998)

* 監視ページでフィルタパラメータを削除した後のフィルタの動作が修正されました。[Frontend](ZBX-24369)

* Geomap ウィジェットのウィジェット編集モードでマップをドラッグした際のコンソールエラーが修正されました。[Frontend](ZBX-24484)

* LDAP 設定ページでプロビジョンされたメディアのマッピングを削除する際のエラーが修正されました。[Frontend](ZBX-24370)

* Oracle Database プラグインおよび Oracle by Zabbix agent 2 と Oracle by ODBC の両テンプレートについてサポートされるバージョンの記載が修正されました。[Documentation](ZBX-23337)

* トリガプロトタイプあるいはグラフプロトタイプで使われる既存のホストやテンプレートの依存アイテムプロトタイプが異なるマスターアイテムを持っている場合、それらの既存のホストやテンプレートをインポートできない問題が修正されました。[API](ZBX-24180)

* Zabbix agent2 のローダブルプラグインのプロセス処理が誤って存在する全ての子プロセスを捕捉していた問題が修正されました。[Agent](ZBX-24362)

* マップ要素の URL を開く際の不整合が修正されました。[Frontend](ZBX-24276)

* ヒントボックスのプリローダに不要な “loading” というテキストが表示される問題が修正されました。[Frontend](ZBX-24527)

* メインの Zabbix agent インターフェースでホストインターフェースマクロを展開する際のクラッシュが修正されました。[Proxy][Server](ZBX-24540)

* VMware の vmware.vm.memory.size.compressed キーのスケールが修正されました。[Proxy][Server](ZBX-24470)

* VMware テンプレートでデータストアについてのトリガが追加されました。[Templates](ZBX-24415)

* アイテムの角度の計算に関連した複数の pie グラフの問題が修正されました。[Frontend](ZBX-18094)

* ポートバインディングについての分かりにくいエラーメッセージが修正されました。[Agent][Proxy][Server](ZBX-20766)

* 既存のアイテムあるいはアイテムプロトタイプから、バリューマップパラメータなしのバージョンを configuration.import に渡すことでバリューマップをアンセットできない問題が修正されました。[API](ZBX-24481)

* コンパイル時刻のデータが agent2 に設定されない問題が修正されました。[Agent](ZBX-24531)

* ホストとメンテナンスの数が大きい時のメンテナンスの計算が最適化されました。[Server](ZBX-23690)

* シャットダウン時のソケットファイルの後始末が実装されました。また、起動時の重要な段階でのシグナルのブロック処理が追加されました。[Proxy][Server](ZBX-24453)

* ホストフォームでの Enter ボタンによる投稿について、フォームがポップアップでオープンされ、かつ、フォーカスがフレキシブルテキスト領域フィールドにある場合の処理が修正されました。[Frontend](ZBX-24152)

* ネットワークインターフェースディスカバリに SNMP OID ifAlias が追加されました。[Templates](ZBX-23788)

* 初期データに http_proxy フィールドが存在していなかった問題が修正されました。[Installation](ZBX-24482)

機能追加・改良

* Oracle Cloud by HTTP テンプレートにカスタムのコンパートメントのサポートが追加されました。[Templates](ZBXNEXT-9140)

* Jira Data Center by JMX テンプレートが追加されました。[Templates](ZBXNEXT-9034)

* Zabbix server が Zabbix frontend に返すアイテムテスト値に長さ 512KB の制限が導入されました。[Frontend][Server](ZBXNEXT-8682)

詳細は以下をご覧ください。

https://www.zabbix.com/rn/rn6.4.16