Zabbix 4.4.1のリリースノート

このドキュメントは2019年10月28日にリリースされたZabbix 4.4.1のリリースノートの日本語訳です。
ダウンロードはZabbixダウンロードより行えます。
以下はリリースの詳細と、最新情報およびドキュメントを補足するその他情報について記載しています。

不具合修正

  • Cookie がクライアント側スクリプトに対してアクセスできないようになった場合の LocalStorage 識別子のアクセシビリティが修正されました。(ZBX-16605)
  • Safari においてウィジェットサイズをウィジェットエリア全体に設定できない不具合が修正されました。(ZBX-16705)
  • ウィジェットヘッダ上にタイムラインの点が重なって表示される不具合が修正されました。(ZBX-16701)
  • Oracle における character set mismatch エラーが修正されました。(ZBX-16782)
  • 最初に収集された値のタイムスタンプが未来であった場合、その値に対してトリガーが起動しない不具合が修正されました。(ZBX-16754)
  • 外部プログラムによるログローテーション後の標準出力および標準エラー出力のリダイレクトが修正されました。(ZBX-16534)
  • mocka でのテスト時に、bootrtrap.sh に対して「tests」キーが追加されるようになりました。(ZBX-15211)
  • 概要ページおよびトリガーの概要ダッシュボードウィジェットにおいて、未確認かつ解決された最近の障害状態のトリガー表示が誤っていた不具合が修正されました。(ZBX-16542)
  • script.getscriptsbyhosts() メソッドのパフォーマンスとメモリ消費が改善されました。(ZBX-16749)
  • fping の最小間隔の検出が修正されました。(ZBX-16725)
  • API の configuration.export メソッドで JSON 形式でエクスポートするときに、「httptests」内の「application」プロパティが不適切にフォーマットされる不具合が修正されました。(ZBX-16562)
  • テンプレートにおける system の誤植が修正されました。(ZBX-16774)
  • ヘッダ非表示に設定されたウィジェットがマウスのホバリングに反応しない不具合が修正されました。(ZBX-16766)
  • housekeeper が現在のアイテムタイプの情報だけでなく、以前に選択した他のタイプのヒストリもクリーンアップするように修正されました。(ZBX-15222)
  • CPU 数が 64 を超える Windows に対しても Zabbix エージェントが対応するようになりました。(ZBX-15675)
  • Template Net HP Comware HH3C SNMPv2 における値のマッピングが修正されました。(ZBX-16770)
  • コードのスペルの問題が修正されました。(ZBX-16481)
  • Kerberos 認証のために libcurl バージョン 7.38 未満のサポートが修正されました。(ZBX-16746)
  • lld worker のデータベースへの空のトランザクションが修正されました。(ZBX-16650)
  • fping の二重呼び出しが修正されました。(ZBX-16368)
  • log.h が自己完結していない不具合が修正されました。(ZBX-16317)
  • TLS 接続のピア証明書発行者とサブジェクト文字列の検証の破損およびログが修正されました。(ZBX-16750)
  • すべての curl_easy_perform リクエストの前に errbuf が空になっていることが保証されるようになりました。(ZBX-16711)
  • 要素の 1 つに情報が欠落している場合、ipmi poller が処理をスキップする不具合が修正されました。(ZBX-16664)
  • Web シナリオテンプレートをリンクするときにサーバーがクラッシュする不具合が修正されました。(ZBX-16671)
  • 接続が閉じられたために zabbix_sender がエラーを報告しない不具合が修正されました。(ZBX-15685)
  • リカバリアラートにリカバリイベント名を表示する新しいマクロ {EVENT.RECOVERY.NAME} が追加されました。(ZBX-16002)
  • メンテナンス後のキューへの誤ったアイテムの挿入が修正されました。(ZBX-16512)
  • アクティブタイプの Zabbix エージェントアイテムに対して監視間隔のカスタマイズが許容されるようになりました。(ZBXNEXT-5457)
  • 埋め込みスクリプト CurlHttpRequest オブジェクトの内部エラー処理が改善されました。(ZBX-16724)
  • Elasticsearch のヒストリ削除時のエラーが修正されました。(ZBX-16702)
  • ログアイテムの数値グラフがトラッパーアイテムのように描画されるように修正されました。(ZBX-10805)
  • 発見されたグラフの設定において未定義のインデックスが発生する不具合が修正されました。(ZBX-16604)
  • ダッシュボード編集モードで新しいウィジェットのプレースホルダーが消える不具合が修正されました。(ZBX-16638)
  • テンプレートのスクリーンコンストラクタでサポートされていないオプション「only_hostid」が修正されました。(ZBX-16720)
  • gtlc.js ライブラリーのメモリーおよびパフォーマンスのリークが修正されました。(ZBX-16611)
  • テンプレートでフィルタリングすると、稼働レポートに誤ったトリガーが表示される不具合が修正されました。(ZBX-15135)
  • 「トリガーの概要」において「未分類」の障害に対する「障害確認」メニューオプションが表示されない不具合が修正されました。(ZBX-16681)
  • mmap メモリにアクセスできない場合の SIGBUS クラッシュが修正されました。(ZBX-16428)
  • Zabbix エージェントを起動できず、失敗して終了する必要がある場合にロックされたリソースを解放するように修正されました。(ZBX-16680)
  • Cookie パスの末尾にスラッシュが設定されるように修正されました。(ZBX-16666)
  • Windows で CPU 使用率が高くなる可能性が修正されました。(ZBX-16612)
  • history syncer と escalator の競合により復旧動作に遅延が発生する不具合が修正されました。(ZBX-16683)
  • リンクされたコントローラーラベル値からディスクコントローラータイプを取得するように修正されました。(ZBX-16575)
  • 引用符で囲まれた文字列内のコンマ文字の JSONPath の解析が修正されました。(ZBX-16561)
  • Host availability 更新中の空の SQL クエリによる dbexecute_overflowed_sql の呼び出しが修正されました。(ZBX-16677)
  • 毎分 00 秒でメンテナンスを処理するようにタイマーのスリープ期間が調整されました。(ZBX-16383)
  • テンプレートモジュール Zabbix エージェントの agent.ping タイプが zabbix_passive に変更されました。(ZBX-16737)

機能追加・改良

  • ホストオブジェクトの一部として host API の inventory_mode フィールドが実装さました。(ZBX-12943)
  • トリガータグに {TRIGGER.ID} マクロのサポートが追加されました。(ZBXNEXT-5481)

詳細は以下のページをご覧ください。

https://www.zabbix.com/rn/rn4.4.1

 

インストールおよびアップグレードについて

インストール

詳細はZabbixマニュアル(英語)を参照してください。

アップグレード

Zabbixバイナリを再コンパイルし、フロントエンドのPHPファイルを更新します。Zabbix 1.8.xからの移行の場合はデータベースパッチを実行します。詳細なアップグレード手順についてはZabbixマニュアル(英語)を参照してください。

参考文献

Zabbix 4.4マニュアル(英語)