Zabbix 4.0.4のリリースノート

このドキュメントは2019年2月4日にリリースされたZabbix 4.0.4のリリースノートの日本語訳です。
ダウンロードはZabbixダウンロードより行えます。
以下はリリースの詳細と、最新情報およびドキュメントを補足するその他情報について記載しています。

機能追加・改良

  • SVG グラフの x 軸タイムラインが再改良されました。(ZBXNEXT-4872)
  • 単一点データセットが折れ線ベクトルグラフで点として描画されるように改善されました。(ZBXNEXT-4873)
  • アイテム vfs.dir.size[] および vfs.dir.count[] に新しいオプションパラメータ <regex_excl_dir> が追加されました。(ZBX-14876)

不具合修正

  • テンプレート一覧において、名前列がアプリケーション列に重なっている問題が修正されました。(ZBX-15412)
  • SVG グラフのタイムラインの変更を以前の状態に切り戻されました。(ZBXNEXT-4872)
  • host_screen 呼び出し時のホスト名への制限付きユーザーアクセスが修正されました。(ZBX-15577)
  • アイテムとアイテムのプロトタイプを多数のホストにリンクする際のパフォーマンス低下問題が修正されました。(ZBX-13335)
  • 一部がアクセスできない複数のアクティブなメンテナンスを含む “障害” ウィジェットの “Underfined index” エラーが修正されました。(ZBX-15435)
  • vmware collector が変更されました。この変更により、データストア設定の更新は、v6.0 より前のバージョンの ESXi を直接監視する場合にのみ実行されるようになりました。(ZBX-15417)
  • テンプレートを多数のホストにリンクするときの SQL ステートメントのパフォーマンス低下問題が修正されました。(ZBX-14896)
  • 複数の値を同時刻に受信した場合の最新値の表示が修正されました。(ZBX-15220)
  • 「イベントタグペア」条件が使用されていて、タグに特殊文字が含まれている場合のイベント相関関係が修正されました。(ZBX-15451)
  • ホストのステータスが変化した際、たとえばホストが無効になったときに、エージェントの利用可能・不可がリセットされるようになりました。(ZBX-15460)
  • LLD アイテムの作成/更新時のエラーメッセージが更新されました。(ZBX-15331)
  • 表示チェックボックスのラベルから HTML のノーブレークスペースが削除されました。(ZBX-15465)
  • 監視データ -> マップの画面における上位レベルのマップの位置が修正されました。(ZBX-15307)
  • コンパイルされたパターンを学習することによって正規表現のパフォーマンスが改善されました。(ZBX-15428)
  • TLS アイデンティティが一致しない場合の警告が追加されました。(ZBX-11761)
  • ディスカバリアイテムを削除するときのトリガー削除機能が修正されました。マスターアイテムを削除するときの依存する子アイテムの削除機能が修正されました。(ZBX-15373)
  • hostgroup.delete および host.delete API メソッドがメンテナンス制約を検証するように修正されました。(ZBX-14613)
  • LDAP 匿名バインディングの認証設定フォームが修正されました。(ZBX-14863)
  • chart3.php ページの SQL と PHP のエラーが修正されました。(ZBX-15374)
  • Windows の “system.localtime” における単調な遅れが修正されました。(ZBX-15301)
  • GET パラメータ内の配列に関するエラーメッセージが修正されました。(ZBX-15377)
  • map.update() メソッドの “Undefined index:label” が修正されました。(ZBX-15369)
  • 無効化されたゲストユーザの一部のページにおける ‘Undefined index: refresh” が修正されました。(ZBX-15376)
  • Web シナリオのステップ名が空白のみで構成できる不具合が修正されました。(ZBX-15375)
  • Web シナリオ設定ページの未定義のインデックスが修正されました。(ZBX-15375)
  • GET パラメータを指定せずに slides.php を開いたときの「スライドショー」ページの SQL および PHP のエラーが修正されました。(ZBX-15372)
  • maintenance.create および maintenance.update API 呼び出し時の未定義のインデックスが修正されました。(ZBX-15359)
  • rules パラメータを指定せずに configuration.import API 呼び出し時の未定義のインデックスが修正されました。(ZBX-15358)
  • configuration.import API コールにおける未定義のインデックスが修正されました。(ZBX-15355)
  • インベントリモードが無効になっている場合に API から空の “inventory” プロパティが返される問題が修正されました。(ZBX-14926)
  • “auth” パラメータなしの API コールにおける未定義のインデックスが修正されました。(ZBX-15354)
  • IPv6 マスク使用時に IPv4 接続が受け付けられない問題が修正されました。(ZBX-15399)
  • 既にアイテムに紐づけられているホストのインターフェースのタイプを、ユーザが変更できるエラーが修正されました。(ZBX-14331)
  • 複数選択ボックスの自動補完で誤った一致文字列がハイライトされる不具合が修正されました。(ZBX-15254)
  • ダッシュボードで「プレーンテキスト」を html として表示する問題が修正されました。(ZBX-15136)
  • 計算アイテムの式における単位サフィックスのサポートが修正されました。(ZBX-15313)
  • UTF-8 以外のヒストリ値を受け取ったときのクエリエラーが修正されました。(ZBX-15224)
  • 障害の継続期間がマイナスである場合の SLA および稼働レポートの計算が修正されました。(ZBX-14592)
  • 一般的なポップアップフォームの送信が修正されました。(ZBX-13804)
  • Web アイテムを含むホストスクリーンの未定義のオフセットエラーが修正されました。(ZBX-15156)
  • history.get の itemids および hostids によるフィルタの問題が修正されました。(ZBX-14980)
  • エージェントの collector プロセスが、見つからないまたは取り外されたディスクデバイスへの接続を解放しない不具合が修正されました。(ZBX-14624)
  • LLD ルールの状態が “not supported” になるはずである LLD 処理エラーの扱いが修正されました。(ZBX-15279)
  • LLD によってアイテムが作成される際の保存前処理の出力パラメータにおける正規表現シンボルのエスケープが修正されました。(ZBX-15241)
  • スクリーン上のグラフ名の表示が修正されました。(ZBX-14604)
  • “display options” のタブが “displaying options” に名前変更されました。複数のレイアウトの問題、ヒントボックスの脚注、フィールド値の処理、マウス位置の計算、Y軸に関する複数の問題、および障害のスタイルが修正されました。(ZBXNEXT-4588)
  • 新しいコンテキストメニューを開き、既存のコンテキストメニューを閉じる際の不具合が修正されました。(ZBX-15159)
  • ドロップダウンリストの fuzzytime() 関数の説明が修正されました。(ZBX-15233)
  • Windows 上で TLS サポートありでビルドする際に、zabbix_sender.dll が除外されるようになりました。(ZBX-12801)
  • 障害ページのヒストリ表示で、トリガーが障害状態の場合にすべての依存トリガーが表示されない不具合が修正されました。(ZBXNEXT-4883)
  • エージェントが logrt[] アイテムの処理中にログファイルを見つけられない際の、紛らわしい警告メッセージが改善されました。(ZBX-15260)
  • サーバのテンプレートの “Zabbix queue” アイテムの監視間隔がプロキシのテンプレートと一致するように修正され、プロキシテンプレートでなくなっていた単位が追加されました。(ZBX-15258)
  • Windows エージェントの “vfs.dir.size” および “vfs.dir.count” アイテムのタイムアウト処理が改善されました。(ZBX-15225)

詳細は以下のページをご覧ください。

https://www.zabbix.com/rn/rn4.0.4

インストールおよびアップグレードについて

インストール

詳細はZabbixマニュアル(英語)を参照してください。

アップグレード

Zabbixバイナリを再コンパイルし、フロントエンドのPHPファイルを更新します。Zabbix 1.8.xからの移行の場合はデータベースパッチを実行します。詳細なアップグレード手順についてはZabbixマニュアル(英語)を参照してください。

参考文献

Zabbix 4.0マニュアル(英語)