Zabbix 4.0.1のリリースノート

このドキュメントは2018年10月29日にリリースされたZabbix 4.0.1のリリースノートの日本語訳です。
ダウンロードはZabbixダウンロードより行えます。
以下はリリースの詳細と、最新情報およびドキュメントを補足するその他情報について記載しています。

機能追加・改良

  • 直接リンクされたテンプレートによってテンプレートおよびホストをフィルタするためのフィールドが追加され、「設定」->「ホスト」でプロキシフィルタフィールドが常に表示されるようになりました。(ZBXNEXT-4725)
  • 「fullscreen」や「kiosk」の URL パラメータによってそれぞれのレイアウトモードに遷移可能になりました。(ZBXNEXT-4796)
  • 統計情報とバックトレースを追加することでメモリ不足関連のエラーメッセージが改善されました。(ZBXNEXT-4782)
  • テーブル全体を読み取る代わりに nextcheck インデックスを使用することにより、エスカレータのパフォーマンスが改善されました。(ZBXNEXT-4271)

不具合修正

  • 「障害中のホスト」ウィジェットの PHP エラーが修正されました。(ZBX-14904)
  • ホストグループを同期するときに発生しうるクラッシュが修正されました。(ZBX-15057)
  • スクリーン上のグラフの選択ボックスの不具合が修正されました。(ZBX-14807)
  • IBM AIX に対する system.stat[ent]、system.stat[cpu,pc] 及び system.stat[cpu,ec] のサポートが専用タイプの LPAR まで拡張されました。(ZBX-14779)
  • イベントの詳細とアクションのメッセージでホスト表示名に長い UTF-8 のテキストが使用されている場合の表示の不具合が修正されました。(ZBX-14851)
  • 1つの json でプロキシがサーバに送信できるレコードの最大数が修正されました。(ZBX-14887)
  • 監視されていない VMware サービスからのデータが VMWare キャッシュから削除されないケースがあったので、修正されました。(ZBX-14972)
  • OpenSSL 1.1.1 に対応するようになりました。(ZBX-14856)
  • Zabbix サーバ、プロキシ及びエージェントのヘルプメッセージとマニュアルページに、65535 を超える PID 番号の実行時制御についての注意事項が追加されました。(ZBX-14971)
  • 同じ名前の Web 監視を持つ異なるテンプレートを 1 つのホストにリンクすることが可能でしたので、その場合の検証が修正されました。(ZBX-14734)
  • 継承したホストプロトタイプをホスト上で複製するときに発生するエラーが修正されました。(ZBX-14749)
  • グラフ表示で Y 軸の「0」位置の計算が修正されました。(ZBX-14663)
  • 複数のテンプレートのインポート時に表示される「Field “parent_itemid” cannot be set to NULL」というエラーメッセージが修正されました。(ZBX-14865)
  • 「Support」アイコンのリンク先の言語がユーザ言語をサポートするようになりました。サポートされる言語は英語(デフォルト)、日本語、ロシア語です。(ZBX-14925)
  • プリプロセッサワーカーのパフォーマンスが向上しました。(ZBX-14854)
  • 日付と時刻のフィールドで「0」が正しく丸められない問題が修正されました。(ZBX-14798)
  • Oracle、PostgreSQL(v9.4 未満)データベースの場合に発生するエスカレーターの sql のエラーが修正されました。(ZBX-14954)
  • en_US ロケールで不正な翻訳文字列が修正されました。(ZBX-14952)
  • ホストプロトタイプフォームでフォームリフレッシュ時にフィールドが書き込み可能になる不具合が修正されました。(ZBX-14757)
  • Web シナリオのステップで「リダイレクトをたどる」チェックボックスの不具合が修正されました。(ZBX-14915)
  • スクリーンタイトルのホスト名の色が修正されました。(ZBX-14811)
  • メディアタイプのステータスを変更した場合のソートの不具合が修正されました。(ZBX-14776)
  • 「トリガーの概要」画面で、障害の深刻度および障害の発生時間ではなく、トリガーの深刻度およびトリガーステータスの変更時間でフィルタリングされている不具合が修正されました。(ZBX-14711)
  • ホストグループを変更してもホストのグラフリストが更新されない不具合を修正しました。(ZBX-14689)
  • トリガー、プロトタイプ、グラフ、グラフプロトタイプ、ホストプロトタイプ、Web シナリオのアクセス権のないテンプレートへのリンクが削除されました。(ZBX-12217)
  • トリガー条件式が長すぎる場合は、テストダイアログで評価結果が表示されない不具合が修正されました。(ZBX-14861)
  • IE ブラウザの期間選択のズームボタンの不具合が修正されました。(ZBX-14723)
  • 概要とシステム情報ページの表のマークアップの不具合が修正されました。(ZBX-14888)
  • 最新データ画面で 1 つ以上のアイテムを選択し、プレーンテキストで表示するときの不具合が修正されました。(ZBX-14652)
  • テンプレートを追加した後、ホストプロトタイプのステータスチェックボックスがリセットされる不具合が修正されました。(ZBX-14618)
  • コメントとテストの些細なタイポが修正されました。(ZBX-14632)
  • 障害画面でアイコンの位置がずれる不具合が修正されました。(ZBX-14834)
  • 不正なプロファイルの更新によって、ページフィルターに重複した値が表示される不具合が修正されました。(ZBX-14803)
  • double/Numeric(float) 型の値の検証が修正されました。(ZBX-10784)
  • 最初のドロップダウンエントリが「なし」の場合の、トリガー概要およびグラフのデータの選択が修正されました。(ZBX-14727)
  • 無効なユーザー名とパスワードの場合、ホストが unreachable とマークされるように Java ゲートウェイが修正されました。(ZBX-14615)
  • 接続エラーの場合に JMX エンドポイントがエラーメッセージに含まるように修正されました。(ZBX-14585)
  • web.page.regexp アイテムパラメータの説明が修正されました。(ZBX-14650)
  • OpenIPMI ポーラーが設定されているときに発生しうるクラッシュが修正されました。(ZBX-14764)
  • 無効な xml を受け取ったときに VMware Collector がクラッシュする不具合が修正されました。(ZBX-14882)
  • 内部トリガーイベントの処理と同時にトリガーを削除すると発生するクラッシュが修正されました。(ZBX-14908)

詳細は以下のページをご覧ください。

https://www.zabbix.com/rn/rn4.0.1

インストールおよびアップグレードについて

インストール

詳細はZabbixマニュアル(英語)を参照してください。

アップグレード

Zabbixバイナリを再コンパイルし、フロントエンドのPHPファイルを更新します。Zabbix 1.8.xからの移行の場合はデータベースパッチを実行します。詳細なアップグレード手順についてはZabbixマニュアル(英語)を参照してください。

参考文献

Zabbix 4.0マニュアル(英語)