Zabbix 4.0.3のリリースノート

このドキュメントは2018年12月20日にリリースされたZabbix 4.0.3のリリースノートの日本語訳です。
ダウンロードはZabbixダウンロードより行えます。
以下はリリースの詳細と、最新情報およびドキュメントを補足するその他情報について記載しています。

機能追加・改良

  • 監視データ -> 障害とダッシュボード に 「最新値 (Latest Values) 」 列が追加されました。(ZBXNEXT-4792)
  • ダッシュボードにウィジェットの一時停止メソッドが実装されました。これにより、選択ボックスを使用したりツールチップを開いたときにグラフウィジェットが一時停止するようになりました。(ZBX-15202)

不具合修正

  • グラフウィジェットでダブルクリックする際のズームアウト問題が修正されました。(ZBX-15333)
  • 複数選択でホストのない親ホストグループの表示問題が修正されました。(ZBX-15236)
  • 非推奨の net-snmp 属性が修正されました。(ZBX-15206)
  • ホストのないインタフェースのコンフィグレーション同期問題が修正されました。(ZBX-15067)
  • ディスカバリ実行の重複を避けるために、ディスカバリルールの nextcheck 時間の更新が修正されました。(ZBX-15238)
  • パターンにスラッシュ文字が含まれている場合の正規表現の検証が修正されました。(ZBX-13673)
  • マルチセレクション入力フィールドで不正なキーコード処理が修正されました。(ZBX-14528)
  • 概要ページにおいて表示で「全て」を選択したときの、トリガーの概要表示の動作が修正されました。(ZBX-15124)
  • 多くのホストにリンクされたテンプレート内のアイテムを削除するパフォーマンスが修正されました。(ZBX-14648)
  • VMware HV ローレベルディスカバリに新しい LLD マクロが追加されました。(ZBX-9011)
  • カラーピッカーツールチップの更新が修正されました。(ZBX-15105)
  • アクティブタイプのアイテムおよびテンプレートに対して実行される「監視データ取得」が修正されました。(ZBX-14928)
  • 更新間隔のカスタマイズの検証が修正されました。ユーザーマクロコンテキストにスラッシュが含まれている場合のカスタム間隔の解析が修正されました。(ZBX-15153)
  • シナリオの編集でコミュニティのデフォルト値が修正されました。(ZBX-15069)
  • vmware 更新中に消費されるパフォーマンスカウンタのメモリが修正されました。(ZBX-9038)
  • 最新の Tomcat バージョンとの互換性のために Tomcat テンプレートが更新されました。(ZBX-8383)
  • GUI アクセスが無効になっている LDAP ユーザーの API 認証が修正されました。(ZBX-15078)
  • 誤解を招く LDAP 認証エラーメッセージが修正されました。(ZBX-14880)
  • ハイコントラストテーマでの無効アクションのスタイルが修正されました。(ZBX-14877)
  • フロントエンドから strict-transport-security ヘッダーが削除されました。(ZBX-14606)
  • グラフで時間範囲を選択する際の、負の時間セレクタオフセットに対する処理が修正されました。(ZBX-15020)
  • ホストのプロトタイプのインベントリモードが無効の場合、不要なデータベースレコードが作成される問題が修正されました。また、ホストおよびホストのプロトタイプのインベントリモードの検証が修正されました。(ZBX-14977)
  • 長すぎる IP アドレスをデータベースに書き込もうとすると、SQL エラーを発生する問題が修正されました。(ZBX-15146)
  • SVG グラフウィジェットの Web シナリオアイテムの選択機能が修正されました。(ZBX-15148)
  • ファイル名の正規表現が有効でない場合、logrt[] アイテムのエラー処理が修正されました。(ZBX-15107)
  • グラフウィジェット名での関数マクロ解決が修正されました。(ZBX-14800)
  • ホスト、トリガー、アイテム数の計算が修正されました。また、必要な性能計算も修正されました。(ZBX-15200)
  • プロキシおよびサーバーテンプレートでのキャッシュ使用率のグラフ名が修正されました。(ZBX-15158)
  • アイテムの正規表現による保存前処理で存在しないキャプチャグループを参照したときの誤った動作が修正されました。また、一般的な pcre のコードの改善が行われました。(ZBX-15178)

詳細は以下のページをご覧ください。

https://www.zabbix.com/rn/rn4.0.3

インストールおよびアップグレードについて

インストール

詳細はZabbixマニュアル(英語)を参照してください。

アップグレード

Zabbixバイナリを再コンパイルし、フロントエンドのPHPファイルを更新します。Zabbix 1.8.xからの移行の場合はデータベースパッチを実行します。詳細なアップグレード手順についてはZabbixマニュアル(英語)を参照してください。

参考文献

Zabbix 4.0マニュアル(英語)