Zabbix 3.0.4のリリースノート

このドキュメントは2016年7月22日にリリースされたZabbix 3.0.4のリリースノートの日本語訳です。
ダウンロードはZabbixダウンロードより行えます。
以下はリリースの詳細と、最新情報およびドキュメントを補足するその他情報について記載しています。

脆弱性修正

  • “最新データ” ページにおける SQL インジェクションの脆弱性が修正されました。(ZBX-11023)

機能追加・改良

  • 中国語 (中国)、チェコ語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、日本語、ポーランド語、ポルトガル語 (ブラジル)、ロシア語、スロバキア語の翻訳が更新されました。(ZBX-1357)

不具合修正

  • Zabbix エージェントのインターフェースなしでも SSH を用いたリモートコマンドの実行が出来るように修正されました。(ZBX-10907)
  • SNMP デバイス監視で OID を降順もしくは混合順で返す機能が追加されました。(ZBX-6370)
  • map.view アクションの深刻度フィルタが修正されました。(ZBX-10918)
  • ポップアップページフィルタのグループ選択が修正されました。(ZBX-10840)
  • web 監視の自動リフレッシュが修正されました。(ZBX-10791)
  • 行およびテーブルの罫線のオーバーラップが修正されました。(ZBX-10736)
  • JSON-RPC への Request オブジェクトの複数同時送信に対するサポートが修正されました。(ZBX-10880)
  • “web シナリオのステップ” ポップアップにおけるオプション URL の値が修正されました。(ZBX-10895)
  • “レポート” -> “障害発生件数上位 100 項目” における翻訳されていない文字列が修正されました。(ZBX-10931)
  • ローカルのタイムゾーンがサーバのタイムゾーンと異なる場合のカレンダーの時刻が修正されました。(ZBX-10866)
  • イベント、グラフおよびスクリーンに対するタイムセレクタの開始値が修正されました。(ZBX-10866)
  • “マップの要素” のポップアップにおける “表示”、”エリアタイプ” および “アイコンの自動選択” のデフォルト値が修正されました。(ZBX-10732)
  • Windows におけるソケット接続エラーメッセージの処理が修正されました。(ZBX-10622)
  • シンプルチェックでユーザーマクロを用いる際にそのマクロに “.” が設定されている場合、サーバおよびプロキシがクラッシュする不具合が修正されました。(ZBX-10828)
  • “更新間隔カスタマイズ” で “定期設定” を設定したアイテムをグラフに描画する際の不具合が修正されました。(ZBX-10789)
  • AIX 5.2、AIX 5.3 のエージェントのコンパイルが修正されました。(ZBX-10852)
  • 複数のホストもしくはテンプレートがあるグループへのトリガーの複製に関する不具合が修正されました。(ZBX-10457)
  • “アプリケーション” ポップアップにおけるアプリケーションの選択に関する不具合が修正されました。(ZBX-10872)
  • アプリケーションのリンクが発見されていないアイテムから削除される不具合が修正されました。(ZBX-10848)
  • Solaris 10 におけるサーバおよびプロキシのコンパイルエラーが修正されました。(ZBX-10819)
  • ホストのプロトタイプ名に対する長さ制限が修正されました。(ZBX-9455)
  • ホスト、ホスト一括更新、ホストプロトタイプおよびプロキシ設定フォームにおける要素間の空白が修正されました。(ZBX-10806)
  • “管理” -> “一般設定” -> “イメージ” でイメージタイプの選択がトップに移されました。(ZBXNEXT-3263)
  • “管理” -> “一般設定” -> “イメージ” で “No data found.” メッセージが追加されました。(ZBXNEXT-3263)
  • “監視データ” -> “マップ” のプロパティでテキストエリアの表示に関する不具合が修正されました。(ZBX-10731)
  • マクロでパラメータの先頭にスペースがあり、かつクォートされていないものとして解決された場合、アイテムキーパラメータのクォートが強制されるようになりました。(ZBX-10723)
  • テーブルヘッダの大文字使用が切り戻され、カレンダのヘッダが修正されました。(ZBX-10825)
  • SNMPv2 および SNMPv3 に対して “noSuchName” の返却が許容されるようになりました。(ZBX-8096)
  • “監視データ” -> “スクリーン” における “HTML としてテキストを表示” のチェックボックスの保存に関する不具合が修正されました。(ZBX-10794)
  • UI 全体にわたってテーブルのパディングおよびマージンが縮小されました。(ZBX-10504)
  • 生成される CSS ファイルのサイズを 99K から約 56K に削減するために圧縮が行われるようになりました。(ZBX-10504)
  • エージェント、get および sender の UnixODBC に対するリンクが間違っている不具合が修正されました。(ZBX-10760)
  • “CSV エクスポート” ボタンに対する無効化ステータスが削除されました。(ZBX-10647)
  • メッセージに縦のスクロールバーがオーバーラップしている不具合が修正されました。(ZBX-10679)
  • users.php のユーザテーブルにおけるユーザオンラインステータスの不具合が修正されました。(ZBX-10778)
  • ログインしていないページの訪問者に対する access_deny() メッセージのレイアウトが修正されました。(ZBX-10605)
  • “プロファイル” -> “メディア” で Zabbix Admin ユーザが popup_media へアクセスする際の不具合が修正されました。(ZBX-10605)
  • IT サービスの設定フォームにおいて要素間の空白が修正されました。(ZBX-10806)

詳細は以下をご確認ください。

http://www.zabbix.com/rn3.0.4.php

インストールおよびアップグレードについて

インストール

詳細はZabbixマニュアル(英語)を参照してください。

アップグレード

Zabbixバイナリを再コンパイルし、フロントエンドのPHPファイルを更新します。Zabbix 1.8.xからの移行の場合はデータベースパッチを実行します。詳細なアップグレード手順についてはZabbixマニュアル(英語)を参照してください。

参考文献

Zabbix 3.0マニュアル(英語)