Zabbix 3.0.3のリリースノート

このドキュメントは2016年5月18日にリリースされたZabbix 3.0.3のリリースノートの日本語訳です。
ダウンロードはZabbixダウンロードより行えます。
以下はリリースの詳細と、最新情報およびドキュメントを補足するその他情報について記載しています。

機能追加・改良

  • スクリプト実行フォームにスクリプト名およびコマンドが追加されました。(ZBX-10672)
  • デフォルトで中国語 (中国) の翻訳が表示されるようになりました。(ZBX-1357)
  • 中国語 (中国)、英語 (アメリカ)、フランス語、イタリア語、日本語、韓国語、ポーランド語、ポルトガル語 (ブラジル)、ロシア語、スロバキア語、スペイン語、ウクライナ語の翻訳が更新されました。(ZBX-1357)

不具合修正

  • Windows のコンパイルおよびタイムゾーンに関する問題が修正されました。(ZBX-9839)
  • エクスポートした JSON の配列のフォーマットが修正されました。(ZBX-10752)
  • グラフの Y 軸の min/max パラメータに用いられたアイテムを削除する際の不具合が修正されました。(ZBX-10755)
  • ディスカバリのマクロ置換におけるバッファオーバランおよびその他のマクロコンテンツの問題が修正されました。(ZBX-10690)
  • グループおよびホストフィルタが予期せずリセットされる不具合が修正されました。(ZBX-10640)
  • 設定例ファイル内および PHP ファイルが生成される際の余分な PHP の終了タグが削除されました。(ZBX-10598)
  • デフォルトのシェルが異なることによる問題を避けるために、mysql.size のユーザパラメータ設定スクリプトで bash の使用が強制されるようになりました。(ZBX-10741)
  • 色選択の際の表示が修正されました。(ZBX-10722)
  • 未知のユーザマクロを含む式を用いたトリガの {TRIGGER.NAME} を解決しようとするとクラッシュする不具合が修正されました。(ZBX-10692)
  • configuration.import メソッドにおける JSON インポートソースデータ検証の部分が修正されました。(ZBX-10607)
  • アクティブプロキシに設定データを送る際のタイムアウト値が小さすぎる不具合が修正されました。(ZBX-10727)
  • コンテンツがないマクロにコンテンツを追加する場合、設定のアップデート中にクラッシュする不具合が修正されました。(ZBX-10614)
  • 待ち時間の少ないホストで icmppingsec アイテムのデータに誤りがある可能性がある不具合が修正されました。(ZBX-6563)
  • ホスト設定フォームの “プロキシによる監視” ドロップダウンで表示されるプロキシのソート方法が修正されました。(ZBX-10600)
  • テンプレートをテンプレートおよびホストにリンクする際に、インベントリのモードがホストプロトタイプに継承されない不具合が修正されました。(ZBX-10587)
  • ローレベルディスカバリを用いて計算アイテムを作成する際に、クォートされていない関数パラメータの後ろのスペースが削除される不具合が修正されました。(ZBX-10681)
  • alert.get メソッドの性能が改善されました。(ZBX-8924)
  • トリガ、アイテムおよびグラフの “複製” 処理に対する成功およびエラーメッセージがアップデートされました。(ZBX-10686)
  • トリガプロトタイプの依存関係が設定されているテンプレートおよび / もしくはホストのインポートに対する API configuration.import メソッドが修正されました。(ZBX-10693)
  • 暗号化サポートに最後の仕上げがされました。(ZBXNEXT-1263)
  • Zabbix プロセスが MySQL データベースに自動再接続する際のエンコードのリセットに関する不具合が修正されました。(ZBX-10540)
  • 管理 -> スクリプト -> 編集のフォームでスクリプトの確認の無効化に関する不具合が修正されました。(ZBX-10670)
  • 管理 -> スクリプト -> 編集のフォームでスクリプトのタイプによって表示されるフィールドの不具合が修正されました。(ZBX-10670)
  • 監視データ -> ディスカバリおよびマップのページがリフレッシュされない不具合が修正されました。(ZBX-9968)
  • ゾーンサポートなしの Solaris (Solaris 9 など) におけるエージェントのコンパイルに関する不具合が修正され、ゾーンサポートありの新しい Solaris においてエージェントが実行されていることが認識されるようになりました。(ZBX-10548)
  • アイテムフィルタおよびホストフィルタにおけるラベルが間違っていた不具合が修正されました。(ZBX-10639)
  • アクション実行のステップを無限に続けるためのヒントが追加されました。(ZBX-10668)
  • 浮動小数点値をカウントするために ‘band’ 演算子を使用することができなくなりました。(ZBX-10674)
  • 演算子および空の引数を用いた数値を count() で評価する際の不具合が修正されました。(ZBX-10658)
  • ‘{‘ が ‘}’ で閉じられていない無効なトリガ条件式から定数を抽出する際にクラッシュする可能性がある不具合が修正されました。(ZBX-10551)
  • ホストやテンプレートを複製する際のトリガプロトタイプの依存関係の追加に関する不具合が修正されました。(ZBX-10646)
  • オブジェクトのリンク経由で有効化もしくは無効化を設定した後にページネーションがエラーを投げる不具合が修正されました。(ZBX-10511)
  • 要求された範囲にデータがない場合、トリガ関数 sum()、str()、regexp()、iregexp() が 0 を返すように変更されました。(ZBX-10312)

詳細は以下をご確認ください。

http://www.zabbix.com/rn3.0.3.php

インストールおよびアップグレードについて

インストール

詳細はZabbixマニュアル(英語)を参照してください。

アップグレード

Zabbixバイナリを再コンパイルし、フロントエンドのPHPファイルを更新します。Zabbix 1.8.xからの移行の場合はデータベースパッチを実行します。詳細なアップグレード手順についてはZabbixマニュアル(英語)を参照してください。

参考文献

Zabbix 3.0マニュアル(英語)