
このドキュメントは 2024 年 12 月 20 日にリリースされた Zabbix 7.2.1 のリリースノートの日本語訳です。
ダウンロードは Zabbix ダウンロードより行えます。
以下はリリースの詳細と、最新情報およびドキュメントを補足するその他情報について記載しています。
不具合修正
- LLD トリガをオーバライドする際にクラッシュする不具合が修正されました。[Proxy] [Server] (ZBX-25765)
- 非同期の snmp poller において OID の不一致が発生した場合に値の取得に失敗する不具合が修正されました。[Proxy] [Server] (ZBX-25677)
- SQLite データベースの削除もしくは作成時に Zabbix プロキシがエラーを投げる不具合が修正されました。[Installation] [Proxy] [Server] (ZBX-25722)
- プロキシグループでエージェントの自動登録の処理が繰り返される不具合が修正されました。[Proxy] [Server] (ZBX-25089)
- バージョン 2.1.6 以下の libevent でコンパイルに失敗する不具合が修正されました。[Server] (ZBX-25671)
- ESXi ホストから VMware のタグを検索する際にログファイルにエラーが出力される不具合が修正されました。[Proxy] [Server] (ZBX-25391)
- アイテムタグとアイテムとのリンクをヒープに保存することにより、共有メモリの使用量が削減されるようになりました。[Proxy] [Server] (ZBX-25517)
- Authorization HTTP ヘッダを用いて認証トークンを受け渡す際に API にクロスオリジンのリクエストができない不具合が修正されました。また、API エンドポイントにクロスオリジンの HTTP OPTIONS リクエストができない不具合が修正されました。[API] (ZBX-25732)
- SQL 文中の文字列をダブルクォートではなくシングルクォートで囲むように修正されました。[Frontend] (ZBX-24895)
- コネクタが不必要なエラーログを出力する不具合が修正されました。[Server] (ZBX-25363)
- マクロ関数がサポートされるべき場所でサポートされていなかった不具合が修正されました。[Server] (ZBX-24970)
- LLD によるエンティティの作成もしくは更新が失敗した場合に表示されるエラーメッセージがより詳細になりました。[Proxy] [Server] (ZBX-25515)
- トリガーの依存関係設定時の選択肢に自分自身が表示される不具合が修正されました。[Frontend] (ZBX-25010)
- 2.x 以前の libevent API とヘッダへの依存が削除されました。[Installation] (ZBX-25321)
- ギガバイト単位で計測される VMware のパフォーマンスカウンタがサポートされるようになりました。[Proxy] [Server] (ZBX-25497)
- Zabbix エージェント 2 の暗号化通信において PSK および証明書の両方を設定した場合、PSK での通信が拒否される不具合が修正されました。[Agent] (ZBX-25267)
- $ を含む JSONPath が正常にパースされない不具合が修正されました。[Server] (ZBX-23103)
- Zabbix サーバとフロントエンド間で監査ログに不整合が生じる不具合が修正されました。[Server] (ZBX-21857)
- Windows においてデジタルオーディオ CD に対して vfs.fs.get アイテムが正常に動作しない不具合が修正されました。[Agent] (ZBX-25390)
- マスタおよび依存アイテムを一度に複数のターゲットにコピーできない不具合が修正されました。[Frontend] (ZBX-25022)
- Zabbix プロキシ上でアイテムのテストを実行する際に、保存前処理のテストがプロキシ上で実行されない不具合が修正されました。[Proxy] [Server] (ZBX-25136)
- 保存前処理において double から uint64 への変換に失敗する不具合が修正されました。[Proxy] [Server] (ZBX-25590)
- High-contrast テーマにおいて、メインメニュー折り畳み時に選択中のメニューアイコンが見えにくい色になっていた不具合が修正されました。[Frontend] (ZBX-25183)
- 数値 (整数) データ型で単位が unixtime のアイテムの値に対する日時の計算が 2038 年問題に対応するように修正されました。[Frontend] [Server] (ZBX-24916)
- アイテムのデータ型が変更された際の保存前処理における履歴処理の不具合が修正されました。[Proxy] [Server] (ZBX-25596)
- ウィジェットのイテレータの準備性が修正されました。[Frontend] (ZBX-25269)
- ユーザディレクトリのユーザクループマッピングに利用されているユーザグループが削除されないようになりました。[API] (ZBX-25350)
- 接続の途中で Zabbix サーバが再起動された場合、Zabbix エージェントがクラッシュする不具合が修正されました。[Agent] (ZBX-25550)
- ヒントがない場合、SNMP エージェントの walk および get アイテムキーが表示できない ASCII 文字を文字列として返す不具合が修正されました。[Proxy] [Server] (ZBX-25548)
- ホストが Zabbix プロキシ監視下にある場合、history.push 中に保存前処理がスキップされる不具合が修正されました。[Server] (ZBX-25551)
- vfs.fs.size または他のメトリクスを実行し、フォークされたメトリクスが異常終了するとクラッシュする不具合が修正されました。[Agent] (ZBX-25377)
- トリガーおよびトリガーのプロトタイプにおいて、親テンプレート側の設定変更により子テンプレートでの上書き設定が失われる不具合が修正されました。[Frontend] (ZBX-25525)
機能追加・改良
- Nvidia by Zabbix agent 2 active および passive テンプレートが追加されました。[Templates] (ZBXNEXT-9545)
- Juniper MX by SNMP テンプレートが追加されました。[Templates] (ZBXNEXT-9572)
- diaginfo ランタイムコマンドにタスクキューが最も高いアイテムを特定するための top.peak が追加されました。[Proxy] [Server] (ZBXNEXT-9622)
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