このドキュメントは2017年2月27日にリリースされたZabbix 3.0.8のリリースノートの日本語訳です。
ダウンロードはZabbixダウンロードより行えます。
以下はリリースの詳細と、最新情報およびドキュメントを補足するその他情報について記載しています。
機能追加・改良
- Oracle データベースのバックエンドに対する一括登録処理が改善されました。(ZBXNEXT-3681)
- 同じ関数の再計算を避けるためにトリガー条件式のバッチ処理が最適化されました。(ZBXNEXT-3669)
- キューに溜まったアイテムの量を制御するためのオプションが追加されました。(ZBXNEXT-3572)
不具合修正
- cpu 統計情報の数値の丸めが誤っていた不具合が修正されました。(ZBX-11568)
- Web サーバがリクエストに応答しない場合に、Web 監視で誤った平均値が計算される不具合が修正されました。(ZBX-10902)
- アクションの実行内容編集フォームのボタンおよび複数選択の配置が誤っていた不具合が修正されました。(ZBX-11365)
- UTF-8 を使用している際の、Oracle および MySQL のカラム制限の計算が修正されました。(ZBX-11655)
- LLD ルールの処理においてトランザクションを用いることなくコミットが実行される可能性がある不具合が修正されました。(ZBX-11703)
- 依存するトリガーから不必要な通知が送信される不具合が修正されました。(ZBX-11402)
- トランザクションのコミット中のデータベースエラー処理に関する不具合が修正されました。(ZBX-11587)
- ホストもしくはテンプレートレベルで定義されたコンテクストをを含むユーザマクロの解決に関する不具合が修正されました。(ZBX-11698)
- wmi.get キーを使用している際に、Windows のイベントログでイベント ID 5858 のエラーが引き起こされる不具合が修正されました。(ZBX-11621)
- ‘db.odbc.select’ アイテムキーを使用して Microsoft SQL Server から ntext データを SELECT する際の不具合が修正されました。(ZBX-11584)
- スライドショーを複製する際に共有プロパティがコピーされない不具合が修正されました。(ZBX-11492)
- 使用されなくなった VMware サービスを削除する際に、デッドロックが発生する可能性がある不具合が修正されました。(ZBX-11635)
- スライドショーのスクリーンが削除された際に、スライドショー内のすべてのスクリーンが要求されないようになりました。(ZBX-11661)
- マップのトリガー要素に対するメンテナンスアイコンの表示に関する不具合が修正されました。(ZBX-11527)
- {HOST.IP} および {HOST.DNS} マクロを用いてメインインタフェースとリンクされたインタフェースでの、ip および dns フィールドにおいてマクロが解決できない不具合が修正されました。(ZBX-11481)
- 過去 24 時間での値に対するクエリの結果を制限することにより、Web アイテムの最新値取得に対するパフォーマンスが改善されました。(ZBX-11482)
- VMware のリクエストに対する SOAP XML において、'”‘, ”’, ‘&’, ‘<‘ および ‘>’ の各文字をエスケープするようになりました。(ZBX-11630)
- アクティブなエージェントおよびセンダからのタイムスタンプ (clock, ns) がユニーク値になることが保証されるようになりました。(ZBX-11525)
- LLD プロトタイプから作成されたトリガーに対するトリガー依存性の削除に関する不具合が修正されました。(ZBX-11558)
- ホストインベントリページのインタフェース表示に関する不具合が修正されました。(ZBX-11385)
- mbed TLS 使用時に zbx_tls_connect() でエラーが発生した場合にクラッシュする可能性がある不具合が修正されました。(ZBX-11101)
- GnuTLS 使用時に gnutls_transport_set_ptr() に関する警告が出力される不具合が修正されました。(ZBX-11101)
- OpenSSL 使用時に issuer および subject フィールドが空の証明書が拒否される不具合が修正されました。(ZBX-11101)
- TLS 接続処理の際に、ログレベルによりデーモンの挙動が影響を受ける不具合が修正されました。(ZBX-11101)
詳細は以下をご確認ください。
インストールおよびアップグレードについて
インストール
詳細はZabbixマニュアル(英語)を参照してください。
アップグレード
Zabbixバイナリを再コンパイルし、フロントエンドのPHPファイルを更新します。Zabbix 1.8.xからの移行の場合はデータベースパッチを実行します。詳細なアップグレード手順についてはZabbixマニュアル(英語)を参照してください。