Zabbix 5.0.31 のリリースノート

このドキュメントは 2023 年 1 月 30 日にリリースされた Zabbix 5.0.31 のリリースノートの日本語訳です。
ダウンロードは Zabbix ダウンロードより行えます。
以下はリリースの詳細と、最新情報およびドキュメントを補足するその他情報について記載しています。

不具合修正

* Zabbix agent 2 の oracle archive.info, ts.stats, pdb.info, cdb.info, diskgroups.stats キーに一個のフィールドで検索するオプションが追加されました。(ZBX-20110)

* Windows サービスでのエージェントの起動時のエラーログ出力が改善されました。(ZBX-21227)

* Housekeeper 処理中に history.get API メソッドが drop_chunks リクエストをブロックする問題が修正されました。(ZBX-21538)

* マップの要素設定で重大度記号がトリガ名と重なっていた問題が修正されました。(ZBX-21956)

* 関数のパラメータで引用符の使い方が誤っていた場合のパーシングが修正されました。(ZBX-22215)

* アクションログウィジェットにアクションが表示されない問題が修正されました。(ZBX-21936)

* Linux by Zabbix agent テンプレートのプロセスグラフから kernel.maxproc が削除されました。(ZBX-21254)

* 更新間隔が1日の最新の二つの値を取り出すときの値キャッシュのウォームアップが改善されました。(ZBX-21754)

* Zabbix agent 2 の Oracle プラグインのテーブルスペース関連のクエリが更新されました。(ZBX-21862)

* Zabbix agent 2 の SMART プラグインでの無限ループが修正されました。(ZBX-21665)

* Zabbix agent 2 の設定ファイル中の Redis プラグインの設定が修正されました。(ZBX-19138)

* エスカレーションのステップとリカバリ操作のどちらが先に実行されるかの順番が変更されました。(ZBX-21563)

* Zabbix JS のタイムアウト検証が修正されました。(ZBX-21783)

* データが受信時から1時間を超えて古い場合、トレンドがキャッシュから削除され、データベースから取り出されるという問題が修正されました。(ZBX-22126)

* ホストテーブルおよびアイテムテーブル中の名前で検索する際の API クエリが最適化されました。(ZBX-17419)

* Oracle by Zabbix agent 2 テンプレートの LLD ルールの下の静的アイテムが移動され、性能が改善されました。(ZBX-21540)

* OPSGenie メディアタイプの記述が拡張されました。(ZBX-22071)

* 間違ったクレディンシャルの場合の SNMP インターフェースの利用可能性が修正されました。(ZBX-20845)

* UNIX 系テンプレートの ZFS と BTRFS でのメタデータの収集のスキップを上書きする機能が追加されました。(ZBX-21441)

* 接続が失われた場合の Oracle データベースでのクラッシュが修正されました。(ZBX-21927)

* Windows 用 Zabbix agent 2 の log* アイテムに対する unicode パスのサポートが修正されました。(ZBX-21696)

* net.tcp.port アイテムに対する Zabbix agent 2 のタイムアウトの動作が修正されました。(ZBX-21903)

* PostgreSQL by Zabbix agent 2 テンプレートの PostgreSQL 用 README が修正されました。(ZBX-21039)

* コントローラのアクションに対して誤った変数型が指定された場合の致命的 PHP エラーが修正されました。(ZBX-21806)

* ホストのインポート過程での未定義オフセットエラーが修正されました。(ZBX-21799)

* Zabbix agent 2 の PostgreSQL プラグインで PostgreSQL の接続がデータベース単位になるよう戻されました。(ZBX-21206)

* ドラッグ可能なオブジェクトのアラインメントが修正されました。(ZBX-20397)

* Zabbix agent 2 でパフォーマンスカウンタが削除された後、再度追加された場合に動作しない問題が修正されました。(ZBX-20356)

* Zabbix agent 2 が失敗した接続について性能カウンタを削除して再度追加し、問い合わせを常にオープンにしたままにするように修正されました。(ZBX-20356)

* Oracle プラグインと Orace agent 2 テンプレートの GRANT SELECT 文の変数についてのドキュメントが更新され、新たな GRANT 文が追加されました。(ZBX-21296)

* system.sw.packages[<package>,<manager>,<format>] が system.sw.packages[<regexp>,<manager>,<format>] に変更されました。(ZBX-21884)

機能追加・改良

* OPNsense と PFSense テンプレートでのインターフェースのディスカバリルールが修正されました。(ZBXNEXT-7962)

* Zabbix agent 2 の docker プラグインのコンテナ情報鍵の全ての JSON データを取り出すオプションが追加されました。(ZBXNEXT-6119)

* history syncer, trapper, proxy poller 間のロックが削減されました。(ZBXNEXT-8058)

詳細は以下をご覧ください。

https://www.zabbix.com/rn/rn5.0.31