このドキュメントは2020年5月12日にリリースされたZabbix 5.0.0 のリリースノートの日本語訳です。
ダウンロードはZabbixダウンロードより行えます。
以下はリリースの詳細と、最新情報およびドキュメントを補足するその他情報について記載しています。
機能追加・改良
- frontends/php は ui ディレクトリに移動されました。(ZBX-17667)
- ローレベルディスカバリオブジェクトとプロトタイプ名に基づいたローレベルディスカバリ中に、アイテム、トリガー、ホスト、グラフをフィルタリングしたり、それらの属性をオーバライドしたりする機能が追加されました。(ZBXNEXT-3035)
- Zabbix フロントエンドで SAML 認証がサポートされるようになりました。(ZBXNEXT-2663)
- Webhook のメディアタイプをテストする際にフロントエンドでログを表示する機能が追加されました。(ZBXNEXT-5711)
- ダッシュボードにウィジェットのコピー/ペースト機能が実装されました。(ZBXNEXT-5300)
- ローレベルディスカバリのディスカバリルール一覧画面にフィルタ機能が追加されました。(ZBXNEXT-5879)
- メディアタイプに「Jira Service Desk」が追加されました。(ZBXNEXT-5907)
- 障害更新ウィンドウに「Unacknowledge」オプションが追加され、確認済みの障害を未確認の状態に戻すことが可能になりました。(ZBXNEXT-1882, ZBXNEXT-5865)
- スレッドメール通知がサポートされるようになりました。(ZBXNEXT-1899)
- 内部チェックアイテム zabbix[proxy] に対して「delay」オプションが追加され、 nodata() が Zabbix プロキシの可用性を尊重して計算されるようになりました。(ZBXNEXT-1891)
- Zabbix agent 2 にアクティブアイテムの永続キューが追加されました。(ZBXNEXT-1686)
- マクロ値による検索・フィルタリング機能が追加されました。(ZBXNEXT-5849)
- Webhook のリカバリメッセージに {EVENT.DURATION} マクロの使用が可能になりました。(ZBXNEXT-5864)
- すべての Webhook メディアタイプに HTTP プロキシのサポートが追加されました。(ZBXNEXT-5678)
- メディアタイプに「ServiceNow」が追加されました。(ZBXNEXT-5832)
- テンプレート「Template App Elasticsearch Cluster by HTTP」が追加されました。(ZBXNEXT-5670)
- IPMI ユーザ名とパスワード設定にユーザ定義マクロを利用可能になりました。(ZBXNEXT-1578)
- トリガー条件式においての文字列値を比較する機能が実装されました。(ZBXNEXT-702)
- メディアタイプに「Zammad」が追加されました。(ZBXNEXT-5658)
- テンプレートに「Template App Memcached」が追加されました。(ZBXNEXT-5821)
- テンプレートに「Template DB ClickHouse by HTTP」が追加されました。(ZBXNEXT-5833)
- 内部チェックアイテム zabbix[stats] と zabbix[version] に他のすべての Zabbix サーバとプロキシのバージョンを監視する機能が追加されました。(ZBXNEXT-5851)
- ホストプロトタイプにユーザ定義マクロの設定/編集が可能になりました。(ZBXNEXT-2297)
- Elasticsearch 7.x (7.4, 7.6) に対応するようになりました。(ZBXNEXT-5825, ZBXNEXT-5826)
- Docker プラグインが追加されました。(ZBXNEXT-5325)
- メディアタイプに「Zendesk」が追加されました。(ZBXNEXT-5622)
- メディアタイプに「Telegram」が追加されました。(ZBXCTR-1)
- メディアタイプに「Redmine」が追加されました。(ZBXNEXT-5824)
- メッセージテンプレートの件名に {EVENT.DURATION} マクロが追加されました。(ZBXNEXT-5861)
- 障害更新のメッセージの文字数上限が 255 文字から 4096 文字に拡張されました。(ZBXNEXT-5848)
- 大規模環境に対する UI のパフォーマンスが改善されました。(ZBXNEXT-5702)
- メディアタイプに「Microsoft Teams」が追加されました。(ZBXNEXT-5599)
- メディアタイプに「Jira」が追加されました。(ZBXNEXT-5715)
- Memcached のプラグインが追加されました。(ZBXNEXT-5767)
- メインメニューが縦型になり、省スペース化されました。(ZBXNEXT-5569)
- 数値(浮動小数)データ型の値の範囲が IEEE754 に適合するようになりました。(ZBXNEXT-5691)
- ウェブセットアップウィザードで、データベースの接続性テストのためにテーブルを作成したり削除したりしないように変更されました。(ZBXNEXT-4829)
- {EVENT.TAGSJSON} マクロが追加されました。(ZBXNEXT-5369)
- 浮動小数点数の精度が向上されました。(ZBXNEXT-1736)
- Webhook に Base64 エンコード、デコード機能が追加されました。(ZBXNEXT-5734)
- テンプレート「Template Server Chassis by IPMI」が追加されました。(ZBXNEXT-5527)
- テンプレート「Template DB MySQL by Zabbix agent 2」が追加されました。(ZBXNEXT-5685)
- SIGNL4 の Webhook インテグレーションが追加されました。(ZBXCTR-3)
- テンプレート「Template App Memcached」が追加されました。(ZBXNEXT-5821)
- テンプレート「Template App Docker」が追加されました。(ZBXNEXT-5325)
- {EVENT.DURATION} マクロが追加されました。(ZBXNEXT-252)
- 「監視データ」-「最新データ」ページでフィルタを設定しない場合でも、監視データを表示するように改善されました。(ZBXNEXT-5720)
- アイテム、アイテムのプロトタイプおよびディスカバリルールに対して、新しい保存前処理「置換」が追加されました。(ZBXNEXT-4712)
- ユーザエージェントの一覧が更新されました。(ZBXNEXT-5786)
- Zabbix agent 2 用の MySQL プラグインが追加されました。(ZBXNEXT-5685)
- TimescaleDB の圧縮のサポートが追加されました。(ZBXNEXT-5676)
- uint64 ハッシュ関数がより高速なものに置き換えられました。(ZBXNEXT-5829)
- 障害更新ページがモーダルポップアップウィンドウに置き換えられました。(ZBXNEXT-1169)
- Zabbix サーバ、Zabbix プロキシ、UI からデータベースへの接続に TLS による暗号化通信を利用可能になりました。(ZBXNEXT-2753, ZBXNEXT-5641)
- db.odbc.* アイテムへの接続文字列のサポートが追加されました。(ZBXNEXT-1961)
- Zabbix コンポーネント間の通信にユーザ設定可能な暗号アルゴリズムのサポートが追加されました。(ZBXNEXT-3604)
- JSONPath に名前参照のサポート (‘~’ サフィックス) が追加されました。(ZBXNEXT-5649)
- JMX 監視で tabular data のサポートが追加されました。(ZBXNEXT-2727)
- 「監視データ」に新しいページ「ホスト」が実装され、ホストのコンテキストメニューに「設定」が追加されました。(ZBXNEXT-5694)
- マクロをマスクする機能が追加されました。(ZBXNEXT-2957)
- ホスト/テンプレート上のマクロの一括更新が追加されました。(ZBXNEXT-617)
- SNMP 接続関連の属性がホストインターフェースレベルに移動されました。(ZBXNEXT-2613)
- SVG グラフの画像ダウンロードのサポートが追加されました。(ZBXNEXT-5449)
- 暗号化通信の機能で mbedTLS のサポートが終了しました。(ZBXNEXT-5716)
- 完全なプラグインインターフェースのサポートと冗長テストオプションの追加により、Zabbix agent 2 のメトリックテスト (-t) とプリント (-p) が改善されました。(ZBXNEXT-5781)
- SNMP 接続キャッシュのフラッシュ機能が追加されました。(ZBXNEXT-3940)
- zabbix_sender コマンドでナノ秒のタイムスタンプが利用可能になりました。(ZBXNEXT-1561)
- system.run[] がエージェント設定ファイルの HostMetadataItem、HostInterfaceItem、HostnameItem で使用されている場合、system.run[] のログを記録しないようになりました。(ZBXNEXT-5604)
- 監査ログを取得する API メソッドが追加されました。(ZBXNEXT-4584)
- トリガーによるイベント通知に {HOST.ID} マクロを使用可能になりました。(ZBXNEXT-1797)
- 「監視データ」-「障害」ページのフィルタに深刻度の選択が追加されました。(ZBXNEXT-5725)
- Internet Explorer 11 のサポートが終了しました。(ZBXNEXT-5697)
- 「深刻度ごとの障害数」と「障害中のホスト」のウィジェットにタグによるフィルタが追加されました。(ZBXNEXT-5698)
- アイテムをテストする機能が追加されました。(ZBXNEXT-5287, ZBXNEXT-5288)
- Zabbix フロントエンドのカスタマイズ機能が追加されました。(ZBXNEXT-5514)
- メディアタイプに「Discord」が追加されました。(ZBXNEXT-5660)
- データベース文字セットのチェックが追加されました。(ZBXNEXT-5603, ZBXNEXT-5626)
- テンプレート「Template DB MySQL by ODBC」が追加されました。(ZBXNEXT-5659)
- libssh のサポートが追加されました。(ZBXNEXT-5690)
- Zabbix agent 2 で設定パラメータ HostInterface および HostInterfaceItem のサポートが追加されました。(ZBXNEXT-5646)
- libxml2 を使用してビルドする際に xml2-config が pkg-config に置換されるようになりました。(ZBXNEXT-5706)
- IPMI センサの LLD のためのアイテム ipmi.get が追加されました。(ZBXNEXT-1423)
- メディアタイプごとにデフォルトメッセージテンプレートの設定が可能になりました。(ZBXNEXT-5546, ZBXNEXT-5548)
- Zabbix agent 2 で利用可能なチェックを制限するパラメータが追加されました。(ZBXNEXT-5639)
- 新しいフィルタを適用したり、ソート順を変更したり、ページを再度開いたりする際に、ページ番号がリセットされるようになりました。(ZBXNEXT-5693)
- Webhook 呼び出し時に HTTP プロキシの経由が可能になりました。(ZBXNEXT-5554)
- フロントエンドのパスワードを暗号化するための強力な暗号方式が実装されました。(ZBXNEXT-1898)
- Zabbix サーバの IBM DB2 のサポートは終了しました。(ZBXNEXT-5592)
- Zabbix agent に利用可能なチェックを制限するパラメータが追加されました。(ZBXNEXT-1085)
- アクションの実行内容フォームが新しくポップアップとして再実装されました。(ZBXNEXT-4700)
- 条件式フォームが新しくポップアップとして再実装されました。(ZBXNEXT-5412)
- アイテムキーの最大長が 2048 文字になりました。(ZBXNEXT-1989)
- メンテナンス期間の設定をモーダルウィンドウに移動し、ページの更新回数を減らすようになりました。(ZBXNEXT-5414)
- 「管理」-「ユーザーグループ」のページが MVC フレームワークに移動されました。(ZBXNEXT-5538)
- 「設定」-「イベント相関関係」の実行内容ページが改修されました。(ZBX-11991)
- 「設定」-「ディスカバリ」-「ディスカバリルール」ページのチェックを設定するときにポップアップウィンドウが開くようになりました。(ZBXNEXT-5413)
- ホストやテンプレートの一括更新で特定のテンプレートのリンクを解除する機能が実装されました。(ZBXNEXT-170)
- セレクトコントロールの代わりにページの見出しにポップアップサブメニューが実装されました。(ZBXNEXT-3322)
詳細は以下をご覧ください。
https://www.zabbix.com/jp/rn/rn5.0.0
https://www.zabbix.com/documentation/current/manual/introduction/whatsnew500