このドキュメントは2019年7月29日にリリースされたZabbix 4.2.5のリリースノートの日本語訳です。
ダウンロードはZabbixダウンロードより行えます。
以下はリリースの詳細と、最新情報およびドキュメントを補足するその他情報について記載しています。
不具合修正
- 依存アイテムを使用している際のプロキシサーバの設定同期の不具合が修正されました。(ZBX-16308)
- アイテムのデータ型がログに設定されているがログが監視されていない場合に「something impossible has just happened」エラーが発生する不具合が修正されました。(ZBX-16365)
- グラフウィジェットの設定で、「オーバーライド」タブが正しく動作するように修正されました。(ZBX-16344)
- LLD の保存前処理のステップ番号が正しく生成されるように修正されました。(ZBX-16388)
- マップにおけるマクロ展開の不具合が修正されました。(ZBX-15954)
- メンテナンス中の場合に実行が保留されたエスカレーションに関するデバッグログメッセージが修正されました。(ZBX-16337)
- host.c のコンパイラ警告が修正されました。(ZBX-16287)
- pcre の再帰制限が減らされました。(ZBX-16103)
- ダッシュボードウィジェットの非同期更新が修正されました。(ZBX-16289)
- 条件に多くの ID を持つ SQL クエリのパフォーマンスが改善されました。(ZBX-13266)
- Windows Vista 以降で利用可能オプションで Windows 用の Zabbix エージェントをコンパイルできるように修正されました。(ZBX-16277)
- モジュール API 関数のプロトタイプに関するコンパイル警告が修正されました。(ZBX-16239)
- 未初期化変数の使用可能性に関するコンパイル警告が修正されました。(ZBX-16207)
- oracle データベースを利用する場合に発生しうるデータ取得処理の無限ループが修正されました。(ZBX-16256)
- グラフウィジェットのヒントボックス内の JavaScript のメモリリークが修正されました。(ZBX-15343)
- トリガーアクションの条件の設定で重複値のチェックが追加されました。(ZBX-16329)
- Zabbix API メソッド history.get の出力の不具合が修正されました。他の既知の問題と同様の出力の不具合も修正されました。(ZBX-15562)
- アイテム設定画面の「監視データ取得」をクリックした後、選択されたホストグループのフィルタがリセットされる不具合が修正されました。(ZBX-15976)
- XML エクスポートファイルのエラーメッセージが修正されました。(ZBX-16135)
- ヒストリテーブルによる PostgreSQL のパフォーマンス低下の問題が修正されました。(ZBX-16213)
- ヒストリデータの末尾のスペースを保存するように修正されました。(ZBX-16176)
- マップナビゲーションツリーウィジェットのパフォーマンスが向上されました。(ZBX-16169)
- ダッシュボードを操作した場合、「不明なリソース」の監査ログが記録される不具合が修正されました。(ZBX-16288)
- API と XML のインポートにより重複したトリガーが作成される可能性がある不具合が修正されました。(ZBX-16134)
- 最新データで小数点以下 2 桁を超える非常に小さい値の表示不具合が修正されました。(ZBX-15969)
- オプションが選択されているときにプレーンテキストウィジェットが HTML として表示されない不具合が修正されました。(ZBX-16280)
- HTTP エージェントタイプのアイテムで表示される「cannot read json」という紛らわしいエラーメッセージが修正されました。(ZBX-16012)
- 「失敗時のカスタマイズ」で「値を設定」が設定されている際に、保存前処理ステップの履歴がリセットされない不具合が修正されました。(ZBX-16263)
- クライアントへ複数のメッセージをキューイングする時の IPC サービスのメモリリークが修正されました。(ZBX-16270)
- マウントされたファイルシステムが Windows エージェントの vfs.fs.discovery に追加されました。(ZBX-15962)
- ccontrollerwidgetproblemhostsview の未定義のオフセットが修正されました。(ZBX-16204)
- アイテム指定なしで円グラフまたは分解円グラフをプレビューしようとする際に発生する 500 Internal Server Error が修正されました。(ZBX-16153)
- 設定の変更と送信を同時に行うときに Zabbix サーバーが Zabbix プロキシで外部キー制約エラーを引き起こさないように修正されました。(ZBX-16315)
- シグナルハンドラーでシグナルの安全でない関数を使用しないように zabbix デーモンの終了が改善されました。データ収集を停止し、ヒストリ同期の終了を待つように、Zabbix サーバと Zabbix プロキシプロセスの終了も改善されました。(ZBX-9867)
機能追加・改良
- フル jsonpath 機能のサポートが追加されました。(ZBXNEXT-4502)
- アイテムのヒストリおよびトレンドの保存期間が 0 の場合、グローバル設定によってオーバライドされないようになりました。(ZBXNEXT-5176, ZBXNEXT-5205)
詳細は以下のページをご覧ください。
https://www.zabbix.com/rn/rn4.2.5
インストールおよびアップグレードについて
インストール
詳細はZabbixマニュアル(英語)を参照してください。
アップグレード
Zabbixバイナリを再コンパイルし、フロントエンドのPHPファイルを更新します。Zabbix 1.8.xからの移行の場合はデータベースパッチを実行します。詳細なアップグレード手順についてはZabbixマニュアル(英語)を参照してください。