Zabbix 4.0.6のリリースノート

このドキュメントは2019年3月28日にリリースされたZabbix 4.0.6のリリースノートの日本語訳です。
ダウンロードはZabbixダウンロードより行えます。
以下はリリースの詳細と、最新情報およびドキュメントを補足するその他情報について記載しています。

機能追加・改良

  • イベント詳細ページにトリガー名のコンテキストメニューが追加されました。(ZBXNEXT-5105)
  • ディスカバリにより発見されたアイテムをマスターとして使用できないようになりました。(ZBX-15286)
  • 「net.dns」と「net.dns.record」に IPv6 のサポートが追加されました。(ZBXNEXT-4898)
  • vmware.eventlog キーに “skip” パラメータが追加されました。(ZBXNEXT-5037)
  • SVG グラフウィジェットに日時表示機能が実装されました。(ZBXNEXT-4819)

不具合修正

  • Safari ブラウザでパンくずリストのレイアウトが崩れる問題が修正されました。(ZBX-15839)
  • Zabbix プロキシからディスカバリコンテンツを受信するときに無効な DNS が受け入れられる不具合が修正されました。(ZBX-15867)
  • template.unlink() メソッドで使用される SQL 文のパフォーマンスが修正されました。(ZBX-15821)
  • 値の読み取り頻度が十分でない場合の IPMI エラーが修正されました。(ZBX-15578)
  • アプリケーション選択ポップアップウィンドウの未定義のインデックスが修正されました。(ZBX-15098)
  • 障害がない場合の「深刻度による障害」の PHP エラーが修正されました。(ZBX-15351)
  • OpenSSL の代替としての LibreSSL および PSK サポートなしの OpenSSL によるコンパイル不具合が修正されました。(ZBX-15552)
  • アイテムリストページの情報列を常に表示するように修正されました。(ZBX-10317)
  • 0 の目盛線の近くのグラフ領域が修正されました。(ZBX-15322)
  • Oracle でプロキシの設定データ更新が失敗する不具合が修正されました。また Oracle の空の SQL バッファによる不具合が修正されました。(ZBX-15798)
  • シナリオ更新時にシナリオの POST フィールドが意図せず削除される不具合が修正されました。(ZBX-15219)
  • 一括更新画面のプロパティの状態表示が修正されました。(ZBX-11278)
  • エスカレーションが未完了のステップまたはリカバリで中断された場合にエスカレーションの中断メッセージが呼ばれる問題が修正されました。(ZBX-15716)
  • ユーザーパスワードフィールドが空の文字列の場合、LDAP 設定フォームで変更を保存できない不具合が修正されました。(ZBX-15468)
  • ウィジェットがダッシュボードに追加された後のページスクロールが修正されました。(ZBX-15669)
  • トリガーの説明における {ITEM.VALUE} マクロの解決が修正されました。(ZBX-15548)
  • Elasticsearch が使用されているときのハウスキーパーのメモリリークが修正されました。(ZBX-15774)
  • 計算アイテムの式に含まれる LLD マクロを置換するとクラッシュが発生する不具合が修正されました。(ZBX-15788)
  • ウィジェットグラフで無効になっているトリガーおよび障害が表示される不具合が修正されました。(ZBX-15608)
  • プロファイルが以前に保存されている場合にWeb インターフェースのアラート表示の深刻度が未チェックになる不具合が修正されました。(ZBX-10397)
  • フロントエンドのウィジェットが API のバリデーションがサポートするよりも大きいサイズで作成できる不具合が修正されました。(ZBX-15596)
  • sid 引数を含むリンクでページが開かれたときのスクリーンのタイムセレクタが修正されました。(ZBX-15308)
  • アイテムとアイテムのプロトタイプの保存前処理フォームの乗数にスペースが含まれる場合のトリミングが修正されました。(ZBX-15694)
  • アイテム、アイテムのプロトタイプ、および LLD ルール作成フォームの HTTP エージェントに対して、「リダイレクトをたどる」チェックボックスがデフォルトで有効になっていなかった問題が修正されました。(ZBX-15196)
  • 非効率的な VMware イベントログのダウンロードが修正されました。(ZBX-15670)
  • アイテムのプロトタイプの更新における未定義のインデックスが修正されました。(ZBX-15483)
  • グラフウィジェットの設定フォームのクロスブラウザ問題が修正されました。(ZBX-15270)
  • ウィジェット下部の余分なスペースが修正されました。(ZBX-15300)
  • net.dns.record の結果がアルファベット順になるようになりました。(ZBX-8091)
  • インターフェイスを SNMP にドラッグアンドドロップしたときのチェックボックスのデザインが修正されました。(ZBX-15707)
  • グラフウィジェットの最小/最大値範囲の検証が修正されました。また、グラフウィジェットの翻訳文字列が修正されました。(ZBX-15535)
  • 未使用の WIDGET_HAT_EVENTACTIONMCMDS 定数と WIDGET_HAT_EVENTACTIONMSGS 定数が削除されました。(ZBX-15648)
  • トリガーの概要で OK のトリガーが表示されない不具合が修正されました。(ZBX-15386)
  • 存在しなくなったリソースの保持期間またはヒストリとトレンドの保存期間の値が範囲外の場合のエラーメッセージが修正されました。(ZBX-14538)
  • クラシックグラフの作成と更新における y 軸項目の検証が修正されました。(ZBX-15614)
  • ページタイトルの下の隙間がなくなっていた不具合が修正されました。(ZBX-15226)
  • パラメータがインデックスのない配列の場合の誤った URL 引数フォーマットが修正されました。(ZBX-15560)
  • トリガー条件式ポップアップの未定義のインデックスが修正されました。(ZBX-15719)
  • タイムセレクタの間隔が変更されたときのダッシュボードの SVG グラフの更新不具合が修正されました。(ZBX-15332)
  • sp1 が適用されていない Windows Server 2008 R2 のエージェント起動問題が修正され、バージョンヘルパー API への依存関係が削除されました。(ZBX-15728)
  • 長いトリガー条件式をテストダイアログで使用できない不具合が修正されました。(ZBX-15622)
  • ポップアップにおける Request-URI Too Long エラーが修正されました。また、エラーポップアップを閉じるときにフォーカスが失われる問題も修正されました。(ZBX-13332)
  • メトリック実行中にエージェントにシグナルを送るとゾンビプロセスが発生する可能性がある不具合が修正されました。(ZBX-15607)
  • README ファイルのインストール手順へのリンクが修正されました。(ZBX-10496)
  • [レポート]->[通知]ページで、非特権管理者のメディアタイプの編集フォームにつながるリンクが削除されました。(ZBX-15625)
  • リッスン中のソケットで 0 バイトのデータを受信した際に未初期化の変数が使用される不具合が修正されました。(ZBX-15703)
  • フィルタタブがサブナビゲーションと重なっているときの視覚的な不具合が修正されました。(ZBX-15537)
  • アイテム更新フォームのマスターアイテムの検証が修正されました。(ZBX-15539)
  • トリガー条件式に Web アイテムが含まれている場合の障害ページの未定義のインデックスエラーが修正されました。(ZBX-15532)
  • 継承されたトリガーのパーミッションチェックが修正されました。(ZBX-15488)
  • トリガーの説明ダイアログ内の Web サーバーの「Request-URI Too Long」エラーが修正されました。(ZBX-15646)

詳細は以下のページをご覧ください。

https://www.zabbix.com/rn/rn4.0.6

インストールおよびアップグレードについて

インストール

詳細はZabbixマニュアル(英語)を参照してください。

アップグレード

Zabbixバイナリを再コンパイルし、フロントエンドのPHPファイルを更新します。Zabbix 1.8.xからの移行の場合はデータベースパッチを実行します。詳細なアップグレード手順についてはZabbixマニュアル(英語)を参照してください。

参考文献

Zabbix 4.0マニュアル(英語)