Zabbix 4.0.15のリリースノート

このドキュメントは2019年11月25日にリリースされたZabbix 4.0.15のリリースノートの日本語訳です。
ダウンロードはZabbixダウンロードより行えます。
以下はリリースの詳細と、最新情報およびドキュメントを補足するその他情報について記載しています。

不具合修正

  • イベントを抑制するときに互いにロックしないことにより、history syncer と timer プロセスのパフォーマンスが修正されました。(ZBX-16955)
  • is_double() に範囲検証と選択的変換が追加されました。(ZBX-16842)
  • Windows でのログのローテーションが修正されました。(ZBX-16790)
  • コンボボックスでホストを変更すると、ダイナミックグラフが更新されない不具合が修正されました。(ZBX-16865)
  • JSON の NULL 値が LLD フィルタで空文字列として処理される不具合が修正されました。(ZBX-9146)
  • 検証された値が配列ではない場合の array_db 検証が修正されました。(ZBX-16828)
  • ゲストユーザーにユーザープロファイルアイコンを表示するように修正されました。(ZBX-11659)
  • interface_type_priority の定義が misc.c に移動されました。(ZBX-16849)
  • Internet Explorer の最新データページでスクロール位置を保存する処理が修正されました。(ZBX-16844)
  • トランザクションが失敗した場合、LLD が間違ったホストでアイテムを作成しないように修正されました。(ZBX-16343)
  • ダッシュボードの保存中に変更成功のメッセージが表示されない不具合が修正されました。(ZBX-16730)
  • タイプ変更時のアイテム、アイテムのプロトタイプ、LLD ルールのユーザー名とパスワードフィールドのリセットと保存が修正されました。(ZBX-16679)
  • 「problem_tag」テーブルから読み取るときのtimer プロセスのパフォーマンスが向上されました。(ZBX-16785)
  • 親コンテナでオーバーフローが許可されていない場合の複数選択候補ボックスのクリッピングが修正されました。(ZBX-16696)
  • アクションの実行条件フォームの未定義のオフセットエラーが修正されました。(ZBX-16809)
  • バッファのフラッシュに失敗した際のアクティブチェックのログ監視の動作が最適化されました。(ZBX-16595)
  • マップコンストラクターの誤った要素ラベルの更新が修正されました。(ZBX-16682)
  • ウィジェットのタイプをグラフから他のタイプに変更するときのウィジェットのフォームの位置が修正されました。(ZBX-16815)
  • ダッシュボードの URL ウィジェットの不要なパディングが修正されました。(ZBX-16706)
  • SQL クエリで「between」演算子を使用することにより、Oracle のパフォーマンスが修正されました。(ZBX-16784)
  • 最新データのヒストリでの長いテキストの折り返しが修正されました。(ZBX-16579)
  • NULL ポインタ演算が実行される可能性がある不具合が修正されました。(ZBX-16767)
  • サービス時間中に要求された時間窓が開始するときの SLA 計算が修正されました。また、ダウンタイムの計算も修正されました。(ZBX-16500)
  • 特定の Web シナリオを編集するときに、httptest API が httpstep テーブルからエントリを多く選択しすぎる不具合が修正されました。(ZBX-16805)
  • 概要ページで依存トリガーのセルと行が消える不具合が修正されました。(ZBX-10618)
  • vfs.file.contents、vfs.file.regex、vfs.file.regmatch に対して、エンコーディングを検出するために bom の処理が追加されました。(ZBX-16596)
  • 複数のブラウザタブが使用されているときに誤ったタブ番号が記憶される不具合が修正されました。(ZBX-16771)
  • スクリーンに配置しているプレーンテキストのソート順が修正されました。(ZBX-16548)

機能追加・改良

  • Template Module HOST-RESOURCES-MIB SNMPv2、Template Module Interface Windows SNMPv2、Template Net Arista SNMPv2、Template OS Windows SNMPv2 の LLD ルールが親テンプレートからリンクテンプレートに移動されました。(ZBXNEXT-5493, ZBX-16540)
  • 初期ロード時に複数選択のデフォルト値が設定されていない不具合が修正されました。(ZBX-16871)
  • カスタムのアイテム選択フィールドが複数選択フィールドに改修されました。(ZBX-16776)
  • デフォルトでゲストユーザーを無効にするようになりました。(ZBXNEXT-5532)
  • 「監視データ」->「障害」ページの「CSVエクスポート」ボタンで全ページがエクスポートされるようになりました。(ZBXNEXT-4825)

詳細は以下のページをご覧ください。

https://www.zabbix.com/rn/rn4.0.15

インストールおよびアップグレードについて

インストール

詳細はZabbixマニュアル(英語)を参照してください。

アップグレード

Zabbixバイナリを再コンパイルし、フロントエンドのPHPファイルを更新します。Zabbix 1.8.xからの移行の場合はデータベースパッチを実行します。詳細なアップグレード手順についてはZabbixマニュアル(英語)を参照してください。

参考文献

Zabbix 4.0マニュアル(英語)