
このドキュメントは 2025 年 2 月 25 日にリリースされた Zabbix 7.2.4 のリリースノートの日本語訳です。
ダウンロードは Zabbix ダウンロードより行えます。
以下はリリースの詳細と、最新情報およびドキュメントを補足するその他情報について記載しています。
不具合修正
- アクションの実行条件や実行内容に使用されているホストグループ、テンプレート、ホスト、トリガー、サービス、ディスカバリルールおよびディスカバリが削除できないようになりました。[API] [Frontend] {Server] (ZBX-23760)
- 同じユーザグループ内のすべての通知アクションをアクション履歴で表示する機能が復元され、ユーザメディアオブジェクトに対する provisioned プロパティタイプが修正されました。[API] (ZBX-26023)
- すべてのタグに対する権限が特定のホストグループに与えられている場合に、タグに対する特定の権限を持つユーザが特定の問題やイベントを閲覧できない問題を修正しました。[API] (ZBX-18432)
- エージェントの状態のステータス表示で、利用されていないインターフェースと無効化されているアイテムに紐付けられているインターフェースを考慮しないようになりました。[Frontend] (ZBX-25233)
- Zabbix sender が部分的に成功した場合に誤った終了コードが返される不具合が修正されました。[Agent] (ZBX-25932)
- 複雑なオブジェクトの誤ったシリアライズにより wmi.getall でクラッシュが発生する不具合が修正されました。[Agent] (ZBX-25962)
- ウィジェット設定フォームにおけるラベルのオーバフローが修正されました。[Frontend] (ZBX-24249)
- oracle.custom.query のレスポンスに JSON についての情報が追加されるようになりました。[Agent] (ZBX-21205)
- メインメニューのシェブロンが修正されました。[Frontend] (ZBX-24740)
- Zabbix agent 2 の Smart プラグインに README が追加されました。[Agent] (ZBX-23750)
- DNS により複数のアドレスが返される場合のサポートが追加されました。[Proxy] [Server] (ZBX-25899)
- Redis by Zabbix agent 2 テンプレートの Configuration has changed のトリガーからイベント名の設定が削除されました。[Templates] (ZBX-26024)
- トリガーが無効化されている場合でも ValueCache が利用される不具合が修正されました。[Proxy] [Server] (ZBX-25994)
- snmp poller のログ出力内容が改善されました。[Proxy] [Server] (ZBX-25137)
- グラフおよび円グラフウィジェットにおいて、一部の設定項目が更新された場合でも緑色のドットが表示されない不具合が修正されました。[Frontend] (ZBX-25768)
- MQTT メッセージハンドラがブロックされないように修正されました。[Agent] (ZBX-25236)
- スペースやエンターキーを使用してツールチップを表示させた場合に、誤った位置に表示される不具合が修正されました。[Frontend] (ZBX-25939)
- トリガーの timer 関数の計算を 1 分遅らせることにより、起動後の history syncer の負荷が軽減されるようになりました。[Server] (ZBX-25777)
- ユーザプロファイルのポップアップ通知設定タブにおいて、ドロップダウンのスタイルが誤っていた不具合が修正されました。[Frontend] (ZBX-25778)
- グラフウィジェットにおいて、グラフの形式をポイントに設定して表示されたグラフをマウスオーバした場合に、ブラウザのコンソールエラーが出力される不具合が修正されました。[Frontend] (ZBX-25844)
- Zabbix エージェント 2 が modbus.get の結果をミドルエンディアンモードで解釈していた不具合が修正されました。[Agent] (ZBX-25442)
- 上位アイテムウィジェットにおいて余分な列が表示される不具合が修正されました。[Frontend] (ZBX-25902)
- Zabbix エージェント 2 でグローバル正規表現が更新されるとクラッシュする不具合が修正されました。[Agent] (ZBX-25543)
- ディスカバリにより生成されたトリガーのステータスが変更できない不具合が修正されました。[Frontend] (ZBX-25862)
- メンテナンスにアクセスできないユーザの場合に、上位ホストウィジェットがロード中表示のままになる不具合が修正されました。[Frontend] (ZBX-25220)
- Zabbix プロキシの接続断の後に nodata トリガーが誤って検知される事象が抑制されるようになりました。[Proxy] [Server] (ZBX-22580)
- 上位ホストもしくはアイテムのヒストリウィジェットで複数列にバイナリデータの同じサムネイルを表示するよう設定した場合に、ブラウザのコンソールエラーが表示される不具合が修正されました。[Fronted] (ZBX-25539)
- Cisco Meraki dashboard by HTTP テンプレートの Organizations discovery のディスカバリルールが修正され、ホストのプロトタイプのホスト名に特殊文字が入らないようになりました。[Templates] (ZBX-25458)
- 設定変更時に DNS が正常にリフレッシュされない不具合が修正されました。[Server] (ZBX-25748)
- MSSQL 関連のテンプレートの Quorum discovery および Quorum members discovery が更新されました。[Templates] (ZBX-25504)
- パフォーマンスカウンタのバッファサイズ不足により Zabbix エージェント 2 が起動に失敗する不具合が修正されました。[Agent] (ZBX-25530)
- マップウィジェットがリフレッシュ時にちらつく不具合が修正されました。[Frontend] (ZBX-25120)
- Host card ウィジェットにおいてテンプレート、説明、ホストグループセクションで表示内容が長い場合に、適切に切り詰められない不具合が修正されました。[Frontend] (ZBX-25579)
- プロキシグループ使用時に {PROXY.NAME} および {PROXY.DESCRIPTION} マクロが解決されない不具合が修正されました。[Server] (ZBX-25244)
- アイテムのヒストリを削除した後もゲージウィジェットに値が表示される不具合が修正されました。[Frontend] (ZBX-25513)
- Web シナリオの変数およびヘッダーに設定されたデータが空になる不具合が修正されました。[Frontend] (ZBX-25471)
- web.page.get の curl ヘッダが修正されました。[Agent] (ZBX-22522)
- configure スクリプトにおいて libssh の場所をデフォルト以外に指定した場合に、バージョンチェックに失敗する不具合が修正されました。[Proxy] [Server] (ZBX-25704)
- NetBSD 8.2 以降でのビルドの修正のために pkgsrc のパッチが適用されました。[Agent] (ZBX-25382)
- トリガー一覧画面でのフィルタの表示/非表示が保存されない不具合が修正されました。[Frontend] (ZBX-25758)
- メンテナンスタイプの変更後、新たに追加したタグ設定フィールドが無効状態になる不具合が修正されました。[Frontend] (ZBX-25681)
- グラフウィジェットにおいてオーバライドした Y 軸が表示されない不具合が修正され、グラフおよび円グラフウィジェットのデータセットにおける長い名前の問題が修正されました。[Frontend] (ZBX-25511)
- マップ要素にトリガーが使用されている場合に、サブマップでメンテナンス状態が正常に表示されない不具合が修正されました。[Frontend] (ZBX-25666)
- Microsoft 365 reports by HTTP テンプレートのスクリプトアイテムの HTTP プロキシのパラメータ名が修正されました。[Templates] (ZBX-25601)
- メニューポップアップにおける URL の target 属性が修正されました。[Frontend] (ZBX-25730)
機能追加・改良
- Palo Alto PA-440 by HTTP テンプレートが追加されました。[Templates] (ZBXNEXT-9606)
- TimescaleDB がバージョン 2.18 までサポートされるようになりました。[Server] (ZBXNEXT-9771)
- PHP 8.4 がサポートされるようになりました。[API] [Frontend] (ZBXNEXT-9624)
- Zabbix エージェント 2 の Redis プラグインの設定ファイルに、認証のためのユーザ名を指定するパラメータが追加されました。[Agent] (ZBXNEXT-7121)
- Systemd by Zabbix agent 2 テンプレートにサービス単位のディスカバリのために {#UNIT.SERVICETYPE} マクロとフィルタが追加されました。[Templates] (ZBXNEXT-9460)
- Dell * by HTTP および by SNMP テンプレートが改善および修正されました。[Templates] (ZBXNEXT-9584)
- Azure SQL Managed Instance by HTTP テンプレートが追加されました。[Templates] (ZBXNEXT-9654)
- Nvidia by Zabbix agent 2 テンプレートにおける校正の誤りが修正されました。[Templates] (ZBXNEXT-9545)
詳細は以下をご覧ください。