
このドキュメントは 2025 年 1 月 28 日にリリースされた Zabbix 7.2.3 のリリースノートの日本語訳です。
ダウンロードは Zabbix ダウンロードより行えます。
以下はリリースの詳細と、最新情報およびドキュメントを補足するその他情報について記載しています。
不具合修正
- SNMP の値の受信時に、誤って usmStatsNotInTimeWindows の値が利用される不具合が修正されました。[Proxy] [Server] (ZBX-25903)
- スクリプトアイテムのパラメータにおけるエスケープの不具合が修正されました。[Proxy] [Server] (ZBX-25876)
- multiselect の split button の表示位置が修正されました。[Frontend] (ZBX-24936)
- アイテムのヒストリウィジェット、上位ホストウィジェットおよび最新データページの最新の値で表示されるヒントボックスにおいて、タブが正常に出力されない不具合が修正されました。[Frontend] (ZBX-25467)
- アイテムの一括更新フォームの保存前処理タブにおいて、各設定項目の title 属性が削除されました。[Frontend] (ZBX-25466)
- 積算グラフのレンダリングに関する不具合が修正されました。[Frontend] (ZBX-25532)
- トリガーおよびトリガーのプロトタイプ設定フォームにおいて、イベント名が複数行になる場合のフィールドの高さの更新に関する不具合が修正されました。[Frontend] (ZBX-24751)
- アイテムのヒストリウィジェットにおける、ログのローカル時刻表示に関する不具合が修正されました。[Frontend] (ZBX-25264)
- データの保存期間の設定項目の「ヒストリとトレンドの圧縮」が「ヒストリ、トレンド、監査ログの圧縮」に修正されました。[Frontend] (ZBX-24644)
- ホストの可用性が頻繁に切り替わる際に SNMP ベースのディスカバリルールがリクエストを大量に発行する可能性がある不具合が修正されました。[Proxy] [Server] (ZBX-25824)
- Compact Nested Mapping モードでの YAML 生成が修正されました。[API] (ZBX-24690)
- 上位アイテムウィジェットから使用されていない並べ替え機能が削除されました。[Frontend] (ZBX-25756)
- Zabbix エージェント 2 の perfmon プラグインにおいて、collector インターフェースが runner インターフェースに置き換えられました。[Agent] (ZBX-24672)
- MariaDB 特有の情報が MySQL プラグインの README に追加されました。[Agent] (ZBX-25439)
- 新規のイベントが大量に発生した場合に vmware collector が高負荷になる不具合が修正され、history cache の過負荷制御が追加されました。[Proxy] [Server] (ZBX-25584)
- SNMP 非同期エージェントのより詳細なロギングが追加され、様々なエッジケースでエラーがクリアされない不具合が修正されました。[Proxy] [Server] (ZBX-25108)
- JavaScript の保存前処理においてユーザマクロが最新の値に解決されない不具合が修正されました。[Proxy] [Server] (ZBX-25568)
- Go の最小要求バージョンが 1.21 に更新されました。[Agent] (ZBX-25443)
- キャプチャグループが使用された場合の regrepl マクロ関数の挙動が修正されました。[Frontend] (ZBX-25445)
- TimescaleDB 利用時に Zabbix サーバとプロキシ間の設定同期が不必要に実行される不具合が修正されました。[Proxy] [Server] (ZBX-25672)
- Windows において、vfs.fs.get による空きディスク容量の計算方法が Zabbix エージェントと Zabbix エージェント 2 で異なる不具合が修正されました。[Agent] (ZBX-25460)
- AIX でのコンパイルの不具合修正のために、configure.ac で AC_FUNC_MALLOC および AC_FUNC_REALLOC マクロがコメントアウトされました。[Agent] [Proxy] [Server] (ZBX-25723)
- vmware.hv.network.linkspeed の取得失敗により、poller が利用不可になる不具合が修正されました。[Proxy] [Server] (ZBX-25865)
- SLA およびサービスの設定フォーム表示時に、フォーム外がフォーカスされないようにフォーカストラップが追加されました。[Frontend] (ZBX-22979)
- マップおよびディスカバリルールに対する名前によるフィルタリングの不具合が修正されました。[Frontend] (ZBX-24652)
- Zabbix エージェント 2 の wmi.getall の結果に IDispatch へのポインタが含まれる場合に、クラッシュが発生する不具合が修正されました。[Agent] (ZBX-25725)
- 外部のダッシュボードリソースの読み込みに失敗した場合に定期レポートの生成に失敗する不具合が修正されました。[Agent] (ZBX-25501)
- Zabbix エージェント 2 の net.dns.record が正常に動作しない不具合が修正されました。[Agent] (ZBX-25502)
- Elasticsearch への履歴保存時に、インデックスのリフレッシュを呼び出さずに時間間隔でクエリを実行することによりパフォーマンスが改善されました。また、スロークエリのログが追加され、クエリが動作していなかった不具合が修正されました。[Server] (ZBX-24549)
機能追加・改良
- Zabbix エージェント 2 において、Smart プラグインの権限不足時のエラー処理が改善されました。[Agent] (ZBXNEXT-9686)
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