
このドキュメントは 2024 年 12 月 18 日にリリースされた Zabbix 7.0.7 のリリースノートの日本語訳です。
ダウンロードは Zabbix ダウンロードより行えます。
以下はリリースの詳細と、最新情報およびドキュメントを補足するその他情報について記載しています。
不具合修正
- ギガバイト単位で計測される VMware のパフォーマンスカウンタがサポートされるようになりました。[Proxy] [Server] (ZBX-25497)
- ネットワークディスカバリのアクション処理における SQL エラーが修正されました。[Server] (ZBX-25686)
- Zabbix プロキシでハイブリッドバッファを利用する際にトランザクションが入れ子になる不具合が修正されました。[Proxy] (ZBX-25664)
- ユーザディレクトリのユーザクループマッピングに利用されているユーザグループが削除されないようになりました。[API] (ZBX-25350)
- SQL 文中の文字列をダブルクォートではなくシングルクォートで囲むように修正されました。[Frontend] (ZBX-24895)
- トリガーの依存関係設定時の選択肢に自分自身が表示される不具合が修正されました。[Frontend] (ZBX-25010)
- LLD によるエンティティの作成もしくは更新が失敗した場合に表示されるエラーメッセージがより詳細になりました。[Proxy] [Server] (ZBX-25515)
- トリガーおよびトリガーのプロトタイプにおいて、親テンプレート側の設定変更により子テンプレートでの上書き設定が失われる不具合が修正されました。[Frontend] (ZBX-25525)
- vfs.fs.size または他のメトリクスを実行し、フォークされたメトリクスが異常終了するとクラッシュする不具合が修正されました。[Agent] (ZBX-25377)
- Windows においてデジタルオーディオ CD に対して vfs.fs.get アイテムが正常に動作しない不具合が修正されました。[Agent] (ZBX-25390)
- 保存前処理において double から uint64 への変換に失敗する不具合が修正されました。[Proxy] [Server] (ZBX-25590)
- アイテムのデータ型が変更された際の保存前処理における履歴処理の不具合が修正されました。[Proxy] [Server] (ZBX-25596)
- Zabbix プロキシ上でアイテムのテストを実行する際に、保存前処理のテストがプロキシ上で実行されない不具合が修正されました。[Proxy] [Server] (ZBX-25136)
- マクロ関数がサポートされるべき場所でサポートされていなかった不具合が修正されました。[Server] (ZBX-24970)
- High-contrast テーマにおいて、メインメニュー折り畳み時に選択中のメニューアイコンが見えにくい色になっていた不具合が修正されました。[Frontend] (ZBX-25183)
- ホストが Zabbix プロキシ監視下にある場合、history.push 中に保存前処理がスキップされる不具合が修正されました。[Server] (ZBX-25551)
- Zabbix エージェント 2 の暗号化通信において PSK および証明書の両方を設定した場合、PSK での通信が拒否される不具合が修正されました。[Agent] (ZBX-25267)
- ヒントがない場合、SNMP エージェントの walk および get アイテムキーが表示できない ASCII 文字を文字列として返す不具合が修正されました。[Proxy] [Server] (ZBX-25548)
- 接続の途中で Zabbix サーバが再起動された場合、Zabbix エージェントがクラッシュする不具合が修正されました。[Agent] (ZBX-25550)
- アイテムタグとアイテムとのリンクをヒープに保存することにより、共有メモリの使用量が削減されるようになりました。[Proxy] [Server] (ZBX-25517)
- zbxsysinfo の問題に起因して NetBSD での Zabbix エージェントのビルドに失敗する不具合が修正されました。[Agent] (ZBX-25562)
- Zabbix トラッパーアイテムの「許可されたホスト」にスペースが含まれると値の受信に失敗する不具合が修正されました。[Agent] (ZBX-25404)
- トリガー名に監視対象のアプリケーションを示すプレフィクスが追加されました。[Templates] (ZBX-24866)
- 2.x 以前の libevent API とヘッダへの依存が削除されました。[Installation] (ZBX-25321)
- ウィジェットのイテレータの準備性が修正されました。[Frontend] (ZBX-25269)
- マスタおよび依存アイテムを一度に複数のターゲットにコピーできない不具合が修正されました。[Frontend] (ZBX-25022)
- グラフウィジェットにおいてデータセットのアグリゲーションが正常に機能しない不具合が修正されました。[API] [Frontend] (ZBX-22350)
機能追加・改良
- diaginfo ランタイムコマンドにタスクキューが最も高いアイテムを特定するための top.peak が追加されました。[Proxy] [Server] (ZBXNEXT-9622)
- Oracle プラグインがクエリで変数バインドを利用できるように改良されました。[Agent] (ZBXNEXT-8914)
- ウィジェット間での連携動作において、一方のウィジェットでの要素選択に応じて連携するウィジェットの自動的に表示も変更されるようになりました。[Frontend] (ZBXNEXT-9228)
- メディアタイプ一覧画面のフィルタ項目に、アクションの実行内容の詳細設定の「Send to media type」に設定されたメディアタイプに基づいて「アクションで使用」列の表示を切り替えるための「display actions」が追加されました。[API] [Frontend] (ZBXNEXT-8690)
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