このドキュメントは 2023 年 5 月 30 日にリリースされた Zabbix 6.4.3 のリリースノートの日本語訳です。
ダウンロードは Zabbix ダウンロードより行えます。
以下はリリースの詳細と、最新情報およびドキュメントを補足するその他情報について記載しています。
不具合修正
* Kubernetes cluster state テンプレートに新たなレプリカ・ミスマッチというメトリックが追加され、トリガが更新されました。(ZBX-22604)
* 設定パラメータ ListenIP が HA で無視されていた問題が修正されました。(ZBX-22773)
* Jenkins テンプレートの保存前処理パラメータ中の正規表現が修正されました。(ZBX-22475)
* Kubernetes nodes テンプレートの JavaScript が修正されました。(ZBX-21910)
* Zabbix プロキシ用の設定データの取り出しが遅い問題が修正されました。(ZBX-22799)
* 内部アクセスタイプでありながら非内部的な認証を使用しているユーザ用のユーザ編集フォームでのパスワードが変更できない問題が修正されました。(ZBX-22740)
* SNMP walk から JSON への保存前処理でパラメータに間違いがあった場合のメモリリークが修正されました。(ZBX-22782)
* Zabbix agent の例外のログ出力の偽陽性が修正され、例外のログ出力自体も改善されました。(ZBX-22494)
* ‘problem’ テーブルのハウスキーピング処理が遅かった問題が修正されました。(ZBX-22675)
* AlertScriptPath がリンクを許していなかった問題が修正されました。(ZBX-22688)
* Data overview ウィジェットのアイテム値をクリックした後に出るエラーが修正されました。(ZBX-22401)
* Kubernetes kubelet テンプレートの Pod ディスカバリの保存前処理が修正されました。(ZBX-22029)
* SNMP ディスカバリでの SNMPINDEX オフセットの取り出し方が誤っていた問題が修正されました。(ZBX-22234)
* 複数のテンプレートを proc.get アイテムキーで一つのホストにアタッチする処理、および、説明文のスペルが修正されました。(ZBX-22141)
* API での excludeSearch パラメータが無視されていた問題が修正されました。(ZBX-22285)
* スレッド化されたコンポーネントのログレベルを調整する機能が追加されました。(ZBX-22336)
* サーバやプロキシのシャットダウン時に時々発生する保存前処理のマネージャのクラッシュが修正されました。(ZBX-22446)
* UserParameter 呼び出しに対する UserParameterDir の動作が修正されました。(ZBX-20604)
* 誤った SNMP データにより保存前処理キャッシュでメモリリークが発生する問題が修正されました。(ZBX-22741)
* 数学関数 ATAN2 の説明が修正されました。(ZBX-22732)
* 正規表現コンテキストのユーザマクロが何も変更がなくても毎回再同期されていた問題が修正されました。(ZBX-22664)
* 監視ホストダッシュボードでのテンプレート化されたダッシュボードの表示が修正されました。(ZBX-22661)
* TiDB TiKV by HTTP テンプレートで保存前処理が最適化され、ダッシュボードが追加されました。(ZBX-21599)
* TiDB PD by HTTP テンプレートで保存前処理が最適化され、ダッシュボードが追加されました。(ZBX-21598)
* TiDB by HTTP テンプレートで保存前処理が最適化され、ダッシュボードが追加されました。(ZBX-21600)
* ユーザインターフェースでの HTML エンティティのエンコードが修正されました。(ZBX-22386)
* 標準アイテムのポップアップでの mqtt.get キーのシグネチャが修正されました。(ZBX-22714)
* Kubernetes kubelet テンプレートのディスカバリの保存前処理が修正されました。(ZBX-21397)
* CButtonExport をクリックしたときに実行される jQuery のコードがリファクタリングされ、CActionButtonList で form.action を使用していたところが form.getAttribute/setAttribute(‘action’) を使うように変更されました。(ZBX-22526)
* Oracle by ODBC テンプレートの Oracle マルチテナントアーキテクチャをサポートするテーブルスペースの処理が改善されました。(ZBX-20202)
* NetBSD での Zabbix サーバのコンパイルの問題が修正されました。(ZBX-22713)
* HP-UX でのビルドが修正されました。(ZBX-22703)
* Telnet スクリプトタイプでタイムアウトが処理されていなかった問題が修正されました。(ZBX-21795)
* アイテム設定フォームで Header と Query フィールドをソートする際のヘルパーの位置が修正されました。(ZBX-21801)
* テンプレート、ホスト、ホストプロトタイプのクローンフォームで書き込み不可のホストグループの見え方が修正されました。(ZBX-22238)
* 他のウィジェットフィールドが不正である場合に、有効なウィジェット名がリセットされてしまう問題が修正されました。(ZBX-22192)
* ユーザグループ API オブジェクトのユーザの変更が、ユーザ API オブジェクトのグループの更新として監査ログ出力されるように変更されました。(ZBX-21871)
* Safari でのソート可能なアイテムの位置が誤っていた問題が修正されました。(ZBX-22461)
* 一秒間に複数のアラームが発生した場合のサービスの SLI 計算が修正されました。(ZBX-22469)
機能追加・改良
* Google cloud platform monitoring テンプレートが追加されました。(ZBXNEXT-8199)
* Zabbix agent 2 のデフォルトサポートのプラグインサポートが更新されました。(ZBXNEXT-8330)
* Linux by SNMP, Windows by SNMP, Mikrotik by SNMP, Cisco by SNMP, TP-LINK by SNMP の各テンプレートが新たな SNMP LLD メソッドを使用するようになりました。(ZBXNEXT-8286)
* ProxyOfflineBuffer より古いデータを定常的に受信している場合のプロキシ履歴のハウスキーピングが改善されました。(ZBXNEXT-8357)
* UTF-8 のバイトオーダーマーク(BOM) 付の設定ファイルのインポートが可能になりました。(ZBXNEXT-8142)
* 設定ファイル中での、カレントディレクトリを基点とした相対 Include パスがサポートされました。(ZBXNEXT-8273)
* MongoDB テンプレートに Azure CosmosDB が追加されました。(ZBXNEXT-8209)
* YAML テンプレートをエクスポートした際の配列の各要素の不要な改行が削除されるようになりました。(ZBXNEXT-8078)
* Docker by Zabbix agent 2 テンプレートにコンテナのヘルスチェックのメトリックが追加されました。(ZBXNEXT-8391)
* Zabbix agent 2 の docker.container_stats キーに pids_stats が追加されました。(ZBXNEXT-8354)
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