Zabbix 6.4.2 のリリースノート

このドキュメントは 2023 年 4 月 25 日にリリースされた Zabbix 6.4.2 のリリースノートの日本語訳です。
ダウンロードは Zabbix ダウンロードより行えます。
以下はリリースの詳細と、最新情報およびドキュメントを補足するその他情報について記載しています。

不具合修正

* JSON オブジェクトと同じキーによるメモリリークが修正されました。(ZBX-22718)

* 式中で使われる replace() 関数が修正されました。(ZBX-22719)

* カスタムの geomap HTML 属性テキストのサポートがなくなりました。(ZBX-22720)

* 式パーサでのクラッシュが修正されました。

* スタンドアローンページでホストまたはテンプレートグループを削除する際の警告アラートが修正されました。(ZBX-22376)

* 依存アイテムの処理中のマスターアイテムエラー処理が修正されました。(ZBX-22615)

* テンプレートアイテムのコンテキストメニューが修正されました。(ZBX-22595)

* AIX 上で proc.mem[] でのプロセス選択についてのデバッグログ出力が追加されました。(ZBX-22521)

* JS のログメッセージの長さ制限が撤廃されました。(ZBX-22492)

* LDAP 認証が依然として有効な場合に最後の LDAP サーバが削除できてしまう問題が修正されました。(ZBX-22609)

* go.mod/sum が、Zabbix agent 2 のアイテムにセッションパラメータとキーパラメータを混合することを許すように更新されました。(ZBX-22373)

* マップ要素のリンクトリガ向けの最小重要度フィルターの使用方法が修正されました。(ZBX-22241)

* ホストトリガへのトリガ依存性があるテンプレートをインポートできない問題が修正されました。(ZBX-22194)

* テンプレートの任意のエンティティの更新時に uuid パラメータに重複した値を設定できていた問題が修正されました。Service API の uuid パラメータが更新できるようになりました。Proxmox VE by HTTP テンプレートで重複していた UUID が修正されました。(ZBX-19375)

* Hadoop by HTTP テンプレートで保存前処理のステップが最適化され、二つのグラフとダッシュボードが追加されました。(ZBX-21583)

* Zookeeper by HTTP テンプレートの保存前処理が最適化されました。(ZBX-21603)

* MSSQL by ODBC テンプレートの SQL クエリと保存前処理が最適化されました。(ZBX-21589)

* SCIM リクエストの認証が修正されました。(ZBX-22635)

* Kubernetes テンプレートの非推奨ポート番号が更新されました。また、ターゲットタグが修正されました。さらに、Scheduler と Cluster Manager コンポーネントのバインディングアドレスオプションについての注釈が追加されました。(ZBX-22641)

* LDAP のグループメンバーシップのマッピングが大文字小文字を区別しないエントリに一致しない問題が修正されました。(ZBX-22597)

* ポップアップメニューでリンクを右クリックするとポップアップメニューが消えてしまう問題が修正されました。(ZBX-22538)

* item および item_preproc テーブルのフィールドが NVARCHAR 型 または NCOLOB 型 のどちらかとなるサポートが追加されました。(ZBX-22363)

* 利用可能なファイル記述子を使いつくしてしまったときの Zabbix agent 2 のクラッシュが修正されました。(ZBX-22306)

* Import フォームで権限のないユーザには “Create new template/host groups” オプションが表示されないようになりました。(ZBX-21013)

* Zabbix agent 2 の設定で、”Server” の IP/DNS オプションに検証が追加されました。(ZBX-22219)

* authentication.update が修正され、不活性の SAML/LDAP JIT プロビジョニングのチェックを外さずに、グループのプロビジョニング解除を削除できないようになりました。(ZBX-22553)

* curl がホスト名を解決できない場合の Web シナリオのエラーメッセージが重複する問題が修正されました。(ZBX-22304)

* Elasticsearch Cluster by HTTP テンプレートに追加のマスターアイテムプロトタイプが加わり、保存前処理ワーカの使用率が下げられました。(ZBX-21577)

* トリガポップアップとマップのトリガで “Severity” 欄の余白が異なっている問題が修正されました。(ZBX-22432)

* VMware のパラメータの表示が修正されました。(ZBX-20084)

* グラフプロトタイプのディスカバリの更新時のメッセージが修正されました。(ZBX-22331)

* SNMPv3 インターフェースを含むホストプロトタイプをインポートできない問題が修正されました。 hostprototype.create および hostprototype.update API メソッドに、パラメータが何の効果も持たない場合、デフォルト値付の条件付きパラメータを提供することが可能になりました。テンプレートのアンリンクの際のホストプロトタイプの変更についての監査ログが追加されました。リンクされたテンプレートのホストプロトタイプからグループのリンクやグループのプロトタイプが削除できない問題が修正されました。(ZBX-20699)

* フィルターやポップアップで変更されたフィルターされたパラメータを使用している場合、選択されている項目の数が間違っていた問題が修正されました。(ZBX-22210)

* 最後に残ったアクション条件が削除できない問題が修正されました。(ZBX-22499)

* ダッシュボード上でデバッグセクションが ‘Add new widget’ のプレースホルダーと重なり合っている問題が修正されました。(ZBX-22533)

* テンプレートのインポートでの差分ポップアップでの折り畳み可能な矢印の動作が修正されました。(ZBX-22502)

* バリューマッピングに数値の検査が追加されました。(ZBX-22455)

* ウィジェット設定フォームでのダイアログの最上部からヘッダまでの余白が調整されました。(ZBX-22585)

* contrast dark および contrast light のスタイルシートの複数選択ポップアップの余白が正しくなかった問題が修正されました。(ZBX-22206)

* Connector 作成ビューのドキュメントへの正しくないリンクが修正されました。(ZBX-22487)

* テンプレートグループの一覧と編集/更新ページにドキュメントへのリンクがなかった問題が修正されました。(ZBX-22161)

* アクセス不可のウィジェットの名前の問題が修正されました。(ZBX-22245)

* 障害の一括更新の際にラベルをクリックしたときのチェックボックスの選択が修正されました。(ZBX-22272)

* Dashboard グローバルビューの Processes の数値の小数点以下の桁数がゼロに修正されました。(ZBX-22391)

* 計算式フィールドの Type についてのマークアップが修正されました。(ZBX-18527)

機能追加・改良

* Event-Driven Ansible メディアが追加されました。(ZBXNEXT-8334)

* Zabbix health テンプレートに独立したプロキシ互換性トリガが作成されました。また、不要な依存関係が削除されました。(ZBXNEXT-8394)

詳細は以下をご覧ください。

https://www.zabbix.com/jp/rn/rn6.4.2