このドキュメントは 2024 年 7 月 15 日にリリースされた Zabbix 6.4.17 のリリースノートの日本語訳です。
ダウンロードは Zabbix ダウンロードより行えます。
以下はリリースの詳細と、最新情報およびドキュメントを補足するその他情報について記載しています。
不具合修正
* データベースが読み取り専用の場合にスタンドアローンの Zabbix server と Zabbix proxy が停止しない問題が修正されました。[Proxy][Server](ZBX-24514)
* 読み取り専用フィールドの状態とスタイルが修正されました。[Frontend](ZBX-23936)
* ホストがメンテナンス中の場合、Problems ウィジェットの未定義配列キーエラーが修正されました。[Frontend](ZBX-22920)
* アイテムプロトタイプの不整合が見つかった場合のテンプレートのリンクが修正されました。[Server](ZBX-24167)
* インターフェースが設定されていないディスカバーされたアイテムのインターフェースフィールドの見え方が修正されました。[Frontend](ZBX-24610)
* Zabbix agent 2 Oracle プラグインと Oracle by ODBC テンプレートの監視ユーザの権限についての説明が改善されました。[Documentation](ZBX-23770)
* Item 値ウィジェットの値が正しく並んでいない問題が修正されました。[Frontend](ZBX-24235)
* 冗長なカーネルヘッダのインクルードが削除されました。musl の互換性の問題が修正されました。(ZBX-24565)
* “operator” プロパティなしのアクションフィルター条件を渡すことができず、デフォルト値が “Equal” であることを示唆する問題が修正されました。[API](ZBX-23751)
* Problems by severity ウィジェットのヒントボックスでの障害の順序が正しくない問題が修正されました。[Frontend](ZBX-24562)
* 継承されるアイテムの総数がバッチサイズを超えて、さらにバッチサイズの倍数になっていない場合に複数アイテムを持つテンプレートから複数ホストへの継承ができない問題が修正されました。[API](ZBX-24622)
* SQLite データベースの作成が修正されました。[Proxy](ZBX-24682)
* 冗長な条件付きフィールドが含まれている、アイテム、LLD ルール、アイテムプロトタイプがインポートできない問題が修正されました。[API](ZBX-23886)
* role.update API 経由で全ての UI 要素のアクセスが無効化できてしまう機能が抑止されるようになりました。[API](ZBX-21429)
* 異なる編集フォームでタグ行の表現に一貫性がない問題が修正されました。[Frontend](ZBX-19271)
* ディスカバーされたホストにリンクされているテンプレートのタグが継承されない問題が修正されました。[Server](ZBX-24671)
* Check Point Next Generation Firewall by SNMP テンプレートのトリガ式の誤った閾値が修正されました。[Templates](ZBX-24539)
* Solaris の vm.memory.size[pused] アイテムが修正されました。[Agent](ZBX-24667)
* HPE iLO by HTTP テンプレートにストレージのボリュームチェックが追加されました。[Templates](ZBX-23781)
* Zabbix agent が、IPv6 が無効化されている場合は net.tcp.socket.count の結果をエラーなしで返すように修正されました。[Agent](ZBX-24391)
* Geomap ウィジェットのカスタム重大度名の使用方法が修正されました。[Frontend](ZBX-24352)
* Zabbix agent 2 の MQTT プラグインの clientID が厳密な要件に従って生成されるように修正されました。[Agent](ZBX-20993)
* VMWare SD-WAN VeloCloud by HTTP テンプレートの edge の SD-WAN の JavaScript 前処理付きの依存アイテムが追加されました。[Templates](ZBX-23426)
* 非推奨となった GCE Integrity 機能の潜在的な問題が修正されました。[Templates](ZBX-24665)
* 式マクロがサポートされていない場所で使用された場合のクラッシュが修正されました。[Server](ZBX-24566)
* PostgreSQL から収集したデータと他のデータベースから収集したデータについてグラフが異なる問題が修正されました。[Frontend](ZBX-24450)
* めったに更新されないトレンドのリアルタイムエクスポートが修正されました。[Server](ZBX-24513)
* ページのリフレッシュで選択された行のハイライト処理が修正されました。[Frontend](ZBX-21702)
* トリガ式のコンストラクタが ‘<‘ および ‘>’ 演算子の表示が誤っていた問題が修正されました。[Frontend](ZBX-23398)
* アイテム状態の変更後にホストを更新した際にエラーメッセージが表示される問題が修正されました。[Frontend](ZBX-23584)
* VMware テンプレートのデータストアのトリガが修正されました。[Templates](ZBX-24635)
* 利用できないダッシュボードがウィジェット固有の JS ファイルをロードしようとして失敗している問題が修正されました。[Frontend](ZBX-22623)
機能追加・改良
* 監査ログの recordsetid にインデックスが追加されました。[Server](ZBXNEXT-9143)
* Zabbix agent 2 の Smart プラグインに Small Computer System Interface (SCSI) デバイス型のサポートが追加されました。[Agent](ZBXNEXT-9081)
* Linux テンプレートと Windows テンプレートの fuzzytime トリガにリカバリ式が追加されました。active agent テンプレートから fuzzytime トリガが削除されました。[Templates](ZBXNEXT-6445)
* MySQL のサポートされる最大バージョンが 8.4 に更新されました。[Proxy][Server](ZBXNEXT-9201)
* TimescaleDB のサポートされる最大バージョンが 2.15 に更新されました。[Server](ZBXNEXT-9225)
* MariaDB のサポートされる最大バージョンが 11.4 に更新されました。[Proxy][Server](ZBXNEXT-9226)
* Azure VM Scale Sets にディスカバリとテンプレートが追加されました。[Templates](ZBXNEXT-8868)
詳細は以下をご覧ください。