このドキュメントは 2021 年 12月 23 日にリリースされた Zabbix 5.4.9 のリリースノートの日本語訳です。
ダウンロードは Zabbix ダウンロードより行えます。
以下はリリースの詳細と、最新情報およびドキュメントを補足するその他情報について記載しています。
不具合修正
* jQuery のバージョンが更新されました。(ZBX-20382)
* JAR ファイル logback-core、logback-classic、slf4j-api が最新の安定バージョンに更新されました。(ZBX-20383)
* フロントエンドの設定ファイルが既に存在する場合に非管理者がフロントエンドのセットアップページを参照できる可能性があり、この問題が修正されました。(ZBX-20384)
* multiselect.js の XSS 脆弱性が修正されました。(ZBX-20388)
* アイテム、アイテムのプロトタイプ、LLD ルール、ホストのプロトタイプの不完全な継承が修正されました。これは、管理者タイプのユーザが、そのユーザには権限がないテンプレートやホストにリンクされたテンプレート上でそれらを編集した時に発生していました。(ZBX-20328)
* VMware テンプレートのアイテムの値のマッピングが修正されました。(ZBX-20113)
* zbx_ipc_service_init_env() が MAIN_ZABBIX_ENTRY に移動されました。(ZBX-20341)
* 定期レポートの設定フォームの XSS 攻撃脆弱性が修正されました。(BX-20278)
* F5 Big-IP SNMP テンプレートのメモリ監視のトリガ条件式が修正されました。(ZBX-20060)
* F5 Big-IP SNMP テンプレートの証明書監視のトリガ条件式が修正されました。(ZBX-20075)
* “Zabbix server health” ダッシュボードのアイテムパターンが修正されました。(ZBX-19704)
* Template Module Windows Services のマクロの正規表現が修正されました。(ZBX-18474)
* トリガ状態の統合テストが追加されました。(ZBX-20240)
* PostgreSQL by user parameters テンプレートの 32 ビット XID と 64 ビット XID の PostgreSQL バージョンに対する SQL クエリが修正されました。(ZBX-18389)
* トリガ条件式中の少なくとも一つのホストがメンテナンス中ではない場合の障害のエスカレーションが修正されました。(ZBX-19651)
* PostgreSQL テンプレートとプラグインファイルが更新されました。(ZBX-19897)
* 異なるプロキシに割り当てられた複数のホストのインポートが修正されました。(ZBX-20120)
* 戻り値が必要とされない場合のアクション WebHook の失敗が修正されました。(ZBX-20178)
* JS メソッド getHeaders() で複数のヘッダフィールドのサポートが追加されました。(ZBX-19806)
* Windows 上の Zabbix agent 2 のコマンド実行中の引用符の展開が修正されました。(ZBX-20192)
* トリガ条件式と計算アイテムが、過去が始点であっても未来が終点となるタイムシフトを指定できない問題が修正されました。(ZBX-19924)
* トリガーのプロトタイプが設定されたテンプレートとのリンクにおける不具合が修正されました。(ZBX-20238)
* イベント一覧のヒントボックスフィールドの検証が修正されました。(ZBX-19973)
* SAML ログインデータの比較が修正されました。(ZBX-20350)
機能追加・改良
* vmware.hv.discovery に新たな LLD マクロ HV.NETNAME が追加されました。(ZBXNEXT-7100)
* Oracle by ODBC テンプレートがアイテムの中で設定文字列を使用するようアップグレードされました。(ZBXNEXT-7031)
* Zabbix エージェントの再起動後、ログアイテム状態をリストアするためのパーシステントファイルのサポートが追加されました。(ZBXNEXT-6593)
詳細は以下をご覧ください。