このドキュメントは 2021 年 09月 29 日にリリースされた Zabbix 5.4.5のリリースノートの日本語訳です。
ダウンロードは Zabbix ダウンロードより行えます。
以下はリリースの詳細と、最新情報およびドキュメントを補足するその他情報について記載しています。
不具合修正
* Windows 上で、Zabbix エージェントがアクティブチェックの設定を取り出すことができないという問題が修正されました。(ZBX-20015)
* 定期レポートにおける “件名” と “メッセージ” パラメータの更新が修正されました。(ZBX-19954)
* fping がシグナルにより終了した場合の最終結果が無視されるようになりました。(ZBX-19814)
* サーバとプロキシから libmodbus のリンクが削除されました。(ZBX-19952)
* ヒストリの処理時にビッグエンディアンのシステムでクラッシュする問題が修正されました。(ZBX-19931)
* zbx_set_json_strerror に UTF-8 のサポートが追加されました。(ZBX-19440)
* “DB PostgreSQL” テンプレートの “Checkpoint sync time” アイテムの保存前処理、”Ping time” アイテムの保存前処理の正規表現、”Get transactions” アイテムの SQL リクエストがそれぞれ修正されました。(ZBX-19864)
* proc.num, proc.cpu.utilization, proc.mem の各メトリックが、サポートされていない Go バージョンでコンパイルされた場合に適切に機能していないという問題が修正されました。また、Go 1.16 で導入された関数をしようすることでこれらのメトリックの性能が改善されました。(ZBX-19614)
* リクエスト本体のタイプが JSON または XML の場合、HTTP アイテムのアイテムテストフォーム中の展開されたマクロでの値のエスケープ処理が修正されました。(ZBX-19120)
* JavaScript でロードされた、UI 要素中の日付形式の不一致が修正されました。(ZBX-19580)
* report.update() メソッドでのデータベースレコードの不要な更新が修正されました。(ZBX-19850)
* インターフェースが利用不可となった場合に、Zabbix エージェントチェック、SNMP エージェントチェック、IPMI チェック、JMX 監視のみが利用出来なくなるように修正されました。(ZBX-19712)
* Net-SNMP で DES が無効化されている場合、あるいは LTO が使用されている場合にビルドに失敗する問題が修正されました。(ZBX-19635)
* モジュールが発見された場合、モジュールの設定がデータベースに格納されないという問題が修正されました。(ZBX-19817)
* Zabbix エージェント 2 を -R オプションを指定して起動すると、Windows サービスがクラッシュしていました。この問題が修正されました。(ZBX-19675)
* “F5 Big-IP SNMP” テンプレート中のタイポが修正されました。(ZBX-19865)
* “Hikvision camera by HTTP” テンプレートの誤ったマスターアイテムが修正されました。(ZBX-19835)
* “MSSQL by ODBC” テンプレート中のトリガ名のタイポが修正されました。(ZBX-19849)
* Zabbix agent 2 の Redis プラグインが、より redis-cli 接続にマッチするように修正されました。(ZBX-19613)
* 様々な Windows のイベントシステム同期の問題について、古い Windows イベントの再読み込みが修正されました。(ZBX-19510)
* ネットワークインターフェースの LLD で Interface GUID を使用する機能が追加されました。(ZBX-16803)
*トリガが既に存在していないにも関わらずイベントが依然として存在する場合に close_problem タスクにより、タスクマネージャが定常的に負荷が高くなる問題が修正されました。(ZBX-19236)
* 未翻訳の文字列および翻訳が誤っている文字列が修正されました。(ZBX-19581)
* “Slack” メディアタイプにおける複数チャンネルへの通知の問題が修正されました。(ZBX-18680)
* TimescaleDB のパーティショニングが使用されている場合、Zabbix サーバが決して削除されないタスクデータを housekeeper テーブルに登録しないように修正されました。(ZBX-19822)
* webhook 中の Jira Service Desk URL が修正されました。(ZBX-19623)
* usergroup.get() メソッド中の機能していないオプション “with_gui_access” がサポートされないようになりました。(ZBX-19857)
機能追加・改良
* 16GB までの Zabbix のプロキシの設定をサポートするようにプロトコルが改善されました。また、伸長されたデータを可能な限り早く解放し、接続の前に圧縮することで性能とメモリ使用量が改善されました。(ZBXNEXT-6840)
* スワップが設定されていない場合に、system.swap.size アイテムが取得不可にならないようになりました。(ZBXNEXT-6784)
* Zabbix Support URL のローカリゼーションが更新されました。(ZBXNEXT-6852)
* サポートされる MySQL の文字セットと照合順序のチェックに utf8mb3 が追加されました。(ZBXNEXT-6820)
* Travis CI 用のテンプレートが追加されました。(ZBXNEXT-6789)
詳細は以下をご覧ください。
https://www.zabbix.com/rn/rn5.4.5