Zabbix 5.2.4 のリリースノート

このドキュメントは2021年01月25日にリリースされたZabbix 5.2.4 のリリースノートの日本語訳です。
ダウンロードはZabbixダウンロードより行えます。
以下はリリースの詳細と、最新情報およびドキュメントを補足するその他情報について記載しています。

不具合修正

  • フロントエンドの設定ファイルのパーミッションが 0600 に変更されました。(ZBX-18893)
  • 「サポートしていない値のチェック」の保存前処理でログアイテムがクラッシュする不具合が修正されました。(ZBX-18860)
  • URL で ASCII 以外の文字をエンコードすると、Web 監視と web.page.* キーがクラッシュする不具合が修正されました。(ZBX-18884)
  • dbConditionInt (db.inc.php) がまれに間違った結果を返すことがあった不具合が修正されました。(ZBX-18865)
  • ハードコードされていた teams_endpoint チェックが削除されました。(ZBX-18853)
  • Zabbix エージェントの停止時にセマフォがクリーンアップされない不具合が修正されました。(ZBX-16216)
  • 稀な状況下で継承されたトリガータグの一覧が不完全な形で表示される不具合が修正されました。(ZBX-18815)
  • DST 遷移時にグラフ (クラシック) の時間軸のラベルにギャップが発生する不具合が修正されました。(ZBX-18556)
  • 「PHP-FPM by Zabbix agent」のアイテム「PHP-FPM: Ping」の保存前処理が変更されました。(ZBX-18468)
  • WMI から 10 進数の値を検索する機能が修正されました。(ZBX-17369)
  • トリガー関数 strlen(#n) が最新から n 番目の値を取得するように修正されました。(ZBX-18410)
  • ユーザグループをユーザを登録せずに作成する際の実行時エラーが修正されました。(ZBX-18722)
  • 非推奨の gethostbyname 関数が getaddrinfo 関数に置き換えられました。(ZBX-18644)
  • Zabbix agent の UserParameter コマンドのディレクトリエラー処理が Zabbix agent 2 と同じになりました。(ZBX-18387)
  • 障害イベントが削除される際に、障害の手動クローズのタスクも削除されるように修正されました。(ZBX-18802)
  • UserParameter の解析とバッファオーバーランの可能性が修正されました。(ZBX-17716)
  • 障害ページとイベントページで長い障害名が折り返しなしで表示される不具合が修正されました。(ZBX-17865)
  • item.update() メソッドと itemprototype.update() メソッドの保存前処理ルールの更新パフォーマンスが改善されました。(ZBX-18796)
  • Zabbix エージェントの設定ファイルの UserParameter=pgsql.ping.time[*] にロケールを英語に強制する設定が追加されました。(ZBX-17169)
  • グローバル検索で、ユーザが権限を持たないオブジェクトの数が表示される不具合が修正されました。(ZBX-18623)
  • アイテムのタイプを計算やデータベースモニタからスクリプトに変更する際のアイテム更新フォームが修正されました。(ZBX-18637)
  • リアルタイムデータエクスポートファイルにアクセスできなくなった場合のエラーメッセージが追加されました。(ZBX-18612)
  • VMware イベントを処理する際のメモリリークが修正されました。(ZBX-18784)
  • 「トリガー」→「タグ」の設定でホストレベルのタグが継承されていない不具合が修正されました。(ZBX-18625)

機能追加・改良

  • PostgreSQL プラグインとテンプレートにカスタムクエリのサポートが追加され、Unix ソケットのサポートが修正されました。(ZBXCTR-13)
  • メディアタイプに Rocket.Chat が追加されました。(ZBXNEXT-5862)
  • 「NetApp FAS3220 SNMP」テンプレートが追加されました。(ZBXNEXT-6389)
  • Oracle テンプレートにテーブルスペースのメトリクスが追加されました。(ZBXNEXT-6419)
  • Zabbix agent 2 の ceph, docker, memcached, mysql, oracle, redis プラグインが更新され、パラメータの記述と解析、URIの解析、セッションの使用、エラー処理といった機能が統一されました。(ZBXNEXT-6331)
  • Zabbix agent 2 で proc.mem キーのネイティブサポートが追加されました。(ZBXNEXT-6210)
  • 公式 MySQL テンプレートにメトリクスが追加されました。(ZBXNEXT-6367)
  • 「Microsoft Exchange Server 2016 by Zabbix agent」テンプレートが追加されました。(ZBXNEXT-6330)
  • 「HashiCorp Vault by HTTP」テンプレートが追加されました。(ZBXNEXT-6219)
  • 「Apache ActiveMQ by JMX」テンプレートが追加されました。(ZBXNEXT-6231)
  • 「レポート」→「通知レポート」ページから詳細情報が削除されました。(ZBXNEXT-6358)
  • ホストおよびテンプレートのすべて複製のフォームから複製されたオブジェクトの一覧が削除されました。(ZBXNEXT-6364)
  • ホストのダッシュボードページにパンくずが実装されました。(ZBXNEXT-6291)
  • サポートされていない値の保存前処理ステップのテストに対するチェックが実装されました。(ZBXNEXT-6257)

詳細は以下をご覧ください。
https://www.zabbix.com/jp/rn/rn5.2.4