Zabbix 5.2.3 のリリースノート

このドキュメントは2020年12月21日にリリースされたZabbix 5.2.3 のリリースノートの日本語訳です。
ダウンロードはZabbixダウンロードより行えます。
以下はリリースの詳細と、最新情報およびドキュメントを補足するその他情報について記載しています。

不具合修正

  • 「データの概要」と「トリガーの概要」画面でのデータ選択の欠落が修正されました。(ZBX-18086)
  • Zabbix プロキシを介して監視されるホストに対する nodata() のトリガーが Zabbix サーバで直接監視されるホストと同様に動作するようになりました。(ZBX-18418)
  • 膨大なテキスト値をデシリアライズする際に、プロセス間通信で発生しうるヒープオーバーフローが修正されました。(ZBX-18761)
  • lld manager プロセスのタイトルに欠落していたアイドルタイムの統計情報が追加されました。(ZBX-18736)
  • パラメータのクォート問題を回避するため、システムコマンドの実行が変更されました。(ZBX-18583)
  • ダッシュボードのスクロールが新しいウィジェットが追加された位置になるように修正されました。(ZBX-17583)
  • 保存済のフィルタ設定のタブの並びを入れ替える際にタブのレイアウトが崩れる不具合が修正されました。(ZBX-18723)
  • アクションのメッセージのカスタマイズで特殊文字を使用している場合、アクションの実行内容の編集ができない不具合が修正されました。(ZBX-18148)
  • Webhook で生成された同一のタグが {EVENT.TAGS} で表示される不具合が修正されました。(ZBX-18116)
  • 「管理」⇒「一般設定」の最大期間フィールドのラベルがタイムセレクターの最大期間に変更されました。(ZBX-18469)
  • 「Ceph by Zabbix Agent2」の OSD ディスカバリが再構成されました。(ZBX-18706)
  • テンプレート化されたダッシュボードのウィジェットをコピーできない不具合が修正されました。(ZBX-18714)
  • バックスラッシュがある場合、SNMP インデックスが文字列ではなく数値として返される不具合が修正されました。(ZBX-18660)
  • Zabbix agent 2 の wmi.get が間違った結果を返す不具合が修正されました。(ZBX-18187)
  • ceph.osd.discovery のメトリクスが再構成されました。(ZBX-18543)
  • 「新しいイベントのクローズ」操作でイベントの相関関係がクラッシュする不具合が修正されました。(ZBX-18725)
  • PSK 接続が設定されているにもかかわらず、PSK または PSK アイデンティティが空の場合にクラッシュする不具合が修正されました。(ZBX-18694)
  • poller、unreachable poller、java poller、pinger プロセスでの使用メモリがより少なくなるように改良されました。(ZBX-18662)
  • ssh.run[] アイテムの前処理に対するデータサイズの制限が 512KB に拡張されました。データストレージの制限は 64KB のままです。(ZBX-18553)
  • 他のデータベースと比較して Oracle DB でマクロ展開が一貫していなかった問題が修正されました。(ZBX-18423)
  • マクロ値 {$AMI.PORT} が 5038 に変更され、”Follows” の応答とアンロードされたモジュールの状況の処理が追加されました。(ZBX-18658)
  • マクロを使用した文字列を受け入れるように乗数の保存前処理ステップのバリデーションが修正されました。(ZBX-18219)
  • タグの設定フォームを開いた際に、入力されたタグ名および値の文字列の長さに合わせて入力フィールドが拡張されない不具合が修正されました。(ZBX-18198)
  • ログインしていないユーザが時間範囲の引数を指定してグラフページにアクセスしようとすると、エラーが発生する不具合が修正されました。(ZBX-18511)
  • 障害監視とホスト監視ページのページ初期読み込み時に選択されたタブのオートフォーカスが削除されました。(ZBX-18711)
  • 隠しテキストマクロの入力が壊れていた不具合が修正されました。(ZBX-18647)
  • ログイン時の「30日間記憶する」機能の不具合が修正されました。(ZBX-18686)
  • ダッシュボードの更新時にダッシュボードの view_mode がデフォルトにリセットされる不具合が修正されました。(ZBX-18357)
  • 数値フィールドの右揃えが修正されました。(ZBX-18473)
  • グローバルマクロのタイプを隠しテキストからテキストへ変更する際に、以前と同じ値を設定すると値がクリアされる不具合が修正されました。(ZBX-18397)
  • スクリプトアイテムテストフォームでの組み込みマクロのサポートが修正されました。(ZBX-18617)
  • タイムゾーンの書式設定が不完全だった問題が修正されました。(ZBX-18470)

機能追加・改良

  • Zabbix agent 2 に systemd.unit.get アイテムキーが追加されました。(ZBXNEXT-6319)
  • eventlog のメッセージにおいて SID をアカウント名およびドメイン名に置換する機能が追加されました。(ZBXNEXT-6345)
  • Zabbix Java gateway にファイルからプロパティを読み込む機能が追加されました。(ZBXNEXT-6307)
  • 「GitLab by HTTP」テンプレートが追加されました。(ZBXNEXT-6329)
  • settings.getglobal メソッドがフロントエンドからのみ動作するように変更されました。(ZBXNEXT-6387)
  • 「Windows physical disks Zabbix agent」と「Windows physical disks Zabbix agent active」に「Disk read/write request avg waiting time」アイテムが追加されました。(ZBXNEXT-6234)

詳細は以下をご覧ください。
https://www.zabbix.com/jp/rn/rn5.2.3