PostgreSQL

ストリーミングレプリケーションの紹介(2)

前回の記事「ストリーミングレプリケーションの紹介(1)」では、PostgreSQL におけるストリーミングレプリケーションの基本機能と構成手順を紹介しました。
ここでは引き続き、ストリーミングレプリケーションの実践的な機能と設定を解説します。

本記事で扱う題目は以下の通りです。

記事内の各リンクについて、特記のないものはすべて PostgreSQL16.4 文書(弊社ドメイン)の該当項目へのリンクとなっております。

続きを読む

Zabbix7 で PostgreSQL待機イベントを監視する

Zabbix の PostgreSQL監視機能

Zabbix は広く使われている OSS のシステム監視ツールです。標準で様々な監視対象サーバソフトウェアに対応したプラグインが付属していて、Zabbix 6.4 以降からは、PostgreSQL のプラグインも含まれています。この Zabbix 標準付属の PostgreSQLプラグインには一通りの監視項目が備わっているのですが、データベースに特化した監視ツールや PostgreSQL専用の監視ツールに比べると、いくらか物足りない点があります。

そのような無い機能の一つが待機イベントの監視です。PostgreSQL では pg_stat_activity ビューである時点のセッションごとの待機イベントを取得することができます。待機イベントとは、何を待っているかを示すもので、「行ロック」「WALファイルの書き込み同期」「ファイルからの読み込み」「クライアントの次の要求」といった待機の種別を把握できます。これを監視ツールで継続的に採取・蓄積して、後でどの時間帯にどのような待機が多く発生しているのかを調べたいわけです。

本稿では Zabbix に PostgreSQL の監視項目を追加する例として待機イベント監視を加える方法を説明します。

続きを読む

トランザクションID周回問題について

この記事はSRA Advent Calender 2025 19日目の記事です。

PostgreSQLを使用している方は、トランザクションIDの周回問題という言葉を聞いたことがあるかと思います。トランザクションIDの周回問題は、発生する頻度が少ない一方で、一度発生するとサービスの提供に重大な悪影響を及ぼします。本記事では、PostgreSQLを使用する方にぜひ押さえていただきたい、トランザクションIDの周回問題について解説します。

続きを読む

Change Data Capture入門:Debezium で PostgreSQL のデータを解放しよう!

この記事は SRA Advent Calendar 2025 23日目の記事です。

PostgreSQL が基幹系 DB などに採用されるケースが増えるとともに、そのデータを外部にニアリアルタイムで取り出して、負荷分散や分析などの用途で利活用したいケースが増えています。

このようなニーズに対して、Debezium は PostgreSQL の WAL をデコードし、テーブルの変更を自動検知・配信できる OSS です。本記事では、その仕組みや構成例、運用上の注意点を紹介します。

 

続きを読む

PostgreSQL 17 増分バックアップの実践活用と運用上の考慮点

この記事は SRA Advent Calendar 2025 18 日目の記事です。

PostgreSQL には様々なバックアップの方法が提供されています。
それぞれのバックアップの方法は利点が違い、運用方法も手順も異なります。
今回はバックアップ方法の簡単なおさらいと、PostgreSQL 17 で標準機能として追加された増分バックアップについて紹介します。

続きを読む