Zabbix 4.2.2のリリースノート

このドキュメントは2019年5月27日にリリースされたZabbix 4.2.2のリリースノートの日本語訳です。
ダウンロードはZabbixダウンロードより行えます。
以下はリリースの詳細と、最新情報およびドキュメントを補足するその他情報について記載しています。

不具合修正

  • アプリケーションのフィルタリングが部分一致検索に変更されました。(ZBX-16032)
  • round() が未定義の場合のリンクエラーが修正されました。(ZBX-15915)
  • MS Windows 上でのコンパイルに対してファイルリビジョン数が生成されるようになりました。(ZBX-16074)
  • オーバーレイポップアップのスクロールバーが修正されました。(ZBX-15833)
  • ipmi poller がキューの増加を引き起こす不具合が修正されました。(ZBX-16058)
  • 選択された時間間隔が非常に短く、2 点間の計算された間隔が 0 秒である場合に SVG グラフでゼロ除算エラーが発生する不具合が修正されました。(ZBX-16047)
  • メディアタイプを複製する際の「パスワード変更」ボタンが削除されました。(ZBX-15936)
  • タイプによるソートが変更され、アクションログのスクリーンアイテムおよびダッシュボードウィジェットにおける受信者名の情報開示およびフォーマットが修正されました。alert API に新しい sortfield が追加されました。(ZBX-11272)
  • ユーザー作成および更新 API メソッドのロケール検証が修正されました。(ZBX-15416)
  • Safari および Edge ブラウザに対するタブキーでのナビゲーションが修正されました。(ZBX-15877)
  • トリガーの状態のみが変更された場合、トリガーの依存関係が無視される不具合が修正されました。(ZBX-15891)
  • linktrigger に対する API 検証メッセージが修正されました。(ZBX-13029)
  • 長い dmi ファイルからハードウェア情報を読み込むためのバッファオフセットが修正されました。(ZBX-15967)
  • ユーザマクロのコンテキスト内の論理関数(and/or)の検出が修正されました。(ZBX-16018)
  • ダッシュボードにおけるアップタイムの表示が読みやすい形式に変更されました。(ZBX-14782)
  • ドラッグ可能なインターフェースの透明度が修正されました。また、すべてのドラッグ可能およびソート可能要素のカーソルタイプが変更されました。(ZBX-11325)
  • グローバル検索ボックスで検索後に検索フレーズが消える不具合が修正されました。(ZBX-16048)
  • いくつかのオブジェクト ID が 64 ビットの整数値をとれるように修正されました。マップナビゲーションツリーの名前フィールドにアスタリスクが追加されました。エラーメッセージがより一般的なものに変更されました。(ZBX-15101)
  • 改行コードの状態が保存されるようになりました。(ZBX-15933)
  • リンク問題が認識されたときのマップ要素リンクの色付けが修正されました。(ZBX-10729)
  • http poller のクラッシュが修正されました。(ZBX-16050)
  • 単一ホストでフィルタリングするときのトリガーリストのチェックボックスが修正されました。(ZBX-16007)
  • 「メンテナンス関連」ではなく「アクションの保留」によって障害イベントがフィルタリングされるように修正されました。(ZBX-15871)
  • 少なくとも 2 つの保存前処理ステップが作成された場合にのみ、「すべてのテスト」ボタンが使用可能になりました。(ZBX-16011)
  • Zabbix コンポーネントのバージョンが異なる場合の警告が追加されました。(ZBX-10550)
  • フォームキャンセルボタンの URL から sid 引数が削除されました。(ZBX-11284)
  • トリガー条件式編集ウィザードでマクロが保持されない不具合が修正されました。(ZBX-11429)
  • ヘッダー値入力フィールドの最大長が増やされました。(ZBX-15816)
  • 「変化がなければ破棄」の保存前処理を使用している際に、ある条件下でアイテムが取得不可状態でスタックする不具合が修正されました。(ZBX-16036)
  • dummy.c モジュールのコンパイル処理が修正されました。(ZBX-15677)
  • “skip” オプションを持つ VMware の “eventlog” キーに対する無効な XPath が修正されました。(ZBX-15981)
  • 明らかに不要なログのメタ情報を送信する不具合が修正されました。(ZBX-15704)
  • ブラウザがキャッシュしたファイルのバージョン管理が追加されました。(ZBX-15905)
  • 時間ベースのトリガーをリロードする際に設定キャッシュの断片化が減少するようになりました。(ZBX-15956)
  • MySQL を使用している際のネットワークディスカバリイベントの「ホストを削除」、「ホストグループから削除」および「テンプレートからリンクを削除」の処理のパフォーマンスが改善されました。(ZBX-15998)
  • グローバル検索画面での Undefined index: rows_per_page が修正されました。(ZBX-15959)
  • openipmi 2.0.26 以上を使用する際に無限ループが発生し CPU 使用率が 100% になる不具合が修正されました。(ZBX-15935)
  • アップグレード中に “{{item.value}.regsub(<pattern>、<output>)”と “{{item.lastvalue}.regsub(<pattern>、<output>}”)が *不明* で表示される不具合が修正されました。(ZBX-16005)

機能追加・改良

  • jQuery が v1.10.2 から v3.3.1 に、jQuery UI が v1.10.3 から v1.12.1 にそれぞれアップグレードされました。(ZBX-16069)

詳細は以下のページをご覧ください。

https://www.zabbix.com/rn/rn4.2.2

 

インストールおよびアップグレードについて

インストール

詳細はZabbixマニュアル(英語)を参照してください。

アップグレード

Zabbixバイナリを再コンパイルし、フロントエンドのPHPファイルを更新します。Zabbix 1.8.xからの移行の場合はデータベースパッチを実行します。詳細なアップグレード手順についてはZabbixマニュアル(英語)を参照してください。

参考文献

Zabbix 4.2マニュアル(英語)