
このドキュメントは 2025 年 5 月 20 日にリリースされた Zabbix 7.2.7 のリリースノートの日本語訳です。
ダウンロードは Zabbix ダウンロードより行えます。
以下はリリースの詳細と、最新情報およびドキュメントを補足するその他情報について記載しています。
不具合修正
- トリガーのプロトタイプから生成されたイベントにおいてテンプレートから継承したタグが欠損する不具合が修正されました。[Server] (ZBX-26259)
- アイテムで使用されているインタフェースの削除後に発生するデータベースの同期エラーが修正されました。[Proxy] (ZBX-26270)
- リモートスクリプトの実行タイムアウトが 60 秒の固定値ではなく TrapperTimeout の設定値となるように修正されました。[Proxy] [Server] (ZBX-26319)
- マクロ名の最後を数値とした場合にマクロ関数が適用されない不具合が修正されました。[Proxy] [Server] (ZBX-25402)
- Zabbix server health および Zabbix proxy health テンプレートのダッシュボードが更新されました。[Templates] (ZBX-26050)
- テンプレートのダッシュボードにおけるヘルプアイコンが存在しないページへリンクされていた不具合が修正されました。[Frontend] (ZBX-26390)
- 「深刻度ごとの障害数」ウィジェットで既存の障害が一部表示されない不具合が修正されました。[Frontend] (ZBX-25691)
- Systemd by Zabbix agent 2 テンプレートにおける LLD のフィルタが更新されました。[Templates] (ZBX-25931)
- Nutarix 系のテンプレートにおけるスクリプトアイテムの誤植が修正されました。[Templates] (ZBX-26292)
- 「アイテムの値」ウィジェットで「値」にチェックを入れずに「変化表示」にチェックを入れるとエラーが発生する不具合が修正されました。[Frontend] (ZBX-23996)
- {HOST.CONN}、{HOST.DNS}、{HOST.IP} および {HOST.PORT} マクロが HTTP エージェントアイテムで誤って解決される不具合が修正されました。[Server] (ZBX-24341)
- 一括更新フォームのポップアップを閉じた後にトリガー設定フォームを開こうとすると、実施した変更が失われる旨のブラウザの警告が表示される不具合が修正されました。[Frontend] (ZBX-26120)
- インタフェースの可用性ステータスの算出処理に無関係なアイテムが影響する不具合が修正されました。[Frontend] (ZBX-26198)
- 複数のユーザマクロを解決する際に途中に未定義のマクロが含まれると、その後のすべてのマクロが解決されなくなる不具合が修正されました。[Server] (ZBX-26298)
- Azure SQL Managed Instance by HTTP テンプレートにおけるトリガー条件式が修正されました。[Templates] (ZBX-26335)
- エージェントの自動登録によってホストのタグが削除される際に、監査ログの処理によって Zabbix サーバがクラッシュする不具合が修正されました。[Server] (ZBX-26235)
機能追加・改良
- Azure Backup Jobs by HTTP テンプレートが追加されました。[Templates] (ZBXNEXT-9909)
- TimescaleDB の最大サポートバージョンが 2.19 になりました。[Server] (ZBXNEXT-9905)
- シークレットタイプのユーザマクロが別のマクロの解決などによって間接的に利用される場合にも、マスクされたまま解決されるようになりました。[Server] (ZBXNEXT-9927)
- vmware.datastore.discovery アイテムに対して仮想マシンおよびハイパーバイザの UUID によるフィルタが追加されました。[Proxy] [Server] (ZBXNEXT-9813)
- PostgreSQL テンプレートがバージョン 17 以上に対応するようになりました。[Templates] (ZBXNEXT-9937)
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