
このドキュメントは 2025 年 4 月 23 日にリリースされた Zabbix 7.2.6 のリリースノートの日本語訳です。
ダウンロードは Zabbix ダウンロードより行えます。
以下はリリースの詳細と、最新情報およびドキュメントを補足するその他情報について記載しています。
不具合修正
- vmware.vm.vfs.fs.size アイテムで誤った値が返される不具合が修正されました。[Proxy] [Server] (ZBX-18703)
- Windows においてリンクローカルアドレスからの接続が拒否される不具合が修正されました。[Agent] [Server] (ZBX-24850)
- Zabbix エージェント 2 の設定ファイルの Server パラメータに対するバリデーションが追加されました。[Agent] (ZBX-25210)
- Zabbix エージェント 2 においてパッシブチェックが無効になっている場合に、”/status” エンドポイントのレポートに ListenPort が含まれない不具合が修正されました。[Agent] (ZBX-25521)
- 新しい保存前処理のステップ作成時に、「失敗時のカスタマイズ」が有効になって保存される不具合が修正されました。[Frontend] (ZBX-26275)
- カスタムインスタンスに対する vmware.datastore.perfcounter および vmware.cl.perfcounter アイテムが修正されました。[Server] (ZBX-23085)
- LLD マクロを用いたテンプレートのリンクの際の未定義の挙動が修正されました。[Server] (ZBX-26056)
- Zabbix 2.0 から設定をインポートする際に PHP の致命的なエラーが発生する不具合が修正されました。[API] (ZBX-24383)
- Zabbix エージェント 2 において、vfs.file.regmatch アイテムが最初にマッチした後に検索を停止するように修正されました。[Agent] (ZBX-24969)
- Check Point Next Generation Firewall by SNMP テンプレートのトリガー条件式が修正されました。[Templates] (ZBX-24388)
- MySQL のクエリの最適化のために Oracle に対する escalator のクエリ修正が切り戻され、元のクエリから冗長な “distinct” が削除されました。[Server] (ZBX-25495)
- LLD で作成されたホストに SNMP インタフェースの最大繰り返し回数の設定が継承されない不具合が修正されました。[Proxy] [Server] (ZBX-26197)
- AWS by HTTP テンプレートの README.md にある認証設定の説明が修正されました。[Templates] (ZBX-26074)
- トリガーおよびトリガーのプロトタイプの設定フォームにおいて、「正常イベントの生成」を「なし」に設定しても「クローズに利用するタグ名」が表示されたままになる不具合が修正されました。[Frontend] (ZBX-25603)
- アイテムおよびトリガーの設定フォーム URL における無効なパラメータに対するエラー処理が修正されました。[Frontend] (ZBX-25928)
- Ctrl + 方向キーのショートカットが保存前処理の設定フォームで動作しない不具合が修正されました。[Frontend] (ZBX-25683)
- 外部のログローテーションを利用している際に古いファイルデスクリプタを掴んだままになる不具合が修正されました。[Agent] [Proxy] [Server] (ZBX-26080)
- ネットワークディスカバリに Net-SNMP ライブラリを使用している場合、並列実行されないようになりました。[Proxy] [Server] (ZBX-25146)
- net.dns.get の引数に何も設定していない場合のデフォルトフラグが追加されました。[Agent] (ZBX-26121)
- 値のマッピングが設定されている場合、アイテムの単位が解決されない不具合が修正されました。[Frontend] (ZBX-22654)
- MikroTik 系のテンプレートの Temperature sensor discovery が最適化されました。[Templates] (ZBX-25975)
- MSSQL by ODBC テンプレートの Get last backup のクエリが更新されました。[Templates] (ZBX-26026)
- MySQL 系テンプレートに対する Buffer pool efficiency の計算式が修正されました。[Templates] (ZBX-26208)
- 地理マップウィジェットのホスト情報ポップアップの表示位置が修正されました。[Frontend] (ZBX-26093)
- 読み取り専用モードの PostgreSQL に対する 10 秒の再接続タイムアウトが追加されました。[Server] (ZBX-26038)
- 中国語、韓国語および日本語に対して縦書きテキストが逆さまに表示される不具合が修正されました。[Frontend] (ZBX-26061)
- Zabbix Web サービスの chromdp および cdproto の依存関係が更新されました。[Server] (ZBX-25306)
- アクティブチェックのリフレッシュ間隔が 60 秒未満であった場合、リフレッシュに失敗する不具合が修正されました。[Agent] (ZBX-26055)
- ホストの暗号化設定が誤っていた場合、エージェントのリダイレクトが動作しない不具合が修正されました。[Proxy] [Server] (ZBX-26042)
- QR コードにテーマが適用されないようになりました。[Frontend] (ZBX-25749)
- SMART by Zabbix agent 2 テンプレートのドキュメントが更新されました。[Templates] (ZBX-23750)
- Oracle by ODBC および Oracle by Zabbix agent 2 テンプレート、Zabbix エージェント 2 の Oracle DB プラグインのドキュメントが更新されました。[Documentation] (ZBX-25612)
- MySQL プラグインに MariaDB に対するレプリケーション権限の要件に対する注意書きが追加されました。[Templates] (ZBX-25439)
- デフォルトの容量が最大容量を超えた場合に誤った警告が表示されないように getPluginCapacity が修正されました。[Agent] (ZBX-21876)
- Windows において正規表現の実行中に Zabbix エージェントがクラッシュする不具合が修正されました。[Agent] (ZBX-22900)
- エージェントの自動登録時に PSK の大文字小文字を区別しないようになりました。[Proxy] [Server] (ZBX-26006)
機能追加・改良
- zabbix[preprocessing] インターナルアイテムが追加されました。[Proxy] [Server] (ZBXNEXT-9877)
- Juniper MX by NETCONF テンプレートが追加されました。[Templates] (ZBXNEXT-9646)
- ValueCache をどのアイテムが枯渇させているかを見つけるための助けになるログメッセージが追加されました。[Server] (ZBXNEXT-9718)
- REST API v1 および v2 に対する Pure Storage FlashArray by HTTP テンプレートが追加されました。[Templates] (ZBXNEXT-9782)
詳細は以下をご覧ください。