
このドキュメントは 2025 年 3 月 27 日にリリースされた Zabbix 7.2.5 のリリースノートの日本語訳です。
ダウンロードは Zabbix ダウンロードより行えます。
以下はリリースの詳細と、最新情報およびドキュメントを補足するその他情報について記載しています。
不具合修正
- 保存前処理において「サポートしていない値のチェック」の実行時にクラッシュする不具合が修正されました。[Proxy] [Server] (ZBX-26211)
- データベースのトランザクションのコミットが失敗した際に一部の UI 上での操作が成功したと報告されない問題、および *.get API メソッドの呼び出し時にデータベース接続の中断を識別できない不具合が修正されました。[API] [Frontend] (ZBX-26009)
- ディスカバリにより生成されたトリガーにおいてタグの継承が行われない不具合が修正されました。[Frontend] (ZBX-25717)
- 一部の言語設定において、保存前処理の「失敗時のカスタマイズ」のレイアウトが崩れていた問題が修正されました。[Frontend] (ZBX-24714)
- Kubernetes nodes by HTTP テンプレートにおいて、Pod discovery ルールから生成されるアイテム名に名前空間が追加されるようになりました。[Templates] (ZBX-25940)
- Zabbix エージェント 2 の設定ファイルの Server パラメータの説明が更新されました。[Agent] (ZBX-25436)
- 複数選択およびパターン選択フィールドにおいて特殊なパターンを入力すると、削除できなくなる不具合が修正されました。[Frontend] (ZBX-25946)
- Ubiquiti AirOS by SNMP テンプレートの CPU 使用率のアイテムが CPU ロードに変更されました。[Templates] (ZBX-25855)
- ポップアップ通知のサウンド再生時間が設定どおりに動作していなかった不具合が修正されました。[Frontend] (ZBX-25837)
- 上位ホストウィジェットにおけるワイルドカードでのパターン指定が修正されました。[Frontend] (ZBX-25886)
- トレンドデータの並列同期の実装および範囲クエリの回避により Zabbix サーバの性能が向上し、シャットダウンにかかる時間が短縮されるようになりました。[Server] (ZBX-22617)
- Zabbix サーバ経由の LLD およびアクションの実行内容の処理中にマップ要素が削除される不具合が修正されました。[Server] (ZBX-25365)
- 空文字列を UTF-8 に変換する際のエラーが修正されました。[Agent] (ZBX-25798)
- クォーテーションで囲むことができない場合、アイテムキーのパラメータおよびマクロコンテキスト内のマクロをダブルクォーテーションで囲まずに解決するよう、マクロ置換プロセスが更新されました。[Server] (ZBX-25706)
- 同一プロキシグループ内の特定のプロキシへのエージェントの自動登録が修正されました。[Server] (ZBX-25907)
- 06050165 のデータベースアップグレードパッチにおいて、バックスラッシュのエスケープ処理の結果が上限の長さを超えた場合、エスケープせずに保存するようになりました。[Proxy] [Server] (ZBX-25860)
- Windows 上で vcpkg でインストールされた PCRE2 を用いた Zabbix エージェントのビルドに失敗する不具合が修正されました。[Installation] (ZBX-26108)
- グラフのサブフィルタで複数のタグの値を選択できない不具合が修正されました。[Frontend] (ZBX-25678)
- UPDATE ではなく UPSERT を利用することにより、TimescaleDB でのトレンドの更新性能が向上しました。[Server] (ZBX-25651)
- “:regex” を用いたコンテキストマクロの展開における不具合が修正されました。[Server] (ZBX-25419)
- 複数の一覧ページでの表の列幅が修正されました。[Frontend] (ZBX-25607)
- Cisco Meraki dashboard by HTTP テンプレートにデバイス検索のループエラー例外処理が追加されました。[Templates] (ZBX-26029)
- ホストの自動登録中に autoreg_host テーブルがオーバフローする不具合が修正されました。[Server] (ZBX-26066)
- プロキシの HA によりプロキシが切り替えられた際にホストのインタフェースが不明状態になる不具合が修正されました。[Server] (ZBX-25731)
- VMware Guest テンプレートの Network device discovery および Mounted filesystem discovery ディスカバリルールが修正され、VMware 関連のテンプレートに対する datastore 関連のアイテムのプロトタイプが更新されました。[Templates] (ZBX-26016)
- agent poller および snmp poller に c-ares のサポートが追加されました。[Proxy] [Server] (ZBX-26014)
- ホストのホストグループへの追加が監査ログに記録されるよう修正されました。[API] (ZBX-25670)
- イベント詳細ページでイベント相関関係フォームのポップアップが開かない不具合が修正されました。[Feontend] (ZBX-25911)
- HashiCorp Consul Cluster by HTTP テンプレートのマクロが修正されました。[Templates] (ZBX-26070)
- ユーザの種類によっては一部のデフォルトで同梱されるテンプレートにアクセスできない不具合が修正されました。[Installation] (ZBX-25868)
- ヘッダの文字列を大文字小文字を区別せずに受け入れるようになりました。[Frontend] (ZBX-22952)
- 上位ホストウィジェットを単一列で設定した場合のスパークラインの列幅の不具合が修正されました。[Frontend] (ZBX-25744)
- 不正な enabled_lifetime_type 値によりテンプレートに複製に失敗する不具合が修正されました。[API] [Installation] (ZBX-26010)
- 単一のアイテムで同じタイムスタンプに複数の値がある場合に、グラフウィジェットにおいて近似値の設定で「すべて」を選択した際の不具合が修正されました。[Frontend] (ZBX-25582)
- コンテキストメニューに関連する不具合修正および改善が行われました。[Frontend] (ZBX-23687)
- Azure Cost Management by HTTP テンプレートにおいて月次コストアイテムの保存前処理の修正、生データに対するトリガーの追加およびダッシュボードに更新が行われました。[Templates] (ZBX-26122)
機能追加・改良
- Azure MSSQL DTU database by HTTP テンプレートが追加されました。[Templates] (ZBXNEXT-9271)
- Zabbix エージェント 2 の Smart プラグインに ata_smart_attributes から抽出された normalized_value タグが追加されました。[Agent] (ZBXNEXT-8388)
- 既存の Zabbix server/proxy health テンプレートが更新され、Zabbix server/proxy health by Zabbix agent passive/active テンプレートが追加されました。[Templates] (ZBXNEXT-9703)
- 複数の Webhook がリファクタリングされました。[Templates] (ZBXNEXT-9809)
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