このドキュメントは 2024 年 1 月 29 日にリリースされた Zabbix 6.4.11 のリリースノートの日本語訳です。
ダウンロードは Zabbix ダウンロードより行えます。
以下はリリースの詳細と、最新情報およびドキュメントを補足するその他情報について記載しています。
不具合修正
* JSON 保存前処理ステップへの SNMP ウォークでの不正なメモリ解放の可能性がある問題が修正されました。(ZBX-23967)
* tags オプションの処理でサービスイベントにタグが追加されない問題が修正されました。(ZBX-22371)
* Zabbix agent 2 でのコマンド行オプションの処理が修正されました。(ZBX-17208)
* 読み取り権限しかないユーザがダッシュボードをクローンできない問題が修正されました。マニュアルによれば少なくとも読み取り権限があればクローンできることになっていました。(ZBX-23517)
* AWS EC2 のインスタンスのディスカバリ用の JavaScript が修正されました。(ZBX-23937)
* ブラウザの目盛付きモードでのリサイズ時のマップの形状の変更が正しく行われない問題が修正されました。(ZBX-22715)
* JavaScript コードの実行後にガベージコレクションが追加されました。(ZBX-23722)
* netsnmp のパーシステントステートをその設定に影響することなく無効化する処理が修正されました。(ZBX-23740)
* Zabbix agent 2 で log アイテムが MaxLinesPerSecond の設定を正しく使用していなかった問題が修正されました。(ZBX-23257)
* コンパイラ検査から存在しないヘッダファイル mtent.h と knlist.h が削除されました。(ZBX-23890)
* data.tmpl から Jira with CustomFields メディアタイプが削除されました。(ZBX-23912)
* ユーザがフロントエンドへのアクセスが無効化されているユーザグループに所属している場合、user.login API メソッドを使用したログインができない問題が修正されました。(ZBX-23262)
* history.clear API での TimescaleDB の圧縮検知およびフロントエンドへのエラー出力が適切になるよう修正されました。(ZBX-22536)
* Jira メディアタイプの JavaScript が修正されました。(ZBX-23761)
* Nginx テンプレートのスタブページの取得についてのトリガ式が修正されました。(ZBX-22558)
* RegisterMetrics 呼び出しにエラー検査が追加されました。(ZBX-23540)
* Cisco SD-WAN by HTTP テンプレートのデバイスディスカバリ用の LLD フィルター評価タイプが修正されました。(ZBX-23691)
* *discovery アイテムからタグを収集する際、エラーが発生した場合は ‘tags’ タグが削除されるようになりました。(ZBX-23631)
* AWS by HTTP テンプレートからロケーションバケットの取得が削除されました。AWS S3 bucket by HTTP テンプレートにリクエストメトリック用のディスカバリフィルターが追加されました。(ZBX-23605)
* ユーザグループなしのユーザに対するユーザ編集フォームのフィールド検証が修正されました。(ZBX-23497)
* Elasticsearch バックエンドを持つ Graphs と Top hosts ウィジェットのデータ集計エラーが修正されました。(ZBX-23466)
* Meraki テンプレートが更新されました。(ZBX-23835)
* JavaScript AWS テンプレートのプロキシパラメータが修正されました。(ZBX-23723)
* グラフを .png イメージとしてダウンロードする場合にアイテム名にマルチバイト文字が含まれていた場合のエラーが修正されました。(ZBX-23733)
* 永続的ディレクトリのパスは作成時にシンボリックリンク先を辿らない問題が修正されました。(ZBX-23715)
* Installed-Size フィールドのない deb パッケージのパーシングに失敗する問題が修正されました。(ZBX-22678)
* Acronis and Nomad テンプレートの query_fields の値が修正されました。(ZBX-23825)
* “Apply” ボタンを押した際に Map ウィジェットのマップイメージが更新されない問題が修正されました。(ZBX-22055)
* インターフェースのアイコンカーソルがポインタに修正されました。(ZBX-23629)
* MySQL で非推奨となった自動再接続機能が無効化されました。(ZBX-23145)
* vfs.file.regmatch および vfs.file.regexp アイテムがファイル読み込みにバッファを使用するように改善されました。(ZBX-22933)
* AIX, HP-UX, Solaris での SHA256 チェックサムの計算が修正されました。これに関連して HP-UX でのクラッシュが修正されました。(ZBX-23471)
* 非推奨となった X-Frame オプションの allow-from が Content-Security-Policy の frame-ancestors に変更されました。(ZBX-21973)
* Top hosts ウィジェットで集計が有効化されていてもいなくても数値アイテムのソートが修正されました。(ZBX-23439)
* 障害持続時間が負の場合、サービスアラームが障害時刻に回復されるように修正されました。(ZBX-23633)
* libxml2 2.12.0 バージョンの変更に対応して Zabbix バックエンドのソースが修正されました。(ZBX-23738)
* Zammad メディアタイプのエスカレーション中のチケットの作成が修正されました。(ZBX-23746)
* フィルターと結果テーブル間の間隔が修正されました。(ZBX-23561)
* 障害ビューのシェブロンカラーの無効化が修正されました。(ZBX-18873)
* Administration セクションのいくつかのフィールドで、フォームからの投稿の際に余分な空白が除去されない問題が修正されました。(ZBX-23636)
* アイテム一括更新と保存前処理セクションのアイテム設定の省略記号のついたドロップダウンオプションが修正されました。(ZBX-22983)
機能追加・改良
* MySQL のサポートされる最大バージョンが 8.2 に引き上げられました。(ZBXNEXT-8891)
* GCP テンプレートに HTTP プロキシのサポートが追加されました。(ZBXNEXT-8524)
* Azure テンプレートにダッシュボードが追加されました。(ZBXNEXT-8759)
* MSSQL by ODBC テンプレートで、新たなディスカバリルールが追加され、依存アイテムのディスカバリルールがリファクタリングされ、また、いくつか小さな変更が行われました。(ZBXNEXT-8580)
* Azure Cost Management by HTTP テンプレートが追加されました。(ZBXNEXT-8730)
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