このドキュメントは 2023 年 2 月 1 日にリリースされた Zabbix 6.2.7 のリリースノートの日本語訳です。
ダウンロードは Zabbix ダウンロードより行えます。
以下はリリースの詳細と、最新情報およびドキュメントを補足するその他情報について記載しています。
不具合修正
* アップグレード時のトリガ条件式の誤ったエスケープ処理と回避策として計算型アイテムのエスケープ処理が修正されました。(ZBX-22149)
* Zabbix agent 2 の Oracle プラグインでの空のパラメータを読み込んだ時のカスタムクエリのパラメータの処理が修正されました。(ZBX-22061)
* Windows サービスでのエージェントの起動時のエラーログ出力が改善されました。(ZBX-21227)
* ホストグループが選択されている場合に現在のホストのみでアクション操作が実行される問題が修正されました。(ZBX-22178)
* LLD の際に Zabbix サーバがクラッシュする問題が修正されました。(ZBX-22189)
* ハウスキーピング中に history.get API メソッドが drop_chunks リクエストをブロックする問題が修正されました。(ZBX-21538)
* マップの要素設定で重大度記号がトリガ名と重なっていた問題が修正されました。(ZBX-21956)
* 関数のパラメータで引用符の使い方が誤っていた場合のパーシングが修正されました。(ZBX-22215)
* Zabbix agent 2 でのリモートコマンドの実行シーケンスが修正されました。(ZBX-22118)
* Etcd by HTTP テンプレートが Etcd v3.5 に準拠するように更新されました。(ZBX-21556)
* Windows でのプラグインの通信についてクローズされたパイプの検知が修正されました。(ZBX-22133)
* アクションログウィジェットにアクションが表示されない問題が修正されました。(ZBX-21936)
* トリガ関数の引用符付けメソッドと引用符削除メソッドが修正されました。(ZBX-22164)
* Linux by Zabbix agent テンプレートのプロセスグラフから kernel.maxproc が削除されました。(ZBX-21254)
* 更新間隔が1日の最新の二つの値を取り出すときの値キャッシュのウォームアップが改善されました。(ZBX-21754)
* JSONPath の配列インデックスが負であったり、大きかったりした場合のクラッシュが修正されました。(ZBX-22043)
* Mozilla FireFox でサインアウトのリンクの動作に一貫性がなかった問題が修正されました。(ZBX-22077)
* Zabbix agent 2 の Oracle プラグインのテーブルスペース関連のクエリが更新されました。(ZBX-21862)
* Zabbix agent 2 の SMART プラグインでの無限ループが修正されました。(ZBX-21665)
* Zabbix agent 2 の設定ファイル中の Redis プラグインの設定が修正されました。(ZBX-19138)
* LLD ルールの下のいくつかの静的アイテムが移動され、Oracle by ODBC テンプレートが最適化されました。(ZBX-21592)
* SNMP の max_vars が、generr を受信した時に減少されていなかった問題が修正されました。(ZBX-21069)
* 圧縮されたチャンクを持つトレンドや履歴テーブルの上書きを有効にした後でも警告が表示される問題が修正されまいた。(ZBX-21889)
* エスカレーションのステップとリカバリ操作のどちらが先に実行されるかの順番が変更されました。(ZBX-21563)
* マップのナビゲーションツリーウィジェットが、深さレベルが変更された時に順番をセーブできなくなる問題が修正されました。(ZBX-22017)
* イベント詳細ページのメッセージアクションで、不要な “Command:” というラベルが削除されました。(ZBX-21961)
* Zabbix JS のタイムアウト検証が修正されました。(ZBX-21783)
* トレンド関数のキャッシュサイズの見積と過剰割り当ての処理が修正されました。(ZBX-21720)
* Oracle DB が使用されている場合の数値カラムの幅の取り出しが修正されました。(ZBX-21713)
* データが受信時から1時間を超えて古い場合、トレンドがキャッシュから削除され、データベースから取り出されるという問題が修正されました。(ZBX-22126)
* Elasticsearch が使用された場合のクラッシュが修正されました。(ZBX-22075)
* ダミーのモジュール Makefile が修正され、FreeBSD では cc を使ってコンパイルされるようになりました。(ZBX-21826)
* TSDB なしの PostgreSQL で config.dbversion_status に第二の空のオブジェクトが含まれている問題が修正されました。(ZBX-21890)
* ホストプロトタイプからグループが削除できない問題が修正されました。(ZBX-22138)
* スクリプトアイテムが、テンプレートのリンク時にホストインターフェースを必要としないように更新されました。(ZBX-21950)
* Oracle by Zabbix agent 2 テンプレートの LLD ルールの下の静的アイテムが移動され、性能が改善されました。(ZBX-21540)
* Oracle by Zabbix agent 2 テンプレートで、LLD マクロ名 ‘DG_NAME’ が ‘DGNAME’ に変更され、JSONPath の保存前処理が修正されました。(ZBX-21288)
* VMware 監視時の Zabbix サーバのメモリリークが修正されました。(ZBX-22110)
* OPSGenie メディアタイプの記述が拡張されました。(ZBX-22071)
* 間違ったクレディンシャルの場合の SNMP インターフェースの利用可能性が修正されました。(ZBX-20845)
* Jenkins テンプレートで依存アイテムの保存前処理を最適化するためのメトリックが追加されました。(ZBX-21587)
* UNIX 系テンプレートの ZFS と BTRFS でのメタデータの収集をスキップするオーバーライド機能が追加されました。(ZBX-21441)
* host.get API メソッドが、”hostid” でフィルター処理した場合にインターフェースを持たないホストに対して何も結果を返さないという問題が修正されました。(ZBX-22016)
* AWS by HTTP テンプレートの LLD ルールが修正されました。(ZBX-21985)
* 接続が失われた場合の Oracle データベースでのクラッシュが修正されました。(ZBX-21927)
* Windows で net.tcp.socket.count キーを使用した場合の高い CPU 使用率の問題が修正されました。(ZBX-21300)
* 一括更新のフォームでテンプレートから値のマッピングが追加される可能性が修正されました。(ZBX-21904)
* “diaginfo” 実行時コマンドのエラーメッセージが修正されました。(ZBX-21793)
* Oracle データベースを使っている場合に hostprototype.get API メソッドで存在するグループのプロトタイプを取得できない問題が修正されました。(ZBX-22042)
* task_result.info の最大文字数が大きくなりました。(ZBX-21221)
* Windows 用 Zabbix agent 2 の log* アイテムに対する unicode パスのサポートが修正されました。(ZBX-21696)
* VMware HV で、いくつかのデータストアについてのマルチパスのデータが欠けている問題が修正されました。(ZBX-21872)
* net.tcp.port アイテムに対する Zabbix agent 2 のタイムアウトの動作が修正されました。(ZBX-21903)
* PostgreSQL by Zabbix agent 2 テンプレートの PostgreSQL 用 README が修正されました。(ZBX-21039)
* 式マクロが対応するアイテムキーを使用するよう修正されました。(ZBX-21922)
* コントローラのアクションに対して誤った変数型が指定された場合の致命的 PHP エラーが修正されました。(ZBX-21806)
* kiosk モードでグラフがロードされない問題が修正されました。(ZBX-21753)
* “Last known” データ値が欠けているため、上書きで SVG グラフをセーブできない問題が修正されました。(ZBX-21789)
* グラフウィジェットでの誤った障害期間の視覚化が修正されました。(ZBX-21472)
* フィルターやサブフィルターが適用された場合のページングの動作が修正されました。(ZBX-20413)
* Zabbix agent 2 の プラグインサポートの依存性が更新されました。(ZBX-21206)
* Zabbix Agent 2 でパフォーマンスカウンタが削除された後、再度追加された場合に動作しない問題が修正されました。(ZBX-20356)
* Oracle プラグイン、Oracle ODBC、Orace agent 2 テンプレートの GRANT SELECT 文の変数についてのドキュメントが更新され、新たな GRANT 文が追加されました。(ZBX-21296)
* RabbitMQ node テンプレートが最適化されました。(ZBX-21595)
* system.sw.packages[<package>,<manager>,<format>] が、system.sw.packages[<regexp>,<manager>,<format>] に変更されました。(ZBX-21884)
* 継承されたマクロへ、あるいは継承されたマクロから変更された場合にマクロ値と方の入力が正しくない問題が修正されました。(ZBX-20050)
* RabbitMQ cluster テンプレートが最適化されました。(ZBX-21594)
* システム警告ページの致命的エラーが修正されました。(ZBX-21864)
* Zabbix agent 2 の Oracle プラグインの oracle archive.info、 ts.stats、pdb.info、cdb.info、diskgroups.stats キーに一個のフィールドで検索するオプションが追加されました。(ZBX-20110)
* OpenBSD でシステムプロセスを列挙する際にエージェントが時々クラッシュしていた問題が修正されました。(ZBX-21373)
機能追加・改良
* BMC Control-M 統合用のテンプレートが追加されました。(ZBXNEXT-7923)
* Veeam のバックアップとレプリケーションのテンプレートが追加されました。(ZBXNEXT-7775)
* MariaDB の最新のサポートされるバージョンが 10.10 に更新されました。(ZBXNEXT-8054)
* UI、照合ロジック、アンリンクのロジックが変更されたことで設定のインポートが改善されました。(ZBXNEXT-7951)
* メディアタイプに LINE が追加されました。(ZBXNEXT-8112)
* TimescaleDB v2.9.x のサポートが追加されました。(ZBXNEXT-8197)
* OPNsense、 PFSense、 TrueNAS テンプレートでのインターフェースのディスカバリルールが修正されました。(ZBXNEXT-7962)
* Azure Microsoft SQL テンプレートが追加されました。(ZBXNEXT-7977)
* “Enable HTTP authentication” フィールドにヒントボックスが追加されました。HTTP 認証の有効化用に確認ダイアログボックスが追加されました。(ZBXNEXT-7963)
* Zabbix agent 2 の docker プラグインのコンテナ情報鍵の全ての JSON データを取り出すオプションが追加されました。(ZBXNEXT-6119)
* Cisco Nexus 9000 Series Switches テンプレートが追加されました。(ZBXNEXT-7886)
* テンプレートが proc.get を使うよう切り替えられました。(ZBXNEXT-7924)
* history syncer、trapper、proxy poller 間のロックが削減されました。(ZBXNEXT-8058)
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