このドキュメントは 2023 年 8 月 22 日にリリースされた Zabbix 6.0.21 のリリースノートの日本語訳です。
ダウンロードは Zabbix ダウンロードより行えます。
以下はリリースの詳細と、最新情報およびドキュメントを補足するその他情報について記載しています。
不具合修正
* jsonpath での大きな符号なし整数の処理が修正されました。(ZBX-22771)
* PCRE2 が使用された場合に不正な UTF-8 シーケンスにより正規表現の処理でクラッシュが発生していた問題が修正されました。(ZBX-22871)
* メンテナンスが有効で、トリガプロトタイプに対し想定外のイベントが存在した場合のクラッシュが修正されました。(ZBX-23141)
* {ITEM.VALUE}, {ITEM.LASTVALUE}, 式マクロに fmtnum() 関数のサポートが追加されました。(ZBX-21255)
* スケジュールされたレポートテストの際に、{TIME} マクロが展開されない問題が修正されました。(ZBX-21695)
* Zabbix Agent 1 および Zabbix Agent 2 で証明書ベースの暗号化をしようとした場合のメモリリークが修正されました。(ZBX-23221)
* SNMP PDU でデバイスに送出される max_repetitions の計算が修正されました。(ZBX-22864)
* Asterisk by HTTP テンプレートが最適化されました。(ZBX-21574)
* log*[] アイテムに正規表現の実行時エラーのログ出力が追加されました。(ZBX-18168)
* プレースホルダー、無効化されたフィールド、読み取り専用フィールドのフォントカラーが調整されました。(ZBX-22677)
* スクロールが有効になっている場合のダッシュボードページの表示が修正されました。(ZBX-22972)
* ドラッグ可能な要素の位置が修正されました。(ZBX-22528)
* HA ノードがアクティブモードに切り替わった理由を付け加えるよう監査ログが強化されました。(ZBX-23067)
* 認証としての API トークン付きのスクリプト実行が修正されました。(ZBX-22613)
* Veeam Backup and Replication テンプレートで JavaScript 中の使用されていないエンドポイントが削除されました。(ZBX-23060)
* 非数値型のトレンドのクリーンアップが追加されました。(ZBX-22772)
機能追加・改良
* Azure テンプレートに HTTP プロキシのサポートが追加されました。(ZBXNEXT-8581)
* MantisBT webhook が追加されました。(ZBXNEXT-8558)
* PostgreSQL テンプレートのドキュメントが更新され、メトリック名と記述が統一されました。また、PostgreSQL by Zabbix agent テンプレートの、使用されていないマクロ、ユーザパラメータ、クエリが削除されました。(ZBXNEXT-8589)
* AWS Cost Explorer テンプレートが追加されました。(ZBXNEXT-8528)
* MariaDB のサポートされる最大バージョンが 11.0 に引き上げられました。(ZBXNEXT-8190)
* MySQL のサポートされる最大バージョンが 8.1 に引き上げられました。(ZBXNEXT-8582)
詳細は以下をご覧ください。
https://www.zabbix.com/rn/rn6.0.21