
このドキュメントは 2022 年 3月 1 日にリリースされた Zabbix 6.0.1 のリリースノートの日本語訳です。
ダウンロードは Zabbix ダウンロードより行えます。
以下はリリースの詳細と、最新情報およびドキュメントを補足するその他情報について記載しています。
不具合修正
* HP-UX 上で、zbxtypes.h をインクルードしていなかったことによるコンパイルの問題が修正されました。(ZBX-20672)
* Safari ブラウザでの一括更新ボタンでフォームが出ない問題が修正されました。(ZBX-20619)
* Zabbix サーバが、キャッシュから削除された後でトリガを使おうとした場合のクラッシュが修正されました。(ZBX-20649)
* クリーンインストール際に、デフォルトの地理マップのタイルプロバイダがその他に設定される問題が修正されました。(ZBX-20617)
* FreeBSD 上でのコンパイルエラーが修正されました。(ZBX-20530)
* Redmine Webhook においてカスタムフィールドを設定したチケットを作成するための管理者権限の要件が修正され、チケットをクローズするためのオプションが追加されました。(ZBX-20443)
* FreeBSD 上での –with-libevent オプションが修正されました。(ZBX-20570)
* VMware hypervisor テンプレートの vmware.hv.sensor.health.state アイテムが LLD に変更されました。(ZBX-20564)
* VMware HV センサ情報の冗長な問い合わせが修正されました。(ZBX-12852)
* RabbitMQ と Elasticsearch テンプレートのアイテム名がいくつか修正されました。(ZBX-20562)
* pfSense テンプレートの uptime oid が修正されました。(ZBX-20537)
* 他の全てのチェックボックスが選択されている際に全選択用のチェックボックスが選択されない問題が修正されました。(ZBX-20005)
* 集約関数でのマクロサポートが修正されました。(ZBX-20334)
* ホスト名が短い場合にトリガ設定のオーバレイダイアログの幅が狭くなる不具合が修正されました。(ZBX-20519)
* 継承されたオプションが選択され、新たなマクロが追加された時、マクロタブのインジケータが誤ったカウントを表示する問題が修正されました。(ZBX-19796)
* アクションログ画面が、空白のない長いメッセージのために横に引き伸ばされる問題が修正されました。(ZBX-20430)
* Windows Agent の 欠けている HTTP メトリックスサポートが修正されました。(ZBX-20290)
* Zabbxi Agent 2 で system.cpu.num が実行時の CPU の変更を反映するよう修正されました。(ZBX-20030)
* Zabbix Agent 2 の SMART プラグインにおける誤ったデバイス型が修正されました。(ZBX-20339)
* ネットワークの問題によりプロキシ上で configuration syncer が負荷が高いように見える問題が修正されました。(ZBX-20373)
* LLD トリガ用の誤った SQL クエリが修正されました。(ZBX-20544)
* configuratin syncer の性能が改善されました。デフォルトのキャッシュサイズが 32M に拡張されました。(ZBX-20506)
* SSL_write() 関数または SSL_read() 関数が失敗した場合のエラー報告が改善されました。Windows で結果としてタイムアウトにつながる冗長なコードが削除されました。(ZBX-20228)
* Brocade、Cisco、Linux、Windows のモジュールテンプレートが README.md ファイルと YAML テンプレートからモジュールフォルダの別のファイルに移動されました。(ZBX-20517)
* Zabbix サーバと Zabbix プロキシ間にネットワークの問題がある場合に重複したメトリック値が挿入される問題が修正されました。(ZBX-20059)
* MariaDB 使用時は、非 ASCII のシンボルは疑問符に置き換えられるように修正されました。(ZBX-20450)
* テンプレートの更新とリンク後のトリガ状態の変化が修正されました。(ZBX-19637)
* LLD の結果取得される JSON に重複したホストが含まれる場合に、ホストのプロトタイプのディスカバリが上書きされる不具合が修正されました。(ZBX-20502)
* Zabbix サーバのトリガ作成での “length” 関数の誤った使い方が修正されました。(ZBX-20253)
* 永続バッファの保存先に SQLite を使用している Zabbix Agent 2 でデータベースのロックによるクラッシュが修正されました。(ZBX-20472)
* プロキシの複製後のプロキシのアドレスおよび PSK フィールドの問題が修正されました。また、編集モードでグリーンインジケータが表示されない問題が修正されました。(ZBX-19956)
* 最新データページでホスト名が長いとメンテナンスアイコンが表示されなくなくなる不具合が修正されました。(ZBX-20426)
* Zabbix Agent の不正な時間間隔の処理が修正されました。(ZBX-20487)
* LDAP のシンプルチェックに SourceIP のサポートが追加されました。(ZBX-19789)
* 反射型 XSS 問題が修正されました。(ZBX-20680)
機能追加・改良
* Zabbix Agent 2 に net.dns と net.dns.record キーのネイティブサポートが追加され、Zabbix Agent 1 の SOA 応答形式が修正されました。(ZBXNEXT-7408)
* ビット毎の演算子の厳密な型の問題が修正されました。(ZBXNEXT-7467)
* Zabbix Agent 2 で無効化されている systemd ユニットのディスカバリが実装されました。(ZBXNEXT-7487)
* hostprototype API オブジェクトの監査ログが実装されました。(ZBXNEXT-6470, ZBXNEXT-6959)
* 暗号化 TCP 接続に SNI が追加されました。(ZBXNEXT-5839)
* hostprototype LLD ルールに、トリガ、マクロ、変更されたフィルタと上書きが追加されました。(ZBXNEXT-6624)
詳細は以下をご覧ください。
https://www.zabbix.com/rn/rn6.0.1