Zabbix 6.0.15 のリリースノート

このドキュメントは 2023 年 3 月 31 日にリリースされた Zabbix 6.0.15 のリリースノートの日本語訳です。
ダウンロードは Zabbix ダウンロードより行えます。
以下はリリースの詳細と、最新情報およびドキュメントを補足するその他情報について記載しています。

不具合修正

* アラートスクリプトのパス検証が修正されました。(ZBX-22622)

* cURL 使用時に認証なしのファイルシステムアクセスが行われていた問題が修正されました。(ZBX-22588)

* データベースへの接続が失われた場合の終了処理が修正されました。(ZBX-22097)

* ClickHouse by HTTP テンプレートの保存前処理が最適化され、LLD ルールが追加されました。(ZBX-21576)

* 監査ログで System ユーザをフィルター処理できるようになりました。(ZBX-21669)

* PostgreSQL by Zabbix agent 2 テンプレートに “Checksum failures” アイテム用のバリューマッピングが追加されました。(ZBX-22261)

* 継承された Web シナリオ編集画面で autofocus が設定されていない問題が修正されました。(ZBX-22413)

* 編集モードでのダッシュボード上のデバッグ情報の位置が修正されました。(ZBX-22507)

* Graph ウィジェットに時々水平スクロールバーが現れていた問題が修正されました。(ZBX-22506)

* Graph ウィジェットのヒントボックスが、静的とされた場合に頻繁に上部に飛んでしまう問題が修正されました。(ZBX-22512)

* Veeam Backup テンプレートの Readme ファイルにライセンス情報が追加されました。(ZBX-22403)

* Redis by Zabbix agent 2 テンプレートの保存前処理段階が最適化されました。(ZBX-21596)

* テンプレートのバージョンが Zabbix のバージョンと一致していない問題が修正されました。(ZBX-22520)

* グローバルなスクリプト名の検査に、メニューパスが含まれるように変更され、そのスコープ内での一意性の検査が行われるようになりました。(ZBX-19466)

* 最新データとグラフのサブフィルターが頻繁に選択されたオプションを隠してしまう問題が修正されました。(ZBX-22073)

* 全てのオブジェクトが破壊された場合でさえも、JavaScript で HttpRequest の上限に達してしまう問題が修正されました。(ZBX-22490)

* HAProxy http/agent テンプレートが負荷をワーカに分散するよう最適化されました。(ZBX-21578)

* スロットリングが使用された場合の依存アイテムの回復が修正されました。(ZBX-21906)

* Windows 用の Zabbix agent 2 の設定ファイルから syslog の LogType が削除されました。(ZBX-21723)

* 不正な引数を含む、集約関数 count を持つアイテムのテストがクラッシュしていた問題が修正されました。(ZBX-22407)

* 「監視データ」->「障害」画面で「データがありません」のメッセージ形式が修正されました。(ZBX-22056)

* NULL を返した場合に、SNMP エージェントアイテムが取得不可状態に移行してしまう問題が修正されました。(ZBX-22026)

* ダッシュボードのグラフウィジェットのヒントボックスの誤った時刻が修正されました。(ZBX-22411)

* 「管理」->「地理マップ」の属性フィールドで HTML タイプが強調されるようになりました。(ZBX-21902)

* グラフプロトタイプのプレビューで “undefined offset” という実行時エラーが発生する問題が修正されました。(ZBX-18288)

* $ZBX_SERVER_PORT も定義されていないと $ZBX_SERVER の値が無視される問題が修正されました。(ZBX-21963)

* ディスカバーされた計算型アイテムの「有効」ボタンが修正されました。(ZBX-21802)

* 監視データ画面で特定のホストをクリックした際にフィルターがクリアされない問題が修正されました。(ZBX-21642)

* グラフでアイテムの並びが変わった後の誤った色の更新が修正されました。(ZBX-22186)

* マスターアイテムが Web アイテムの場合の依存 LLD ルールのインポートとエクスポートが修正されました。(ZBX-19339)

* 空のユーザロール名が入力された時のユーザーの役割更新ページが修正されました。(ZBX-21813)

* wmi.get キーと wmi.getall キーのパラメータが必須に変更されました。(ZBX-22188)

* テンプレート化されたアイテム、アイテムプロトタイプ、スクリプトタイプのディスカバリルールのステータスや他のフィールドが更新できない問題が修正されました。(ZBX-21238)

* マップの中の二つの要素の間のリンク指示として使われている無効化されたトリガが存在する場合、マップのナビゲーションツリーが正しく動作しない問題が修正されました。(ZBX-21834)

* トリガー条件式関数の引用符付きパラメータのエスケープ処理が修正されました。(ZBX-22259)

* 複数のトリガが障害状態にあるときのマップのリンクの色と描画スタイルの選択が修正されました。(ZBX-22241)

* Firefox でタブフィルターのソートのイベントの最後で実行されるタブフィルターアイテムのクリックイベントが修正されました。(ZBX-22203)

* ローダブルプラグインを持つ Zabbix agent 2 を起動する際の競合条件が修正されました。(ZBX-22434)

* Zabbix Web サービスの依存関係が更新されました。(ZBX-22229)

* Docker テンプレートの Readme ファイルが更新されました。(ZBX-20801)

* Kubernetes cluster state by HTTP テンプレートで、 PVC ディスカバリのメトリックの保存前処理が修正され、存在しない PVC ステートが削除され、ステートのフェーズが一個のフェーズメトリックに統合され、PV ディスカバリが追加されました。(ZBX-22298)

* tar アーカイブから抽出されたファイルが “make clean” コマンドで削除されてしまう問題が修正されました。(ZBX-22079)

* 既に変換された値にアイテム値のマップが適用される問題が修正されました。(ZBX-22222)

機能追加・改良

* TimescaleDB の最新サポートバージョンが 2.10 に上げられました。(ZBXNEXT-8312)

* MariaDB の最新サポートバージョンが 10.11 に上げられました。(ZBXNEXT-8317)

* JavaScript の btoa 関数と HttpRequest の post/put メソッドに 配列と Buffer のサポートが追加されました。(ZBXNEXT-7759)

* Zabbix agent 2 Oracle プラグインに sysdba、sysasm、sysoper のログインオプションが追加され、Oracle by Zabbix agent 2 テンプレートのドキュメントが更新されました。(ZBXNEXT-8071)

* JavaScript エンジンで rs256 を使用したデータの署名がサポートされました。(ZBXNEXT-8241)

* Azure テンプレートにストレージのアカウントが追加されました。(ZBXNEXT-8208)

詳細は以下をご覧ください。

https://www.zabbix.com/jp/rn/rn6.0.15