Zabbix 4.4.8 のリリースノート

このドキュメントは2020年4月27日にリリースされたZabbix 4.4.8のリリースノートの日本語訳です。
ダウンロードはZabbixダウンロードより行えます。
以下はリリースの詳細と、最新情報およびドキュメントを補足するその他情報について記載しています。

不具合修正

  • haproxy.version の保存前処理が変更され、ディスカバリールールが http と tcp サービスに分割されました。(ZBX-17571)
  • 時間選択ボタンの状態が修正されました。(ZBX-17524)
  • ユーザ定義マクロに関連する API メソッド のバリデーションが修正されました。(ZBX-17496)
  • クエリ文字列による CSS ファイルとスプライト画像のバージョニングが追加しました。(ZBX-17532)
  • ブラウザの自動補完とマルチセレクトのサジェストが重なってしまう不具合が修正されました。(ZBX-17501)
  • 検索フィールドの値が誤って小文字に変換されてしまう不具合が修正されました。(ZBX-17402)
  • vfs.fs.inode を呼び出し時に、プロセスがクラッシュする不具合が修正されました。(ZBX-17505)
  • Zabbix プロキシ経由で監視されている TLS 証明書による暗号化が設定されたホストのメタデータ、IP、ポートの更新が修正されました。(ZBX-17412)
  • Windows での zabbix_agent2 のコンパイルエラーが修正されました。(ZBX-17558)
  • ローカライズされた Windows システムでの組み込みカウンタインデックスの書き換えが修正されました。(ZBX-17140)
  • curl_easy_setopt の戻り値のチェックが修正されました。(ZBX-16959)
  • 「最新データ」のヒストリページにおける「リセット」ボタンの不具合が修正されました。(ZBX-17423)
  • ppc64le アーキテクチャでの Duktape クラッシュが修正されました。(ZBX-17551)
  • メタイムアウトを 65 秒に延ばすことによりメディアタイプテストの接続タイムアウト問題が修正されました。(ZBX-16112)
  • アクティブチェック中に HostInterfaceItem がリフレッシュされない不具合が修正されました。(ZBX-17377)
  • テンプレートのインポート時にテンプレートにリンクしていたアイテムのアプリケーションが削除されていた不具合が修正されました。(ZBX-17395)
  • 複数の sortfield が指定されている場合の sortorder の DESC オプションが修正されました。(ZBX-17359)
  • zabbix_agent2 が Unix プラットフォームで OpenSSL 1.0.1、1.0.2 を使用できるようになりました。(ZBX-16772)
  • zabbix_agent2 の man ページのエラーが修正されました。(ZBX-17500)
  • fping 失敗時のエラーメッセージが修正されました。(ZBX-17336)
  • 「レポート」-「障害発生数上位100項目」ページにおけるフィルタの不具合が修正されました。(ZBX-17427)
  • 「障害」ページを CSV ファイルにエクスポートする際に空白セルがスキップされる不具合が修正されました。(ZBX-17428)
  • web.page.regexp キーの length パラメータの不具合が修正されました。(ZBX-17461)
  • 「Template DB MySQL by Zabbix agent」における説明が修正されました。(ZBX-17457)
  • Oracle データベースのエンコーディングチェックのエラーが修正されました。(ZBX-17508)
  • 応答がない場合に、web.page.get がタイムアウトするように修正されました。(ZBX-17442)
  • トリガー条件ダイアログで既存の条件式を開く際に負の数値が正しく表示されるように修正されました。(ZBX-17429)
  • CurlHttpRequest の GET メソッドでの空のパラメータの処理が修正されました。(ZBX-17518)
  • URL バリデータが相対的な URL も受け付けるように修正されました。(ZBX-17012)
  • Oracle クエリがマルチステートメントとして解釈されていた不具合が修正されました。(ZBX-17507)
  • Zabbix agent 2 の HostMetadataItem と HostInterfaceItem の処理が修正されました。(ZBX-17368)
  • メンテナンス更新時のデータベースリクエストが最適化されるようになりました。(ZBX-17275)
  • 別のプロセスをフォークしたいくつかのメトリクスを実行する際に Zabbix agent 2 でハングする可能性があった不具合が修正されました。(ZBX-17502)
  • {EVENT.OPDATA} マクロで内部イベントをエスカレートするとサーバーがクラッシュする不具合が修正されました。(ZBX-17398)
  • DST がサマータイムに変更された場合のメンテナンス計算の誤りが修正されました。(ZBX-9387)
  • フィルタにおける最大選択期間のバリデーションが修正されました。(ZBX-17390)

機能追加・改良

  • メディアタイプに「Telegram」が追加されました。(ZBXCTR-1)
  • ウェブセットアップウィザードで、データベースの接続性テストのためにテーブルを作成したり削除したりしないように変更されました。(ZBXNEXT-4829)
  • Webhook に base64 エンコード、デコード機能が追加されました。(ZBXNEXT-5734)

詳細は以下のページをご覧ください。

https://www.zabbix.com/rn/rn4.4.8

インストールおよびアップグレードについて

インストール

詳細はZabbixマニュアル(英語)を参照してください。

アップグレード

Zabbixバイナリを再コンパイルし、フロントエンドのPHPファイルを更新します。Zabbix 1.8.xからの移行の場合はデータベースパッチを実行します。詳細なアップグレード手順についてはZabbixマニュアル(英語)を参照してください。

参考文献

Zabbix 4.4マニュアル(英語)