このドキュメントは 2024 年 9 月 24 日にリリースされた Zabbix 7.0.4 のリリースノートの日本語訳です。
ダウンロードは Zabbix ダウンロードより行えます。
以下はリリースの詳細と、最新情報およびドキュメントを補足するその他情報について記載しています。
不具合修正
* プロキシグループおよびプロキシを同時に削除した場合のクラッシュが修正されました。[Server](ZBX-25238)
* 非同期 SNMP ポーラにリトライが追加され、パケットが一つ失われた時の失敗が回避されるようになりました。[Proxy][Server](ZBX-25176)
* 翻訳文字列中のタイポが修正されました。[Frontend](ZBX-25239)
* TLS 暗号設定のサポートが Zabbix agent 2 に追加されました。[Agent](ZBX-24954)
* サービスが設定されていない場合にサービスマネージャの障害キャッシュを非活性化する機能が追加されました。[Server](ZBX-25154)
* ブラウザオブジェクトに switchFrame() メソッドが追加されました。[Proxy][Server](ZBX-25073)
* アイテムキーのパラメータとして ‘cmdline’ を使用した場合の Solaris 用 Zabbix agent のクラッシュが修正されました。[Agent](ZBX-25195)
* history.push により重複したタイムスタンプを持つヒストリ行が挿入される可能性があった問題が修正されました。[Server](ZBX-24733)
* アクションログページのスクリプトの実行ステータスが修正されました。[Frontend](ZBX-24997)
* 何もトレンドが設定されていない場合、バイナリ型アイテムとアイテムプロトタイプでゼロが表示される問題が修正されました。[Frontend](ZBX-25106)
* DNS 設定の更新後の DNS 名前解決が修正されました。[Server](ZBX-25025)
* Zabbix sender から複数の送信先にデータを同時に送信する場合のエラーが修正されました。[Agent][Proxy][Server](ZBX-25085)
* リクエスト間の時間間隔が非常に大きくなった場合に vmware.*.property アイテムの結果が空となる問題が修正されました。[Proxy][Server](ZBX-25045)
* スクリプト用テキストエリアでのタブキー押下の動作が要素の変更からインデントの適用に変更されました。[Frontend](ZBX-25068)
* ヌルポインタの計算による JSON ライブラリでのクラッシュが修正されました。[Agent][Proxy][Server](ZBX-25127)
* ネットワークディスカバリの SNMP OID パーシングが修正されました。[Proxy][Server](ZBX-24995)
* 保存前処理ステップが変更なしの場合の設定同期中の保存前処理のヒストリのリセットが削除されました。[Server](ZBX-24993)
* 既にテンプレートで使用されている名前を持つホストをインポートする際の未定義インデックスエラーが修正されました。[API](ZBX-24485)
* ホストインターフェースにカスタム値が使用された場合の Zabbix proxy での自動登録が修正されました。[Proxy](ZBX-24731)
* Zabbix agent 2 のアクティブチェックの更新頻度の RefreshActiveChecks 設定パラメータへの対応が改善されました。[Agent](ZBX-24801)
* Templates ページからテンプレートでない設定ファイルをインポートした場合のエラー通知が修正されました。[API](ZBX-24526)
* Zabbix agent 2 とローダブルプラグインのプロトコル不一致エラーが修正されました。[Agent](ZBX-24245)
* タイムゾーンの食い違いによりレポートのスケジューリングエラーが発生する問題が修正されました。[Server](ZBX-22557)
* 非 Superadmin ユーザでユーザグループを持たないユーザによる警告の取り出しでのクエリ生成エラーが修正されました。[API](ZBX-24792)
* パーセンタイルラインがクラシックグラフの外側に表示される問題が修正されました。[Frontend](ZBX-25026)
* ユーザディレクトリを指定せずに LDAP 認証を有効化することが抑止されるようになりました。[API](ZBX-24099)
* 手動入力のあるスクリプトのパーミッション検査が修正されました。[Frontend](ZBX-25084)
* テキストがマクロの前に追加された場合、マクロ関数がそれを無視するという問題が修正されました。[Server](ZBX-24950)
* Item ヒストリウィジェットでカラム設定フォームをセーブする際にクラッシュする問題が修正されました。[Frontend](ZBX-25122)
* Zabbix agent 2 の実行時コマンド結果が stderr に出力されるように修正されました。[Agent](ZBX-22761)
* ceph.status キーに対する別のデータソースパーシングが追加されました。[Agent](ZBX-23535)
* MIPS アーキテクチャでの Zabbix agent 2 のビルドが修正されました。[Agent](ZBX-24418)
* system.run[,nowait] が、system.run[,wait] と同様にダブルクォートを含むように修正されました。[Agent](ZBX-24471)
* アトミック変数がより安全に使用されるように更新されました。[Agent](ZBX-24619)
* アイテムタグに特殊文字が含まれている場合のグラフページ上でのタグによるサブフィルターを適用した場合のエラーが修正されました。[Frontend](ZBX-24052)
* 最新データページでタグの値のサブフィルター適用後にタグ間の空白がなくなる問題が修正されました。[Frontend](ZBX-24051)
* テンプレートのクローン処理が遅い問題が修正されました。[Installation][Server](ZBX-24819)
* ユーザが他のユーザにより削除されたホストを有効化/無効化しようとした場合に JSON エラーを伴う空白のページが返される問題が修正されました。[Frontend](ZBX-24039)
* SVG グラフウィジェットで右の Y 軸がデフォルトで有効になっている問題が修正されました。[Frontend](ZBX-24570)
* description フィールドに欠けていた maxlength パラメータが追加されました。[Frontend](ZBX-24725)
* SNMPv3 認証プロトコルおよびプライバシープロトコルの取得していない値がアイテムテストの際にサーバに送信される問題が修正されました。[Frontend](ZBX-24691)
* アイテム保存前処理の “Custom on fail” チェックボックスが読み取り専用となっており、かつ、状態のトグルが無効化されている問題が修正されました。[Frontend](ZBX-24874)
* テンプレートをホストページを通じてインポートする際にホストのトリガを更新する試みが抑止されるようになりました。[API](ZBX-23315)
* マップの要素とシェープの最大フィールド長の問題が修正されました。[API][Frontend](ZBX-24750)
* アラートシンカーのアラートテーブルへのポーリング回数が削減されました。[Server](ZBX-25081)
* HTTP agent のカスタム間隔のマクロの使用方法が修正されました。[Server](ZBX-25020)
* Map ナビゲーションツリーウィジェットのソート処理が修正されました。[Frontend](ZBX-24966)
* 最大長の名前のエントリについての Zabbix Proxy の設定同期の問題が修正されました。[Proxy](ZBX-24675)
* トリガのハウスキーパーについてのドキュメントがより正確になりました。[Server](ZBX-24394)
* “not supported” 状態が選択された場合に無効化されているアイテムを表示しないようになりました。[Frontend](ZBX-24431)
* インターフェースが何もない場合、{HOST.CONN}, {HOST.DNS}, {HOST.IP} マクロについて、ノーティフィケーション中で、展開を中止し空に展開するのではなく、”unknown” と展開されるようになりました。[Server](ZBX-24636)
* Item ヒストリウィジェットでバイナリアイテム使用方法について改善と修正が行われました。[Frontend](ZBX-24554)
* アイテムの選択後、Item ヒストリウィジェットのカラム名が長くなりすぎる問題が修正されました。[Frontend](ZBX-24728)
* ユーザロールのルールで不正な API メソッドが渡されてきた場合の検証が修正されました。[API](ZBX-24339)
* マクロ {EVENT.DATE} および {EVENT.TIME} の展開においてデフォルトのタイムゾーンが修正されました。[Server](ZBX-24760)
* Agent にインターフェースが存在しない場合のリモートコマンドの実行が修正されました。[Proxy][Server](ZBX-24787)
* 翻訳文字列およびコメントがジェンダーニュートラルになるように修正されました。[Frontend](ZBX-24147)
* 古いバージョンの libevent ライブラリの使い方が修正されました。[Server](ZBX-25023)
* {ITEM.LOG.SEVERITY} マクロがトリガの重大度ではなくイベントの重大度に展開される問題が修正されました。[Frontend](ZBX-24650)
* タイプが Script のアイテムのスクリプトフィールドでの行数カウントが修正されました。[Frontend](ZBX-24903)
* アイコンマッピングのヒントボックスが修正されました。[Frontend](ZBX-24730)
* Problems by severity ウィジェットの長いカスタムの重大度名とカウントが修正されました。[Frontend](ZBX-24200)
* 設定マップのインポートで要素アイコンがリセットされない問題が修正されました。[Frontend](ZBX-24466)
* 障害ビューでページを変更したときにタイムセレクタを展開されたままとする機能が追加されました。[Frontend](ZBX-21663)
* エンジン ID が頻繁に変更される場合のポーラおよび SNMP agent アイテムタイプを持つ SNMP ポーラのメモリリークが修正されました。[Proxy][Server](ZBX-24989)
* フロントエンドのメンテナンス設定がドキュメント通りになっていなかった問題が修正されました。[Frontend](ZBX-23174)
* アクション名がメディアタイプとスクリプトのリストで異なって表示される問題が修正されました。各メディアタイプ/スクリプトで使用されているトータルのアクション数が追加されました。[Frontend](ZBX-21838)
* アイテムおよびホストマクロテーブルを読み出す際の設定シンカーの性能が改善されました。[Server](ZBX-25009)
機能追加・改良
* エンティティリストのホスト設定フォームへのリンクが追加されました。[Frontend](ZBXNEXT-9221)
* 監査ログエントリに IP でフィルターする機能が追加されました。[Frontend][Installation](ZBXNEXT-466)
* PostgreSQL 関連テンプレートの {$PG.CONNSTRING} マクロが分割されました。[Templates](ZBXNEXT-9418)
* 新たなマクロ関数およびマクロ関数のサポート、Web シナリオステップでの JSONPath および XPath の抽出が実装されました。[Frontend][Installation][Server](ZBXNEXT-9208)
* アクション条件で使用されているディスカバリチェックに警告アイコンが追加されました。[Frontend](ZBXNEXT-9122)
* MariaDB のサポートされる最大バージョンが 11.5 に更新されました。[Proxy][Server](ZBXNEXT-9416)
* Microsoft 365 reports by HTTP テンプレートが追加されました。[Templates](ZBXNEXT-9318)
* VMware 関連テンプレートが更新されました。[Templates](ZBXNEXT-7936)
* GitHub repository by HTTP テンプレートが追加されました。[Templates](ZBXNEXT-9248)
* TimescaleDB のサポートされる最大バージョンが 2.16 に更新されました。[Server](ZBXNEXT-9408)
* AWS 関連テンプレートに、ロールベース認証での IMDSv2 のサポートが追加されました。[Templates](ZBXNEXT-8937)
* Zabbix server health テンプレートにプロキシグループのディスカバリが追加されました。[Templates](ZBXNEXT-9245)
* 新たなメディアタイプ webhook、 MS Teams Workflow が追加されました。[Templates](ZBXNEXT-9398)
* AWS 関連テンプレートに AssumeRole 認証が追加されました。[Templates](ZBXNEXT-9341)
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