
このドキュメントは 2025 年 9 月 29 日にリリースされた Zabbix 7.0.19 のリリースノートの日本語訳です。
ダウンロードは Zabbix ダウンロードより行えます。
以下はリリースの詳細と、最新情報およびドキュメントを補足するその他情報について記載しています。
不具合修正
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- SQL クエリを必要なトリガーのみを JOIN することにより最適化し、JOIN 後の冗長なフィルタリングを削除することにより、障害およびイベント取得時のパフォーマンスが改善されました。[API] (ZBX-26419)
- アイテムのテストがタイムアウトした際の紛らわしいメッセージが修正されました。[Frontend] (ZBX-25796)
- アイテムおよびホストナビデータウィジェットにおいて、障害の発生していない要素に対する不必要な div タグが削除されました。[Frontend] (ZBX-26337)
- SSH アイテムにおいて SSH の設定ファイル内でのプロキシ経由での接続設定に対するサポートが修正されました。[Proxy] [Server] (ZBX-26873)
- Zabbix エージェント 2 の wmi.get アイテムが誤って “Empty WMI search result” を返却することがある不具合が修正されました。[Agent] (ZBX-19267)
- エージェントの自動登録中に意図せずインタフェース接続モードが変更される不具合が修正されました。[Server] (ZBX-20207)
- FortiGate by HTTP テンプレートにおけるトークンベースの認証メソッドが修正されました。[Templates] (ZBX-25448)
- Zabbix エージェント 2 において Oracle の接続のタイムゾーンが明確に定義されるようになりました。[Agent] (ZBX-26847)
- 背景画像もしくはアイコンのないマップを含むファイルをインポートする際に、それらがクリアされない不具合が修正されました。[Frontend] (ZBX-26472)
- メディアタイプのテスト時のパラメータへの入力文字列が、想定より短く切り詰められる不具合が修正されました。[Frontend] (ZBX-26694)
- ホストのプロキシによる監視設定変更後の SNMP トラップアイテムの処理に関する不具合が修正されました。[Server] (ZBX-26416)
- グラフアイテムを編集する際にディスカバリされたアイテムが選択できない不具合が修正されました。[Frontend] (ZBX-26801)
- アクセス権限がないユーザに対して「監視データ」→「ホスト」ページの障害へのリンクが表示されないように修正されました。[Frontend] (ZBX-20964)
- エージェントの自動登録モードにおいて、TLS パラメータの更新が適用されるように修正されました。[Server] (ZBX-26621)
- アイテム、アイテムのプロトタイプおよび LLD の設定フォームにおいて JMX エンドポイントが更新できない不具合が修正されました。[Frontend] (ZBX-26440)
- 参照するアイテムウィジェットが利用できない場合のグラフおよび円グラフウィジェットにおける設定フォームのバリデーションが改善されました。[Frontend] (ZBX-25041)
- LDAP 認証設定におけるメディアタイプのマッピングの「有効な時間帯」のフィールドに対する文字列のトリミングの不具合が修正されました。[Frontend] (ZBX-24720)
- VMware Event Collector がネットワークエラーでハングする不具合が修正されました。[Proxy] [Server] (ZBX-26892)
- Windows の Zabbix エージェントにおける時刻の誤りが修正されました。[Agent] (ZBX-26920)
- 新しいバージョンへの更新後に即座にバージョンチェックが実行されるようになりました。[Frontend] (ZBX-25669)
- PHP 8.1 においてトレンドグラフの色が正しく描画されない不具合が修正されました。[Frontend] (ZBX-22786)
- ハニカムウィジェットが無効化されたアイテムを表示しないように修正されました。[Frontend] (ZBX-26044)
- 依存するトリガーのプロトタイプに対するリンクのスタイルに一貫性がない不具合が修正されました。[Frontend] (ZBX-25540)
- グラフおよび円グラフウィジェットにおいてデータセットを削除後に TypeError が発生する不具合が修正されました。[Frontend] (ZBX-26482)
- 管理者ユーザが「監視データ取得」を実行できない不具合が修正されました。[API] [Frontend] (ZBX-26202)
- MFA が有効になっているユーザグループからユーザを削除する際に MFA TOTP シークレットが削除されない不具合が修正されました。[API] (ZBX-24603)
- 算出された時間が無限の場合に timeleft()
関数がアイテムを利用不可にする代わりに 1.7976931348623157E+308 を返す不具合が修正されました。[Server] (ZBX-25739)
- ネットワークディスカバリにおいてデバイスの固有性を特定する基準に IP アドレスが設定されていない場合、複数の IP アドレス上で検出されたホストに対して重複してホストが作成される不具合が修正されました。[Server] (ZBX-26863)
- 最新データページにおけるタグ表示の不一致と不必要な省略記号が修正されました。[Frontend] (ZBX-24885)
- ユーザの自動ログアウトで SAML 認証データが削除されない不具合が修正されました。[Frontend] (ZBX-21975)
- zabbix-helm-chart 更新後の Kubernetes テンプレートが修正されました。[Templates] (ZBX-24495)
- Zabbix sender から使用されていない ListenBacklog パラメータが削除されました。(ZBX-26879)
- ホストおよびテンプレート編集フォームでグループを作成する際に最大文字列長が設定されていない不具合が修正されました。[Frontend] (ZBX-26463)
- トリガーの運用データの古いヒントボックスが現在のものに置き換えられました。[Frontend] (ZBX-25103)
- スクリプト設定時の高度な設定における「デフォルトの入力値」に対するバリデーションエラーが修正されました。[API] (ZBX-26025)
- アイテムが大量に設定されているホストのアイテム一覧ページの性能が最適化されました。[Frontend] (ZBX-25972)
機能追加・改良
- 障害一覧ページで「コンパクト表示」でなくても「行を強調表示」が可能になりました。[Frontend] (ZBXNEXT-10143)
- Zabbix server/proxy health テンプレートの Preprocessing throughput 監視が拡張されました。[Templates] (ZBXNEXT-10106)
- Vyatta Virtual Router by SNMP テンプレートが追加されました。[Templates] (ZBXNEXT-9819)
- Zabbix エージェント 2 の Oracle プラグインに TNS 名のサポートが追加されました。[Agent] (ZBXNEXT-9933)
- Huawei OceanStor Dorado by SNMP テンプレートのデバイスカバー範囲が改善されました。[Templates] (ZBXNEXT-10107)
- Aruba CX 8300s by SNMP テンプレートが追加されました。[Templates] (ZBXNEXT-10123)
- SMART by Zabbix agent 2 テンプレートにディスクディスカバリのタイプ選択に対する新しいマクロが追加されました。[Templates] (ZBXNEXT-10152)
- TimescaleDB 2.18.0 から非推奨となっていた API の削除準備が行われました。[API] (ZBXNEXT-10027)
- Ciena 3906 by SNMP テンプレートが追加されました。[Templates] (ZBXNEXT-10017)
- Meraki テンプレートが API リクエストのレート制限を処理できるように更新されました。[Templates] (ZBXNEXT-9255)
- Zabbix JS および Zabbix get ユーティリティに対してタイムアウトの範囲が変更されました。[Agent] [Tools] (ZBXNEXT-9902)
- MariaDB の最大サポートバージョンが 12.0 に更新されました。[API] [Proxy] [Server] (ZBXNEXT-10077)
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