
このドキュメントは 2025 年 8 月 25 日にリリースされた Zabbix 7.0.18 のリリースノートの日本語訳です。
ダウンロードは Zabbix ダウンロードより行えます。
以下はリリースの詳細と、最新情報およびドキュメントを補足するその他情報について記載しています。
不具合修正
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- 新しい SNMP デバイスが追加された際にクラッシュする不具合が修正されました。[Proxy] [Server] (ZBX-26868)
- Zabbix エージェント上でアクション処理もしくは手動アクションによりスクリプト実行する際のタイムアウトが、パッシブインターフェースが存在する場合それを利用して回避するように修正されました。[Proxy] [Server] (ZBX-26510)
- 特権管理者以外のユーザにホストグループおよびテンプレートグループの作成フォームを表示しないように修正されました。[Frontend] (ZBX-26649)
- system.localtime アイテムでデータを処置する際にクラッシュする不具合が修正されました。[Server] (ZBX-26775)
- Zabbix エージェント 2 上でアクション処理もしくは手動アクションで実行されるアクティブモードでのスクリプト実行の出力がない場合にタイムアウトする不具合が修正され、60 秒以内にアクティブエージェントがスクリプトを取得することによりタイムアウトが修正されました。[Proxy] [Server] (ZBX-24799)
- configuration.importcompare API のレスポンスにおいて、インポートに関連しないパラメータを表示しないように修正されました。[API] (ZBX-25388)
- SNMP walk から JSON の保存前処理の入力が空の場合に、エラーではなく空の JSON 配列を返すように修正されました。[Proxy] [Server] (ZBX-25887)
- Elasticsearch Cluster by HTTP テンプレートのトリガーが修正されました。[Templates] (ZBX-25288)
- サービスの追加のルール設定で条件式の選択肢をマウスオーバした際に、生の HTML がツールチップに表示される不具合が修正されました。[Frontend] (ZBX-26539)
- 現在時刻でトレンドを受信後、再度過去の時刻で受信した際にトレンドの同期が遅延する不具合が修正されました。[Server] (ZBX-24311)
- JSON の誤ったパースにより Zabbix エージェントのアクティブリモートコマンドがタイムアウトが発生する不具合が修正されました。[Agent] (ZBX-26723)
- Zabbix エージェント 2 の S.M.A.R.T. プラグインにおける media_error のオーバフローの不具合が修正されました。[Agent] (ZBX-25872)
- ディスカバリで生成されたアイテムのヒストリおよびトレンドの保存期間が保存しないに設定されている場合の表示方法が修正されました。[Frontend] (ZBX-26030)
- Zabbix エージェント 2 の RefreshActiveChecks の設定が正常に適用されない不具合が修正されました。[Agent] (ZBX-26745)
- テストダイアログでユーザマクロが動作しない不具合が修正されました。[Frontend] (ZBX-26606)
- 地理マップのプロバイダから Stamen マップが削除されました。[Frontend] (ZBX-25668)
- マップの URL 設定表示のソート順が修正されました。[Frontend] (ZBX-26683)
- Oracle Cloud by HTTP テンプレートのドキュメントにおけるポリシールールが更新されました。[Templates] (ZBX-25371)
- バッチ選択により、Zabbix プロキシでの部分設定同期の性能が改善されました。[Proxy] (ZBX-26732)
- ネットワークマップ の拡張ラベルのカスタムラベルに文字列長のバリデーションが追加されました。[API] (ZBX-26089)
- Zabbix エージェント 2 の Oracle プラグインのテーブルスペースクエリに Null 値チェックが追加されました。[Agent] (ZBX-25094)
- ネットワークディスカバリの設定フォームにおける探索方法の設定およびラジオボタンの不具合が修正されました。[Frontend] (ZBX-24027)
- 受信および送信 bit のアイテムに対する誤った計算方法が修正されました。[Frontend] (ZBX-25820)
- QR コード画像にマージンが追加されました。[Frontend] (ZBX-26378)
- Zabbix エージェント 2 の Oracle プラグインに欠落していた権限が追加されました。[Agent] (ZBX-22374)
- Zabbix sender で不正なレスポンスを読み込もうとした際に発生するメモリエラーが修正されました。[Agent] (ZBX-26697)
- 設定ファイルの Include セクションが末尾に移動されました。[Agent] [Proxy] (ZBX-25708)
- TimescaleDB のエラーメッセージが変更されました。[Frontend] (ZBX-26574)
- イベント削除時にヒストリの同期を妨げ、デッドロックを引き起こす housekeeper の挙動が修正されました。[Server] (ZBX-16925)
- AWS ECS テンプレートの JavaScript の不具合が修正されました。[Templates] (ZBX-25196)
- XML XPath の保存前処理で重複したエラーログが出力されないように修正され、XML データ長がエラーメッセージに追加されました。[Proxy] [Server] (ZBX-26730)
- ホスト一覧画面のフィルタリングでタグに含まないなどの否定系の条件を設定した際に、継承されたタグに対して誤ったフィルタリングがされる不具合が修正されました。[API] (ZBX-26078)
- ユーザの自動ログアウト後に undefined array key ‘secret’ が出力される不具合が修正されました。[Feontend] (ZBX-26307)
- データ型を数値に設定した log[] アイテムがログ型に変更される不具合が修正されました。[Frontend] (ZBX-26159)
- グラフ (クラシック)
ウィジェットに対して、関連する監視データおよび権限がない場合の通知表示が更新されました。[Frontend] (ZBX-26374)
- IPv6 で Zabbix フロントエンドの URL が設定された定期レポートの生成時の不具合が修正されました。[Tools] (ZBX-26220)
機能追加・改良
- Zabbix エージェント 2 の S.M.A.R.T. プラグインの smart.disk.discovery キーに ID によるスキャン可能なパラメータが追加されました。[Agent] (ZBXNEXT-9028)
- F5 Big-IP by SNMP テンプレートにおいて File system discovery LLD ルールの Low free space in file system トリガーのオーバライドで利用される {$BIGIP.LLD.OVERRIDE.PART.FILTER_LOW_SPACE_TRIGGER} マクロの正規表現が更新されました。[Templates] (ZBXNEXT-9687)
- AWS Backup Vault by HTTP テンプレートが追加されました。[Templates] (ZBXNEXT-9972)
- SNMP エージェントの walk[] および get[] アイテムが対応する SNMPv3 インタフェースが更新された際にクレデンシャルをリロードするように改善されました。[Proxy] [Server] (ZBXNEXT-9090)
- MariaDB の最大サポートバージョンが 11.8 に更新されました。[API] [Proxy] [Server] (ZBXNEXT-10056)
- TimescaleDB の最大サポートバージョンが 2.21 に更新されました。[Server] (ZBXNEXT-10122)
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