Zabbix 5.2.7 のリリースノート

このドキュメントは 2021 年 06月 28 日にリリースされた Zabbix 5.2.7 のリリースノートの日本語訳です。
ダウンロードは Zabbix ダウンロードより行えます。
以下はリリースの詳細と、最新情報およびドキュメントを補足するその他情報について記載しています。

不具合修正

* ホスト名が数字の場合のトリガ不具合の失敗が修正されました。(ZBX-19424)

* FreeBSD でのコマンド行解析のメモリエラーが修正されました。(ZBX-19139)

* 「キャンセル」ボタンがセットアップの最後のステップで消失する不具合が修正されました。(ZBX-18891)

* VMware の hv uuid が重複した場合のメモリリークが修正されました。(ZBX-19358)

* 中規模と大規模の vc インスタンスに対して、VMware hv マルチパス値の検出が遅かった不具合が修正されました。(ZBX-19114)

* フィルターに空の値が渡された時、API メソッドの内部で別々のデータベーステーブルから全てのデータが取得される不具合が修正されました。(ZBX-19248)

* SAML の高度な設定が “baseurl” オプションを無視していた不具合が修正されました。”use_proxy_headers” にカスタムオプションが追加されました。(ZBX-19320)

* jQuery のバージョンが更新されました。(ZBX-19300)

* メタデータのみのレコードの容量を減らすようヒストリーキャッシュが最適化されました。(ZBX-19340)

* 保存前処理の診断情報が改善されて、キュー中の最も古い値が含まれるようになり、また、合計に done, queued, processing, pending が含まれるようになりました。(ZBX-18524)

* ホストのプロトタイプをリンクする際のメモリエラーが修正されました。(ZBX-19291)

* 空のソースによる logsource 関数のエラーが修正されました。(ZBX-19359)

* 設定キャッシュ中の冗長な lastclock の更新を削除することで性能が改善されました。(ZBX-19313)

* Windows の Agent 2 の不正確なログファイルのタイムスタンプが修正されました。(ZBX-19208)

* ファイルが移動あるいは削除された場合の Zabbix agent 2 のロギングが修正されました。(ZBX-19065)

* サーバ設定ファイルの冗長な ListenIP パラメータが削除されました。(ZBX-19334)

* ヒストリの同期とプロキシからの新しいヒストリの受信の際にロックで費やされる時間を削減することにより、history syncer の性能が改善されました。(ZBX-19307)

* アイテムキーが重複して発見されるのを回避するために、lld manager は同一ホスト上で lld ルールを並行して処理しないように修正されました。同じホスト上に重複したアイテムキーが存在する場合のクラッシュが修正されました。(ZBX-19038)

* プロキシ上で configuration syncer と history syncer 間でデッドロックする可能性が修正されました。(ZBX-19324)

* Zabbix エージェント 2 の Proc プラグインのパニックが修正されました。(ZBX-19209)

* プロキシがローカルの lastlogsize と mtime を上書きする不具合が修正されました。(ZBX-19241)

* 複数の障害があった場合にイベントタグが失われる不具合が修正されました。(ZBX-19321)

* Zabbix agent 2 でサポートされていない Windows のサービスコマンドのロギングが修正されました。(ZBX-19063)

* Zabbix agent 2 の Windows services プラグインの2番目のパラメータが修正されました。(ZBX-19099)

* copytruncate ローテーションでの logrt[] 監視が修正されました。(ZBX-18883)

* Zabbix sender を終了する際 Solaris 上ではセマフォがクリーンアップされていなかった不具合が修正されました。(ZBX-19274)

* VMware のイベントを読み込む際、元のエラーを失う可能性がある不具合が修正されました。(ZBX-19233)

* Template DB MySQL の文法の誤りが修正され、ディスカバリルール名が Database discovery にリネームされました。(ZBX-18701)

* 障害更新処理が未だ実行中である際には復旧処理が延期されるようになり、Webhook により返されたタグをセーブしている間のメモリリークが修正されました。(ZBX-19159)

* 復旧イベントの運用データ中の {EVENT.NAME} マクロから {EVENT.RECOVERY.NAME} マクロへの変換が修正されました。(ZBX-19102)

* APC UPS テンプレートで ICMP ping アイテムが削除され、アイテムが別のアプリケーションに移動され、更新間隔が変更され、”指定秒内に変化がなければ破棄” の保存前処理が追加されました。(ZBX-19253)

* 使われていない VMware イベントにメモリを使い過ぎていた不具合が修正されました。(ZBX-19088)

* Slack Webhook のメディアタイプの JavaScript が修正され、文書が更新されました。(ZBX-18673)

* 致命的エラーメッセージテキストのパラメータの前に置かれる余分な単語が修正されました。(ZBX-18372)

* カスタムテーマについての CSS ファイルのバージョン付けが修正されました。(ZBX-19210)

* アクションでエスカレーションのメッセージにカスタムメッセージではなくテンプレートメッセージが使用される不具合が修正されました。(ZBX-18912)

* テンプレート中のコードのスペルが修正されました。(ZBX-18667)

* PostgreSQL テンプレートのデータアイテム “pgsql.ping.time” の単位が変更されました。(ZBX-17454)

* ウィジェットサイズが小さすぎる場合のグラフウィジェットの無限ループが修正されました。(ZBX-19195)

* テンプレート “Elasticsearch Cluster by HTTP” のレイテンシの計算式が変更されました。(ZBX-18809)

機能追加・改良

* VM の親フォルダーのチェーンを持つ {#VM.FOLDER} マクロが VMware VM ディスカバリに追加されました。(ZBXNEXT-6517)

* Web シナリオの変数、Web シナリオのステップ変数、ポストフィールドのサイズが 2000 文字まで拡大されました。(ZBXNEXT-6662)

* 障害のリアルタイムエクスポートプロトコルに深刻度が追加されました。(ZBXNEXT-4910)

* Job discovery、Database discovery 内のバックアッププロセスアイテム、マクロおよび値のマッピングが追加されました。(ZBXNEXT-6589)

* バリューキャッシュに読み込み/書き込みのロックが追加されました。(ZBXNEXT-6497)

* “TiDB by HTTP”、”TiDB TiKV by HTTP”、 “TiDB PD by HTTP” のテンプレートが追加されました。(ZBXNEXT-6504)

* テンプレート “APC UPS Symmetra RX SNMP” が追加されました。(ZBXNEXT-6508)

* APC UPS Galaxy 3500 SNMP、Smart-UPS、Smart-UPS SRT、Symmetra RM のテンプレートが追加されました。(ZBXNEXT-6571)

詳細は以下をご覧ください。
https://www.zabbix.com/jp/rn/rn5.2.7