このドキュメントは 2022 年 03 月 14 日にリリースされた Tomcat 10.0.18 のリリースノートの日本語訳です。
ダウンロードは Tomcat ダウンロードより行えます。
以下はリリースの詳細と、最新情報およびドキュメントを補足するその他情報について記載しています。
不具合修正(Catalina)
* スキップすべき JAR ファイルのデフォルトのリストが更新され、Jakarta EE プラットフォーム用の Apache Log4j の JAR ファイルが含まれるようになりました。(#477)
* 書き換えバルブの型置換フラグはリクエストではなく、レスポンスに対するコンテントタイプを設定すべきでした。この問題が修正されました。(65921)
* オリジナルのリクエストがコンテキストにマップできない場合に書き換えバルブがリクエストをリダイレクトすることが有効化されました。これは、典型的には、ROOT コンテキストが定義されていない場合に発生します。(#479)
* Servlet の破壊中に例外が発生した場合の NullPointerException が修正されました。(65940)
不具合修正(Coyote)
* 65757 のバグ修正で入ったリグレッションが修正されました。65757 のバグ修正は、非リクエストスレッドをより良く特定しますが、ユーザコードで単独のスレッドでシーケンシャルな操作が行われた場合に同様の問題が生じていました。
* 潜在的なスレッドセーフの問題が修正されました。この問題は、HTTP/1.1 のリクエスト処理が、リクエスト全体が受信された時に追加のデータを待って、ウェイトし、潜在的なタイムアウトを引き起こす可能性がありました。
* アプリケーションが、クライアントが HTTP/2 ストリームをクローズした後にそのストリームに書き込みを行おうとした場合に IllegalStateException ではなく IOException がスローされるようになりました。
不具合修正(Jasper)
* Bean または static フィールド、あるいはその両方を使用している EL 式のメソッドの解決時に、呼び出すメソッドの同定の際にカスタム型変換が確実に考慮されるようになりました。
不具合修正(Web applications)
* OpenSSLConfCmd 要素の新しいドキュメントの値属性名が修正されました。
詳細は以下をご覧ください。
https://tomcat.apache.org/tomcat-10.0-doc/changelog.html#Tomcat_10.0.18_(markt)