PostgreSQL 9.1, 9.2 対応 eudc モジュール向けパッチ

最終更新:2020/5/29

SJIS および EUC_JP と、UTF-8の文字コード変換において、外部領域の変換をサポートしている eudc モジュールは、2013年6月時点の最新バージョンである 1.1.0 では PostgreSQL 9.1 以降に対応しておりません。

そこで、PostgreSQL 9.1, 9.2 に対応させたパッチを公開いたします。

eudc 1.1.0 ≫ Download
パッチファイル ≫ Download

パッチファイルの利用方法

eudc モジュールとパッチファイルをダウンロードし、それぞれを展開します。展開した eudc モジュールディレクトリ内で、 patch コマンドでパッチファイルを適用してください。

$ ls
eudc-patch.tar.gz  eudc-1.1.0.tar.gz
$ tar zxf eudc-1.1.0.tar.gz
$ tar zxf eudc-patch.tar.gz
$ cd eudc-1.1.0
$ patch <  ../eudc-patch/eudc-1.1-pg91-92.patch
patching file eudc.c

パッチ適用後は、PGXS ビルドフレームワークを使用してコンパイルし、お使いの PostgreSQL にインストールしてください。インストール完了後、利用したいデータベースへ eudc モジュールを登録してください。

$ USE_PGXS=1 make 
$ USE_PGXS=1 sudo make install
$ psql -f /usr/local/pgsql/share/contrib/eudc.sql

補足: eudcの現状について

本パッチ公開後 PostgreSQL 9.1 以降に対応した eudc-1.2.0 が公開されましたが、現在(2020年5月時点)では eudc の公式配布サイトは閉鎖されています。なお、PostgreSQL の商用パッケージ製品である PowerGresでは、引き続き eudc 拡張を同梱しています。