Sylpheed Pro 2.0ではデータベースエンジンを一新し、性能強化が図られました。
特に取り込み性能が向上しています。
また、ユーザーインタフェースについても改善されています。
2.0では本文の前方一致検索が可能になりました。
例えば、「メールボックス」が「メール」というキーワードで検索できない、などの検索漏れの可能性が少なくなりました(以前と同様に完全一致による検索も可能です)。
単語の出現頻度などからランクによる重みづけを行い、並べ替えを行うことができるようになりました。
Sylpheed Pro 1.xから2.0にアップグレードする場合はデータベースのアップグレードが必要になりますが、初回実行時に自動的に行われるため、面倒な操作は必要ありません。
Sylpheed Pro 2.0からスケジュール管理機能を新たに搭載しました。
シンプルな操作で簡単に個人スケジュールを管理できます。
* Sylpheed 2.0 で Google カレンダーとの同期機能がありましたが、Google カレンダーの仕様変更により現時点では同期ができません。
現在、対応を検討中です。
その他にも、メールから予定を作成してメールと予定を関連付けたり、予定の時刻が近づいたらメールとダイアログで通知したり、参加者のメールアドレスにメールを送信することができます。
メールに添付されていたり、Webで公開されている iCalendar (.ics) ファイルをインポートすることも可能です。
Sylpheed Proはメールの検索だけでなく、ディスク上に保存されている様々なファイルの全文検索も行うことができます。
セットアップ時にデスクトップ検索を有効にすると、バックグラウンドで定期的にインデックスの作成を行います。
インデックス化されたファイルはメールと同様に検索できるようになります。
初期設定では「マイ ドキュメント」フォルダとデスクトップ上のファイルが検索対象になります。
対象フォルダと、その中から除外するフォルダは自由に追加することができます。
Outlook Expressからの移行がとても簡単になりました。
Sylpheed Proを最初に起動したときにメールデータとアドレス帳を自動的にインポートすることができます。
メール作成時に宛先を入力する場合に、アドレス帳からアドレスを補完し、自動で候補を表示するようになりました。
また、アドレス帳で項目のドラッグ&ドロップによる移動・コピーが行えるようになりました。
これまでは、新しいバージョンがリリースされると、毎回Webサイトを開いてダウンロードを行う必要がありました。
Sylpheed Pro 2.0からは、アップデートチェックで新しいバージョンが見つかった場合、自動的に新しいバージョンのダウンロードとインストールを行うことができます。
また、プラグインごとのアップデートチェックとアップデートが行えるようになりました。
添付ファイル削除プラグインが同梱されるようになりました。
メールの添付ファイルが不要になった場合に、メールから添付ファイルのデータを削除してディスク領域を節約することができます。
「サマリでメッセージを選択したとき常に開く」オプションが有効な場合に、未読マークが意図せずクリアされないようになりました。
テンプレートの編集で、テンプレートの並べ替えが行えるようになりました。
アカウント別の設定として、返信時に引用の前に署名を挿入する設定が追加されました。
分割メールを結合する機能を追加しました。 (ツール – 分割メッセージを結合)
受信中に新着メッセージが即座に一覧に表示されるようになりました。
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