このドキュメントは 2025 年 10 月 29 日にリリースされた Zabbix 7.4.4 のリリースノートの日本語訳です。
ダウンロードは Zabbix ダウンロードより行えます。
以下はリリースの詳細と、最新情報およびドキュメントを補足するその他情報について記載しています。
不具合修正
- 設定キャッシュにアイテム取得不可エラーを保存しないようにすることで、パフォーマンスとメモリ使用量が改善されました。[Proxy] [Server] (ZBX-27113)
- トリガー値の更新時に新しいタイマーが割り当てられる不具合が修正されました。[Server] (ZBX-27111)
- FortiGate by SNMP テンプレートの「Outbound packets discarded」アイテムに保存前処理のステップが追加されました。[Templates] (ZBX-26544)
- マップ設定の「障害の表示」および「メンテナンス中の障害を表示」を利用した障害フィルタがマップナビゲーションウィジェットに追加されました。[Frontend] (ZBX-22157)
- 「Cannot delete default MFA method」のチェックに対する条件が修正されました。[API] (ZBX-27059)
- 共有メモリ利用時にロックが欠落していたことにより「cannot get secrets for path」エラーでクラッシュが発生する不具合が修正されました。[Proxy] [Server] (ZBX-26818)
- ホストに設定された要素一覧ページでのチェックボックスの状態に関する不具合が修正されました。[Frontend] (ZBX-26548)
- 依存アイテムで同様のパラメータを再利用する際の「Prometheus から JSON」の保存前処理のパフォーマンスが改善されました。[Proxy] [Server] (ZBX-24504)
- ウィジェットの強制更新に対して再ブロードキャストが実行される機能が実装されました。[Frontend] (ZBX-26069)
- Firefox においてアイテムのリスト選択が正常に機能していなかった不具合が修正されました。[Frontend] (ZBX-25743)
- 同じタイムスタンプを持つシーケンシャルデータに対する調整が追加されました。[Proxy] [Server] (ZBX-25148)
- ホスト、テンプレートおよびホストのプロトタイプからマクロを検索するためのクエリが変更されました。[Frontend] (ZBX-26501)
- キューの詳細ページに割り当てられていないプロキシが表示される不具合が修正され、プロキシグループによって管理されるプロキシの適用範囲が拡張されました。[Frontend] (ZBX-25394)
- 不必要な設定のリビジョン変更が修正されました。[Proxy] [Server] (ZBX-26795)
- 接続エラーの場合に Zabbix エージェントがアクティブチェックの次の更新を 60 秒後に試行するように修正されました。[Agent] (ZBX-25263)
- macOS もしくはカスタムのライブラリパスを利用した Zabbix サーバおよびプロキシのコンパイルが修正されました。[Proxy] [Server] (ZBX-26910)
- LDAP の設定フォームにおける ldap_jit_interval フィールドに対する誤ったエラーメッセージが修正されました。[Frontend] (ZBX-24046)
- 「選択」ボタンと文字入力による候補表示で表示されるホストグループのリストに差異が発生する不具合が修正されました。[Frontend] (ZBX-25741)
- アイテムのテストや監視データ取得およびリモートコマンドのようなタスクを Zabbix プロキシを通して実行する際の遅延が修正されました。[Proxy] [Server] (ZBX-26893)
- Zabbix サーバがトレンドデータの同期完了後に新しいデータが届いた際に発生する Duplicate entry エラーが修正されました。[Server] (ZBX-26941)
- 円グラフウィジェットのデータセットにおいて設定したウィジェットを変更する機能が修正されました。[Frontend] (ZBX-26776)
- HPE Synergy by HTTP テンプレートにおける JavaScript が修正されました。[Templates] (ZBX-22625)
- Windows の Zabbix エージェント 2 の PDH perf_counter に関連するクラッシュの不具合が修正されました。[Agent] (ZBX-24918)
- Zabbix エージェント 2 の MQTT プラグインが最初の呼び出しに失敗すると接続を確立できない不具合が修正されました。[Agent] (ZBX-26755)
- 絞り込みの保存前処理が使用されている際のグラフのレンダリングの不具合が修正されました。[Frontend] (ZBX-16162)
- SCIM のエラーメッセージにリクエストされたエンドポイントへの言及が追加されました。[API] (ZBX-25038)
- MSSQL テンプレートのマクロ名が変更されました。[Templates] (ZBX-26851)
- グラフウィジェットにおいて新しいデータセットが追加された際に発生する誤ったバリデーションエラーが修正されました。[Frontend] (ZBX-26882)
機能追加・改良
- TimescaleDB の最大サポートバージョンが 2.22 に更新されました。[API] [Server] (ZBXNEXT-10271)
- Stormshield SNS by SNMP テンプレートが追加されました。[Templates] (ZBXNEXT-10245)
- PostgreSQL の最大サポートバージョンが 18 に更新されました。[API] [Proxy] [Server] (ZBXNEXT-10219)
- Zabbix エージェント 2 の Redis プラグインに TLS のサポートが追加されました。[Agent] (ZBXNEXT-7744)
詳細は以下をご覧ください。